セアダスフラワーカッフェ
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いにしえスイーツ大作戦 第二十回 －紀元前3000年発祥の、正真正銘イニシエ･スイーツ－
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ミルトはちみつのセアダス
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表面はパリパリ
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ミルトはちみつがキモ
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空洞からジワリ流れ出すチーズ
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有機コーヒー
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メニュー総覧
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ミニミニ大作戦
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
セアダスフラワーカッフェ（SEADAS FLOWER CAFFE）
|
|---|---|
| ジャンル | カフェ、洋菓子 |
|
予約・ お問い合わせ |
03-6459-5987 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
電車・徒歩 自由が丘駅から271m |
| 営業時間 | |
| 予算（口コミ集計） |
￥2,000～￥2,999
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （JCB、AMEX、Diners） |
席・設備
| 席数 |
30席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 近くにコインパーキングがあります。 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
メニュー
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| お子様連れ |
可能 |
| ホームページ | |
| オープン日 |
2013年10月3日 |
| 備考 | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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久しぶりの甘モノ喰い倒れコミュオフ。今回数えて3回目と、ほぼ年1回ペースのかなりアクチビチィが低い甘モノ友の会である。これは一重に、コミュ管理人である私の二郎浮気が原因と、密かに囁かれているらしい。さて本日のコースは、自由が丘に集合した後ブラタモリ的に恵比寿辺りまで、東急沿線の甘モノ物件を渡り歩くと言うコンパクトコース。コミュメンバーの皆さまが挙げて下さった候補店群を、果たして何件制覇できるかしら･･･
2015年11月7日
一軒目は自由が丘で売り出し中の個性派カフェ。ほぼ住宅街に溶け込んだ風情の集合店舗の一角にあって、花屋さんとカフェの二足わらじ。お店の佇まいも自由が丘っぽくて大層素敵だが、それよりも禿同したいのは、フードメニューがセアダス一本と言う拘り方と、その拘りメニューを、まるでイタリア風情のオープンカフェで食せるところ。てか私、恥ずかしながらセアダスなる喰いモノをこれまで知らんかった。こりゃあちょっと恥ずかしい。
【ミルトはちみつのセアダス（ドリンクセット）】1000+500=1500円
セアダス･･･5000年以上の歴史を持つと言われる、イタリア･サルデーニャ島の伝統菓子。これだけ古いと、実際に最古かどうか実証する術もなかろうが、いずれにしてもヨーロッパ最古のイニシエ･スイーツの一例てのはまず間違いあるまい。その基本レシピは、薄く伸ばした小麦生地2枚で、細断してから少量のレモンと共に練り上げたペコリーノチーズを挟んで、重なった生地の周縁を潰して閉じて揚げるだけの超シンプルさ。キッチリ揚がってパンパンに膨らんだ熱々チーズ揚げ餃子にハチミツを掛けて、ナイフ&フォークで切り出して食す。まあ、チーズ入りのデカ揚げ餃子と思われたし(x_x) ☆＼(￣￣*)ﾊﾞｼｯ
ここのセアダス、ペコリーノチーズとミルト（銀梅花）ハチミツは、ちゃんとサルディーニャ島産との事で、ここら辺りが相当の拘りなんだろう。これにサルディーニャ島産の甘めデザートワイン（+200円）を合わせるのが定番スタイルらしいのだが、哀しいかなゲコゲコの私は大人しく珈琲セット。冷めないうちに（実際は写真の撮り過ぎでちょっと冷め気味なのだが）、バリバリとナイフを入れてみる。これがちょっとした手強さで、そこそこ切る気構えがないとキッチリ切れない。見た目に違って剛性に富むこの生地とチーズこそ、やはり拘りの質感なのだろう。ペコリーノチーズの、ちょっと派手さを隠した風味と、ミルトハチミツの苦味が協奏して、これ、かなり大人味のスイーツである。
【まとめ】
率直に申し上げて、百花繚乱の現代日本スイーツ事情に照らせば、この味わいはさほどアトラクティブではない。つまり地味だ。だけどもそれは、本来のあるべき姿のセアダスに拘った故の必然なのだろう。現代風アレンジ等とは無縁に思えるこの外観と味わい。でもこれが、遥か5000年前から生き長らえるイタリア郷土菓子の姿の生き写しと言うのであればそれでOK。それを体験する事に価値があるのだ。しかし、デザートワインと合せたら、きっと突き抜けて良いんだろうなぁ。嗚呼!!ゲコで残念至極(ToT)