新小岩の、路地裏のホルモン屋さん。 : ホルモン平田

実は、荒川沿いだけど、江戸川区まで、おジャズ。
テルマサに大西順子。ビッグ ネームが並んでた。言いたいことはないではないけど。まあ、あんまし、ホントのこと言っても、揉めそうなんで、ヤメとくw。

で、その帰り途。予約もせんと、偶々、通りかかって、こちらにお伺いすることが出来たのは、ラッキーだったかも。

店名に、「ホルモン」とある。
小生の勝手なイメージで言うと、「ホルモン」ってのは牛。「もつ焼き」は豚の内臓というイメージがある。
でも、こちらの店は、牛だけじゃなくて、豚にも力が入ってる。

ついでに言うと。
「ホルモン」って、狭義で言うと、小腸とか大腸ってか、大腸のことを言うということもあるようなのだが。勿論、こちらの店では、肉以外の内臓部位全般、というかロースとかカルビも出しているけどねｗ。ホルモンに力を入れている焼肉屋さんと、自称ホルモン焼きを名乗る店との差は、ないんじゃないかなｗ。
ちなみに、こちらの店では、肩ロースも推されてたようだが。小生はお願いしてない。ちなみに、レンガと名付けられてた「レンガ」なる部位は絶品であったｗ。

基本は、店員さんのお薦めに従いつつお願いしてみた。
・ホルモン刺身（とは言っても、ボイルもの）。牛だけでなく、豚も、一緒に盛り合わせられる。
コブクロ（豚）、ガツ（豚の胃）、ミノ（これも、牛の第一胃）。
ガツというと、ミノと同じく、牛の第一胃のことを、そのように言うこともあるらしいのだが。こちらで供されるのは、豚の胃のガツのボイル。
みな、見た目からして旨い。ミノのボイルって、結構、食べ慣れないような気もしたが。このミノのボイルは最高だった。
下に敷かれてた刻みネギも一緒に。薬味に、ショウガとニンニクと。

焼きものも、お薦めから、ふたつ。
・タンスジ。塩タレ。舌の下側のスジ。裏っかわというか。「タン下」ということもあるらし。
スジが、固いのかなって思ってたら。このスジは薄切りされてるがゆえか、焼くと独特の食感で。

・レンガっての。ハラミの塊りのことをそう言うんだそうで。表面に斜め格子が入れてあって。ちょっと、レンガみたいだったような。
ハサミも一緒に持ってきてくださるんで。店員さんに、手順を確認してみたところ。
まずは、塊で両面焼いてから、ハサミで切り分けつつ。もうちょい焼きつつ食すべくとのよし。圧倒的なプレゼン（写真を失念してたのが無念ｗ）で以て、これは、チョー旨かった。

あと、お薦めはされてはないけど。
・シロコロ（豚の大腸？）も。デフォで、がっつりとタレに漬け込まれて供される。
厚木の名物となっている、いわゆる、シロコロってのは、まさに、豚の大腸で、焼いてると脂が溶けていっちゃうような感じなのだが。それとは、ちょっと、違う部位のような感じ。大腸でも場所によって食感が変わってくるということなのか。それとも、小腸のことも総称してシロコロと言うこともあるようなので、こちらで供されていたのは、どっちかというと小腸よりの部位だったということなのやもしれず。いずれにしても、下処理が丁寧で、安定感のある旨さ。

やはり、野菜は食べないとと。
・野菜焼き。タレがちょこっと。
ニンジン、ナス、ピーマン、長ネギ、シメジ、シイタケと盛り合わせ。

・フエナンコツ（豚）が品切れなんだそうで。薄切りされてた、ドーナツってのを替りにお薦めされる。声帯の先端のこと。でも、これ、メニューに載ってたっけ？
塩タレに胡椒の味付けがされてる。コリコリした軟骨の食感も楽しく。

・塩ギアラ（牛の第四胃）。名前のとおり、塩タレ。
上ミノと、ちょっと迷ったけど。これは、これで旨い。わりとシッカリめの食感だった。ギアラって、も少し、脂の載った肉っぽい感じだったように記憶しているのだが。まあ、いろいろとあるのであろう。

・最後にどうしてもと、頼んでみた、牛タン。塩タレ漬けにて供される。
ありがちな米国産のの解凍ものではなくて。和牛の生。
圧倒的に旨い。牛タン、ひと皿税抜き９８０円とあったんで、それなりだなあとメニューを眺めてたのだが。この内容であれば、十分、お買い得かと。素晴らしい。

ガス・ロースターじゃなくて、七輪焼きにて。七輪焼きの店は、ほかにもあるけど。ここの七輪は、なんだか火が強いような気も。なので、マメにメンテしながら焼かないとって気もしつつ。なんで、結構、忙しい。

供されるものは、いずれも素晴らしい。
でも、敢えて、ひと言、申し上げるとすると。デフォの味付けがやや濃い目。

・〆の冷麺。ネギのキムチを載せただけのシンプル冷麺。これは、これで、潔いと思った。

一気に焼いて、一気に食べてた。
飲みは、少し遅れた感あり。網が空いてると、なにかを載せて。なにかを載せると、そのメンドウを見て、焼きあがったら、すぐに食べる。そのループｗ。

なので、小生としちゃ、かなりアルコールは控えめ。とは言っても、都合、４杯だから、まあ、普通かw
・生ビール。サッポロ。中ジョッキで。
・生レモン・サワー。
・角ハイボール。やや、薄めだったのが、ちょっと気になったかな。
・明るい農村のロック。

こちらの店のご主人は、亀戸ホルモンにて働いていらしてたんだそうで。
その亀戸ホルモン、いまや、亀戸だけじゃなくて、恵比寿、神楽坂と展開されてるらし。小生、実は、行ったことはないのだが。

この店が、これだけ凄いんだから。一度、その亀戸ホルモンにも行ってみなければなるまいに。