無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
03-3403-5167
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
金のスプーンの上の黒い真珠
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:http://dismoicequetumanges0707.blogspot.jp/2014/07/blog-post.html
口コミが参考になったらフォローしよう
Mlle M
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
Mlle Mさんの他のお店の口コミ
クンバ ドゥ ファラフェル(神泉、駒場東大前、池尻大橋 / ファラフェル、中東料理、パン)
ティ・ロランド(神泉、渋谷、駒場東大前 / フレンチ、クレープ・ガレット、パンケーキ)
THE GLOBE Cafe(三軒茶屋、池尻大橋 / カフェ)
オー・シザーブル(六本木、乃木坂、六本木一丁目 / フレンチ)
トラットリア タンタボッカ(北参道、代々木、千駄ケ谷 / イタリアン、パスタ、ステーキ)
店名 |
MAISON DE CAVIAR BELUGA(BÉLUGA/ベルーガ)
|
---|---|
ジャンル | フレンチ |
予約・ お問い合わせ |
03-3403-5167 |
予約可否 |
完全予約制 店内の混雑時は、電話でのお問い合わせにお応えできない場合がございます。ご了承願います |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ 明治神宮前駅 徒歩3分 明治神宮前駅から273m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T1011001012065 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10%込みで掲載しております |
席数 |
21席 |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 20人、立食時 30人 |
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙
喫煙を希望される方は、店舗の入り口に灰皿をご用意致します。スタッフにお知らせ下さい |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、プロジェクターあり、電源あり、無料Wi-Fiあり |
コース | 飲み放題 |
---|---|
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる |
料理 | 野菜料理にこだわる、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可、テイクアウト |
お子様連れ |
15歳以上のご子息・ご息女 様に限らせて頂きます |
ドレスコード | スマートカジュアル |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1988年 |
お店のPR |
日本で唯一のフレッシュキャビア専門店
【母の日プラン】4月27日(土)~5月12日(日)の期間 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
ある週末の晩、美味しいものに目がない友人たちと表参道のキャビア料理専門店 ベルーガ(Maison de Caviar BELUGA)で夕食を頂いてきた。
表参道を通るたびに気になっていたお店で、今回念願かなって初来訪。
ここぞとばかりにめかし込んで出かける。
ロート・アイアンの細工が施された手摺りが美しい螺旋階段を登り、黒い重厚な扉を開けると、思わず溜息。
表参道にこんな空間があったなんて…!
店内のアール・デコ調の内装の優美なこと。
窓から見える表参道の雑踏が、まるで嵌め込み合成に見えてきそうなぐらいの別世界。
テーブルの上の薔薇の花が浮かぶフィンガー・ボールと、燦然と輝く金色のお皿と金色のカトラリーたちに若干気後れしつつ…笑
シェフズスペシャルコース(アミューズ・本日の前菜YOSAKOIキャビア添え・本日のパスタ・肉料理or魚料理・デザート・コーヒーで5,800円)を人数分とイラン産の3種類のキャビア食べ比べセット(2.5gずつ 19,000円)を注文してシェアすることに。
運ばれてきたイラン産の3種類のキャビア食べ比べセットは、それぞれ金色のスプーンの上に盛られていた(スプーン一杯=2.5g)。
頼んだシャンパンが運ばれて来るのを待ちながら、金のスプーンの上で黒い真珠のように艶やかに輝くキャビアをうっとりと眺める。
ああ、なんという贅沢な時間…!
