肉煮干し醤油わかめそば : 饗 くろ喜

金曜日、30人の並び、相変わらずの長蛇の列、人数に対して回転が速く、並び始めから食べ終わりまで50分でした。

味玉肉煮干し醤油わかめそば1350円
宮城県石巻市十三浜の日本一わかめを使用、先日「柴崎亭」でもわかめそばをいただいた、今が旬なのか、同じような感動が蘇った、厚さが部分により違い生命の強さ、質の良さを感じました。煮干しは愛媛県の最上級煮干しだしを使用だとか、煮干しの種類によっても味わいが大分変わる、醤油やモチモチとした太麺との相性も良かったです。

いっぱい乗ったチャーシューはスモーキー、食べていく程に美味しさがマシマシ、味玉はとろ〜っと流れ出る。
一つ一つ、いつ来ても素材を活かし気持ちの篭るラーメン、ありがたいです。

焼売2個300円
前回も食べて美味しかったので、また頼みました、これは必須ですね、大きく肉肉と柔らかく満たされます、そのままでも美味しいですし、カラシ醤油でもバッチリです。

平日金曜日、外待ち35分ぐらいでした、並んでいる時に近くの味噌ラーメン店から炒め野菜などの良い香りがする、並んでいる間に食券を買うので、心は「くろき」に定まっている、食券を買っているのは揺らぐ事が出来ない大きな心構えとなりますね。
お店から出て来た人達が「やばい、やばい」と言っていた、美味しいからかな♪

塩そば1000円
スープは豚、鶏、鴨、動物系をフルに使い優しく浸透、なるほど、これはやばい（笑）
塩ダレには５種類の塩を使用、旨味、苦味、塩味、それぞれの特徴を活かしている。
麺は手揉みを選択、福岡県産「チクイズミ」北海道産「ゆめちから」をブレンドした小麦の甘みを感じるプリプリ麺、塩スープに合い美味しいです。
具には九条ネギがどっさり、肉団子、鶏チャーシュー、たけのこ、面白い所ではドライトマト、赤く乾燥している、感触を楽しんだ、何だか分からなかったけど。

醤油そば1200円
こちらも千円越え、もう覚悟は決まった、という感じですね、高くても美味しい物を提供したい、そんな思いが伝わった。

動物系不使用で醤油まったり、醤油のコクが旨い、煮干し、昆布、鯖節、あさり、後に貝ダシの余韻が決め手。具は大判渦巻きチャーシュー、その下には輪切りの大根が隠れてた、和の職人としての誇りと遊び心も兼ね備えた演出。
くろきお馴染みの糸島めんま、ほうれん草、焦がしネギ、あと脂身の塊が甘くて美味しかった。
麺は細麺を選択、福岡県産「ミナミノカオリ」北海道産「ゆめちから」宮城県産「あおばの恋」小麦の香りを楽しめる細麺。

最後に丼の淵に吹きかけたヤマロク醤油の非加熱「鶴醤」、スープを飲む時にそこの場所から一緒に飲むといいとのこと、これまた面白い発想、また一味違う飲み口を楽しめます。

焼売2個300円
いや〜〜やばいのはこれもか！こちらも秀逸、肉肉してそのままでも、からし醤油でも旨い。


今まで提供していたのとは全く違う物を作り続ける意欲、ほんと頭が下がります。
食の楽しさ、美味しさを堪能させていただきました、値段は高いですが幸せな気持ちになりました。


ひとつ残念だったのは目の前の店員さんの咳が多かった。食品、食べているのでマスクをして欲しかった、冷房か、気圧の変化かな。

何処に行こうか、TRYの本を見ていて、あっ、くろ㐂は塩、味噌共にリニューアルだ、これは食べてみたい、開店前に平日でありながらも15人並ぶなど相変わらずの人気、女性客も結構居ました。

塩そば1000円
ローストトマトや小松菜など綺麗な彩り、鶏肉の真ん中にピクルスか、なんか凝った作り、レアチャーシューもいい色ですな〜スープは完全無化調でとても優しい鶏、魚介、弱いと感じさせてしまうのではないかと思うぐらい優しいダイレクトダシの塩スープ、風邪をひいても美味しくいけそう、安心して飲み干せます。
麺は細麺、平打ち太麺が選べます、全粒粉配合、角のある細麺を選択、千円は高いけど勝負に出て来たなという感じを受けました。

あさり味噌そば1000円
深川丼からヒントを得たというこちら、粘度はトロトロ、あさり風味が豚骨ベースのスープに活きてます、濃厚さに負けない全粒粉太麺、具には、大根、海苔、和風かと思えば、貝が入りパスタみたいなイタリアンの風が吹き、オリジナリティに溢れている、ケイジャンスパイシーな鶏チャーシューもとっても美味しい、この濃さであればスパイス変化が楽しく感じられました。

店員は4人体制、従業員同士が話していたら、店主「かたまって話さないでくれるか」など、引き締まった空気を作りながらも笑顔を絶やさない、こちらの店名、もてなしくろき、味や雰囲気からも伝わる物が有りました。

２回目になります、前回初めて食べた衝撃度が大きかっただけに今回はインパクトは下がりました、だけどやっぱりうまい！！
週に1度というのはもったいない、
ハードルが高いから今回は行こうと心に決めていました、１０分前で既に１６人待ち、相変わらずの人気でした、
鴨そばを購入しワクワクしながらカウンターに座る、綺麗なビジュアル、美しい、春菊がまた全体に良く合う、そして鴨チャーシュー、うまい！スープもグイグイいけた、寒く、冷たい風でしたが来て良かったです。