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食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2023 選出店
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巷のイタリアンよ、かしづくが良い、の巻
巷のイタリアンよ、跪くが良い、の巻
日曜日の夜です。
自由が丘です。
今夜はイタリアンの食事会。
以前、恵比寿の焼き鳥屋さんで同席した方にお誘いいただきました、
イタリアワイン好きのラッコが、このチャンスをスルーするわけも有りません。
まさに隠れ家と呼ぶにふさわしいリストランテ。何度か他の会でご一緒した方をふくめ、九名の男女が閑静な住宅街の一角に馳せ参じます。
シェフはアクアパッツァにいらした方。
詳細は後述しますが、火入れのセンスが抜群。並み居る巷のお店をはるかに凌駕するその技量。
加えてソムリエの方のサーブも完璧。
最初はお任せで泡と白を呑み進めますが、時間の経過とともに、イタリアワインにこうるさいザビエルハゲオヤジが居ると察した手練れのソムリエ。
黒毛和牛の炭火焼きの際には、『赤はいかが致しましょうか?』と問われます。
初めてのお店なので、手頃なものが良いかと思い『そいではサンジョベで』と低姿勢のラッコ。
セラーに鎮座するレ・ペルゴール・トルテが脳裏を掠めたものの、そこは還暦の落ち着き。
はやる心を押さえ込み、『アマは有りまっか?』とキャンティでお茶を濁そうとしますが、ソムリエもさるもの、『アマはお取り扱いしておりませんが、サンジュスト・ア・レンテンナーノは御座います』とのお応え。
良い作り手です。
それにコスパも良い。
『そいではレンテンナーノのクラシコで、あっ、レゼルバじゃなくて良いっすよ』と釘を刺すラッコ。
軽くスルーしたソムリエ。
『ペルカルロもございますが』と、同じ作り手のスーパータスカンをそれとなく進めます。
ああっ、抜きたいんだよなぁ!
開けて欲しいんだろうなぁ・・・!
分かっている人に飲んで欲しいよね、そりゃぁ!
ひとりだったらその提案に乗っちゃうけど、軽く諭吉ニ枚は超えるし、車でいらした方もお出でだし、まだまだ酔っていないし、アハッ\(//∇//)\
なんて会話をやりとりしながら、なんだかソムリエの方も嬉しそう。
だって、ワインの話がしたいんだよぉ〜、絶対。
さてさて前置きが長くなりました。
いただいたコース内容は以下の通りです。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただけれは幸いです。
そしてご馳走さまでした。
<まとめ>
参りました。
イタリアンは三十代の頃、さんざん現地で食い尽くしたはずですが、やはり日本人シェフの繊細な仕立てには敵いません。
還暦オヤジの舌と胃を優しく程よくマッサージ。
甘鯛の松笠仕上げの火入れはパーフェクト。
イカ墨のショートパスタの、なんだよぉ〜、赤ちゃんの頬っぺたのようなムニユムニュ食感。
加えて、沼津の食肉屋さんから仕入れたイチボの肉質と炭焼き加減。肉は火入れが良ければ塩と胡椒で十分。
ああっ、ウンマかった。
〆にはグラッパとブックラム、シチリアはパンテレリア島のビンサントをいただき、久方ぶりのドルチェビータに酔い知れたラッコでした。
<コース内容>
●ストゥッツィキーノ:
・今日の歯ぎれ野菜と塩と水だけの野菜スープ
・豚肉のサルシッチャを詰めたオリーブのフリット
●アンティパストミスト:
・甘鯛:昆布〆
・スジアラ:サラミ仕立て
・太刀魚:炙り、走水産
・白いか:ソテー、トマト
・炭焼き:シャブシャブ仕立て
●グリリアータ:
・甘鯛:クロッカンテ、松笠仕上げ
・揚げ茄子:冷製マリネ
●ズッパ:
・スジアラ:ヴァポーレ
・ドライキノコ
●冷製パスタ:
・フェデリーニ:ジェノベーゼソース
・太刀魚:炙り、走水産
●ショートパスタ:
・トロフィエ:イカ墨
・白いか
・焼き茄子
・バジル
●ブラチョーラ:
・イチボ
・インサラータミスタ
●デザート:
・桃のコンポート
・ヨーグルト
<お酒他>
・Franciacorta:DOCG
Antica Fratta, Cuvee Real, Brut, NV
Cha90%/PN10%
・Vallee d'Aoste:DOP
Blanc de Morgex et de La Salle, 2019,
Maison Vevey Albert
・Chardonnay Colline Pescaresi:IGT
Abruzzo, 2017
・Vino Rosato:
Anphora:Rose Maria, 2020
・Chianti Classico:DOCG
San Giusto a Rentennano, 2016
・Grappa:
Nebbiolo di Valtellina, Invitti, 2015
・Passito di Pantelleria:DOC
Bukkuram, Marco de Bartoli, 2014
・ダブルエスプレッソ
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raccostar
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raccostarさんの他のお店の口コミ
店名 |
mondo(モンド)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
イタリアン 百名店 2023 選出店
食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2023 選出店
イタリアン 百名店 2021 選出店
食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | イタリアン |
予約・ お問い合わせ |
03-3725-6292 |
予約可否 |
完全予約制 アラカルトはなく、おまかせコースの用意。ご予約の際お苦手な食材をお申し付けくださいませ。 |
住所 | |
交通手段 |
東急東横線・大井町線「自由が丘」駅正面口より徒歩8分 自由が丘駅から631m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥6,000~¥7,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、VISA、Diners、Master) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
