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店名 |
すぱろー
|
---|---|
ジャンル | パスタ、創作料理 |
お問い合わせ |
03-3300-3489 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
京王線 千歳烏山駅下車 徒歩7分 千歳烏山駅から404m |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
サービス料・ チャージ |
せたPay LINEPay 利用可 |
席数 |
5席 (カウンター席のみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキング多数 |
ドリンク | ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可、ベビーカー入店可 |
オープン日 |
1977年9月1日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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約半年ぶりの上京。横浜でたいていのことは事足りるのと出不精と。
いうなれば、交通費と時間をかけてまで食べたい店があまりないということである。
でもこちらは、猛暑日であっても、時間と交通費をかけてでも行きたい思い出の店である。
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すぱろーさんとの出会いは、大学1年の時、三畳一間の下宿の先輩が、日曜の昼食に連れて行ってくれたことに始まる。
スパゲティといえば、ミートソースくらいしか知らなかった田舎育ちの私であるが、和風スパなるものに初めて出会った瞬間でもある。
味はとにかく感動的だった。むさぼるように食べ、その日の夕食も、一人ですぱろーさんに伺ったほど、美味しかったのである。
大学を卒業後も、友人、恋人を伴い、何度もおとずれたが、いつでも笑顔のご夫婦が迎えてくれ、お腹も心も満足して帰るのが常だった。
転勤、病などいろいろなことがあり、すっかりすぱろーさんのことは忘れていたが、ひょんなことから思い出し、今回訪問することとなった。約20年ぶりである。
千歳烏山駅西口から甲州街道方向へ向かうが、あまりに街並みが変わっていて道があっているかわからない。記憶を頼りに進むと、それらしき雰囲気の街並みが見えてきた。そして、右手に「すぱろー」の文字が!
まだやっていてくれた、休みでもなかった。
入店すると、おじさんがいつものごとく「いらっしゃませ!こちらの席がよく冷房が効いてますよ。」と席を勧めてくれる。奥様は今日いらっしゃらないようだ。代わりに息子さんだろうか、おじさんと同じく満面の笑みで迎えてくれた。
ランチは、ボイルフランクかサラダ、スパゲティ全種類から一種、スープかコーヒー(アイスも可)、のチョイス制で、未だ750円である!!
大学生のころはランチ650円か700円、ほとんど値上げをしていないのである。社会人になって以降は、「値上げしてもよさそうなのに」と思いつつ、幸せそうなご夫婦の様子に、「好きなことを仕事にして、生活ができる程度儲ければいい」と言われているような気がしたものである。
私は、ボイルフランク、一番人気・個人的にも定番のめんたいこうにあさりしめじ(大盛り100円増し)、アイスコーヒーをお願いした。
まだ空いている店内を見渡すと、相変わらず、カウンター、厨房のいたるところまでピッカピカ、古さを一切感じさせない、まじめな仕事ぶりがうかがえる。こういう店がまずいはずがないのである。
テレビのそばに、奥様の小さな写真が飾られているのを見つけた。
…そういうことか…。
(写真のブレは、多分に涙によるブレであることをお許し願いたい。)
ご主人の仕事は相変わらず丁寧だ。オーダーのたびに麺を茹でるので、出来上がりまで多少時間がかかる。
まずはボイルフランクが登場。なんとはないフランクなのだが、やや酸味のきいた旨だれは、自身で再現しようと何度もトライしたほどだ。腸詰の歯ごたえと旨だれ、何も変わっていない。
そして10分程度で麺が茹で上がり、ソースをまとってやってきた。あっ、アサリがむき身から殻付きになっている。
一口ほうばると、明太、ウニ、アサリ、しめじの旨味が、渾然一体となって押し寄せるが、重すぎない。
麺はやや硬めでもっちりした茹で上がり、歯触りも楽しい。
そう、味も何ひとつ変わっていないのである。
最後のアイスコーヒーに至るまで滑らかで流れるような時を過ごし、あまりの居心地の良さに店を出たくなくなるが、店も混み始めてきた、茹で時間があるため回転が悪い目のこの店のことだ、さっと出ることにしよう。
最後におじさんが、また大きな声で「ありがとうございます。またお越しくださいませ。」と何度も声をかけてくれる。
私個人としては、世界遺産級の店である。そのレガシーを息子さんが受け継いでくれるだろう。悲しみを喜びに変えてくれた瞬間だった。
そして…
奥様は相変わらず店にいらっしゃったのである。