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酔狂老人卍さんの他のお店の口コミ
店名 |
開(カイ)
|
---|---|
ジャンル | 中華料理、四川料理、居酒屋 |
予約・ お問い合わせ |
090-8486-5813 |
予約可否 |
予約可 貸切のご予約に関しては、25名以上で承っております。随時ご相談くださいませ! |
住所 | |
交通手段 |
京急北品川駅 徒歩3分 北品川駅から164m |
営業時間 |
|
予算 |
¥2,000~¥2,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
39席 (カウンター:7席 テーブル席:4席×7卓、2席×2卓) |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 32人 |
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
備考 |
飲み放題については、現状登録されている各コースに、 |
お店のPR |
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初投稿者 |
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江戸の昔より宿場町は色町でもあり、(内藤)新宿、板橋、千住、品川はその手の街でもあつた。中に就いても品川は「北の吉原、南の品川」と迄竝び稱された存在にて、昭和三十年代前半までは數多(あまた)青樓が軒を連ねてゐたと云ふ。生憎少年時代は此處より大森寄りで育つたため往時の樣子は與り知らぬ。
震災と戰災で粗方燃えてしまつた所爲か、品川宿の盛況を知る便(よすが)がない。僅かに、舊東海道から一寸入つた路地に昭和三十年代を偲(しの)ばせる建物がちらほらと見受けられるくらゐ。俄(には)かに作られた「日本橋より二里」なる道標(みちしるべ)やら、「お休み處」なる紛(まが)ひ物も、白々しきばかり。
舊東海道を散策するのは、正月と品川神社の例大祭の時くらゐのもんで、街道沿ひの飮食店やら北品川商店街は大抵閉まつてゐる。電波媒體で取り上げられるのも決まつてゐて、疉屋の松岡、古くから續く履物屋(屋號失念)、藥丸君御用達白金佐藤ミート、天麩羅の三浦屋、竹内外科(小學校の同級生の實家)。
當サイトでは何の故かロビンソンクルーソーカレーハウスなる爺さん・婆さんのやつてゐる店が人氣。だが、味の面では取り立てるほどのものはない。或は單なる懐古趣味やも知れぬ。白金佐藤ミートは通る度(たび)に閉つてゐる。三浦屋は一度だけ入つたことがあるが、味の點では首を傾げる他にない。
そんな中、氣に懸かる一軒、否、より正確に云ふなら、氣になつて仕方のない品が一品だけあり、久々舊東海道を歩いてみることにした。店の屋號を(「中華風家庭料理」)開と云ふ。氣になる品とは「開湯麺」。この店と、この品を知るきつかけとなつたのは、確か舊東海道沿ひの寺で開かれた屋外コンサートと記憶する。
和太鼓を中心にサックスやらキーボードと云ふ妙な編成で、津輕三味線を擔當してゐたのが當時無名の上妻宏光。上半身を剥き出しにした井出達にて顏は少年そのもの。しかし一度(ひとたび)撥(ばち)を握り弦に觸れるや、その音(ね)天を驚かし、その響きは地をも動かす。忽(たちま)ちにして心奪はれざるはなし。
さるほどに、舊東海道を品川驛方面に戻ると、前方に過(あやま)たず開の看板が見えた。「中華風家庭料理」の「風」のところだけ反轉してゐるのも以前の儘(まゝ)。これ見よがしに竝べられた紹興酒の甕が怪しげな雰圍氣を釀し出してゐる。熟々(つらつら)菜譜を見遣るも、例の如くありふれた獻立の數々。結局、
・「開湯麺」、五百圓、「半炒飯」、二百五十圓、都合値七百五十圓也。
澄んだスープ(湯)に中位の麺、具は絲にした鶏肉と長葱。菜譜には「醤油味」と斷つてゐるものゝ鹽味に近い。或は少量の淡口醤油を用ゐてゐるやもしれぬ。長葱は小口切り。以前は白髮葱であつたやうな氣もする。胡麻油(香油)が香ばしく、鶏と葱の相性も頗(すこぶ)る良い。麺はもう一寸細めで腰があつたら完璧。
恐らく人工的な「旨味」に頼つてゐるのだらうし、鶏も特別な物とは考へ難い。しかしながら、鶏、葱、香油の按排たるや絶妙にて、思はず知らず箸が進む。試(こゝろ)みに追加した「半炒飯」は、豫(あらかじ)め作り置いたものらしい。具材は叉燒と玉子、それにグリーンピース(青豆)なる簡素な構成で、味惡しからず。
飯は聊(いさゝ)かバサ附くも炒飯用として適當。香の物として澤庵の纖切り。色鮮やかにして氣分惡(わろ)し。例の如く他の客は悉(ことごと)く「油淋鶏」、「魚香茄子」など定食の類(たぐひ)。客席には五十路(いそぢ)あまりの主(あるじ)と女將、厨房内では子息か弟子と思(おぼ)しき若者二人鍋を振るふ。
歸途、商店街の魚屋で生海苔を買つた。賣られてゐる鯖も國内産であることが一目瞭然だし、淺蜊や蜆も良質。今や風前の燈火(ともしび)たる商店街。僅か一週間ばかりの間に續けざまに「祖師谷大藏」、「月島」、そして此處「北品川」と頑張る商店街を見た。だが昔の商店街とは何かゞ違ふ。八百屋と魚屋が見當たらぬ。
魚屋に巡り合つて一安堵。如何に賑(にぎ)わつてゐるやうに見えても八百屋・魚屋がない商店街なんぞ卵を産まぬ鶏に等しい。祖師谷大藏では小規模のスーパーが目立つたし、月島はもんぢや燒き屋ばかり。品川驛東口再開發で商業施設や高層住宅が出來た。だが、それで北品川商店街が榮えたと云ふ話は聞かぬ。