10% |
席数 |
10席 (席数を16から10に減らして、よりきめ細かいサービスになりました。) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くにコインPあり、駐輪場もございません。自転車、バイクでのご来店はご遠慮ください |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間 |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる |
お子様連れ |
お子様連れのご予約はお電話にて承ります。 |
ドレスコード | 短パンサンダルというカジュアルすぎるのはご遠慮いただくようお願いいたします。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2008年7月8日 |
備考 |
2018年8月より大きなテーブルをお客さんで共有する座席に。お料理もより生産者をフューチャーした内容に。一見見たことある料理でもより深い味わいになっています。 |
お店のPR |
自由が丘の隠れ家で、北&南イタリアで育まれた郷土の味を堪能する
【mondo】は自由が丘の住宅街にある隠れ家イタリアン。車道から小径に入り、階段を降りると一軒家の店が現れます。敢えてわかりにくい場所を選んだのは、到着までのワクワク感を楽しんでもらいたいから。そんな期待に膨らむゲストの気持ちに、オーナーシェフの宮木康彦が応えます。料理は昼も夜もおまかせコース一本で、季節の食材を散りばめたもの。北イタリアや南イタリアなど宮木氏が現地で学んだ郷土料理をベース... |
初投稿者 |
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日曜日の夜です。
自由が丘です。
今夜は凡そ一年半ぶりのこちら、【mondo】さんにお伺いしました。
お店と懇意にしている方が主催された食事会です。
目玉は京中(熟成牛の嚆矢、中勢以さんが京都に移転され、京都 中勢以の屋号に)の熟成牛。
その中勢以さんですが、十数年前に線路の反対側に小売りの路面店を出されていた頃、ノテノテとお伺いして熟成牛のウチモモを購入。ラッコの巣のフライパンでステーキにしましたが、舌の鋭敏な亡きカミさんも納得の旨味。
当時はまだ馴染みのなかったドライエージングの技術に、やはり、違うなぁ、と感動したものの、なかなか再訪に及ばず、いつのまにか京都に移転。
そのお肉をいただけるなんて、こんなチャンスを逃す訳も有りません。
集合時間は18時。
再開発中の駅前を抜け、お店の前に到着。細い小径を抜けて階段を降りるとお店の玄関。隠れ家感、満載ですね。
さてさてそれでは本題です。
いただいたコース内容は以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<まとめ>
店内に入りソムリエの方にご挨拶。
一言二言会話を交わしていると、『ああっ、二年前、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノのキャンティをご注文された方だ、思い出しました、アハッ』と、笑顔の田村氏。
『ええっ、良くぞ覚えていらっしゃいました』
『勿論です。今夜も基本はペアリングをご用意しておりますが、何かお好みのワインが有ればボトルで空けちゃいましょう』
『中勢以さんですからね、やはりサンジョべかネッビオーロかな?』
『ネッビオーロはね、熟成肉にフィットした経験が無いんですよぉ』
『アイヤァ、そいではやはりサンジョべのスーパータスカンで決まりかな?』
『ハハッ、そいではペルカルロですかね。2014と2015が今は飲み頃ですが』
・・・と会話を楽しみ、2014と2015の特徴をご説明いただいた上で、華開きが早い2014を選択。
アアッ、ワインの会話は楽しい。
『カーゼバッセのリゼルバ1999を空けていただく方が居らっしゃらないかなぁ』なんて次のジャブを放つソムリエ田村氏。
『ううっ、さ、誘われてしまいました、グフッ』と幹事に秋波を送るラッコ。
『上限を決めてからにしましょう、エヘッ』と幹事さま。
ああっ、楽しかった、グフッヾ(≧▽≦)ノ
<コース内容>
京中(京都 中勢以)さんの熟成肉は常備されているわけでは有りません。ご興味のある方は、お店とご相談されるのがよろしいかと思います。
ワインは基本のペアリングに加え、メインにペルカルロを選択しました。
⚫︎Aperitivo:食前酒
・Spumante:Alto Adige, Metodo Classico,
2023, Haderburg, Cha90/PN10
⚫︎Stuzzichino:突き出し
・野菜のスープ
・オリーブ:フライ
⚫︎Antipasto Misto:
・シャブシャブ:クリ(腕)、玉葱ソース
・太刀魚の炙り:レモン
・フリッタータ:由比産桜海老、チーズ
・フリット:王様椎茸、函館
・リエット:メガネ(骨盤横の肉)
⚪︎Collio:DOC, Edi Keber, 2020, RG/Mal
⚫︎Zuppa:
・太刀魚:江戸前
・生ハム:京中
・ホウレン草
・ひよこ豆:ウンブリア州
・出汁:太刀魚の骨
⚪︎Campania:IGP, Particella928, Fiano100%,
2018, Cantina del Barone
⚫︎Primo Piatto:
・熟成但馬牛
・レッサート(茹で料理):低温調理
・めがね(骨盤周辺部位):二か月熟成
・白アスパラガス
・薬味:蕗の薹他の春の山菜
⚪︎Venezia Giulia:IGT, Ribolla100%, 2010,
Josko Gravner
⚫︎Risotto:
・桜海老:由比
・アオサ海苔:球磨川
・柚子胡椒
⚪︎Cerasuolo d’Abruzzo:DOC, 2020, Amorotti
⚫︎Pasta:
・リングイネ
・王様椎茸:函館
・熟成豚ハム:京中
・レフォール(山ワサビ):福田農園@北海道
⚫︎Secondo Piatto:
・熟成但馬牛:クリ、京中
・インサラータミスタ
⚪︎Toscna:IGT, Percarlo, 2014,
Sangiovese. San Giusto A Rentennano
⚫︎Dolce:
・甘夏ババレーゼ:裏庭で収穫
⚪︎Double Espresso