まだなにも口にしないうちから、私たちはすでに「贅沢」という気分をお腹いっぱい味わっている。
食べ比べセットのキャビアはセブルーガ、アセトラ、ベルーガの3種類。
コース料理の前菜にも国産のYOSAKOIキャビア(その名から察せられる通り、高知県産)というのが添えられていたので、今回は計4種類のキャビアを味わえることに。
スプーンに乗ったキャビアを、一粒一粒噛みしめながら食べ比べてみる。
これまでたまたまカナッペなどの上にのっかっていたキャビアを口にすることはあっても、積極的に「キャビアを食べよう!」と思って食べる機会はなかったので、なんだか新鮮。
YOSAKOIキャビアは国内で採れた魚卵を店内で加工しているらしく、弾力が強くてプチっと弾ける食感にフレッシュで透明感のある味わい。
セブルーガは小粒で軽やかでほんのりブルーチーズの青カビのような芳醇な香りがある。
アセトラは味わいが濃厚でほんのり香ばしくて磯の香りが強い。好き嫌いが分かれる味かもしれない。
大粒のベルーガはマイルドでクセがなく、それでいて繊細なコクのある味わい。
それぞれ色、形、食感、風味、味わいの濃さなんかが違い個性があって食べ比べるのが楽しい。
いずれもフレッシュキャビアばかりなので、そのまま頂いてもよし、たっぷりのサワークリームと一緒にそば粉でできたパンケーキにのせてレモンをきゅっと絞って頂いてもよし……この食べ方がまた美味しい。ワインに合う!
コース料理のメインはホロホロ鳥のロースト(これもお肉がジューシーで美味しかった)だったけど、今日は終始シャンパンで通した。
キャビアとシャンパンの相性の良さには、まったく驚かされた(そしてこのお店のワインリストの中のシャンパンの品揃えの多さにも驚かされた。それだけこの組み合わせを愛する人が多いのだろう)。
もちろん銘柄にもよるのだろうけど、キャビアの生臭みを打ち消しつつ、旨味を引き立て、口の中に残る脂を爽やかに流してくれる。
ちなみに今夜飲んだのはこの2本⬇︎
・フィリポナ・シャンパーニュロワイヤルレゼルヴブリュット
・シャンパーニュピエール・カロブラン・ド・ブラン
特に前者のフィリポナは私好み!
蜂蜜や濡れた落ち葉のような馨しい香りに柑橘の皮のようなほのかな苦み…とてもグラマラスで叙情的(なんとなく、秋の曇った午後に紅葉した木々が美しい庭園で物憂げな美女に溜息をつきながら飲んで欲しい)なシャンパーニュ。
キャビアとの相性で言えば、すきっと爽やかで泡立ちの力強い後者の方がより合っているのかもしれないけれど。
食事をしながら、お店の方からキャビアについて色々とお話を伺うことができたのだけど、これがなかなか興味深いものが多くて食事に素敵な花を添えてくれた。
キャビアとなる卵を宿すチョウザメ(※サメの仲間ではないらしい)というのは古代魚の一種で、一億年以上前からほとんど姿を変えずに生きてきた生物学的にも非常に貴重な魚らしい(ちなみに前菜としてスモークされたチョウザメのお肉を頂いたけど美味しかった。古代魚=おいしくないという勝手な先入観があったのでびっくり)。
チョウザメが卵を産むまでには長い長い時間がかかるのだそうで、特に大型で成熟に時間がかかるベルーガは、なんと20年もの歳月を要するのだとか。さらにチョウザメは寿命が長く、(運悪く人間に捕まったりしなければ)数十年、中には百年ぐらい生きる個体も存在するらしい。
しかし、その長命が災いして、長生きする生き物の肉を食べると寿命が延びると信じる人々の間でその肉が珍重され、卵を狙う輩と肉を狙う輩の両方からつけ狙われているという哀れな魚。
乱獲で数が減ったチョウザメを保護するために漁獲量が制限され、天然物のキャビアがますます入手困難になっている昨今では、世界各地で養殖が試みられているそう。
それにしても、まさか日本国内でも養殖が行われているとは…
いつの日か、キャビアがもっともっと身近になる日がくるのだろうか。
そうなったら嬉しいと思う反面、いつまでも神秘のベールを纏った食材でいてほしいような気もする。
今回頼んだコース料理に関しては、可もなく不可もなく、といったところ…
ただ、本日のパスタ(キャベツと白身魚(なんという魚だったかは忘れた)とカラスミのぺペロンチーノ)、あれは味付けが薄くてパスタがもそもそとした食感でいただけなかった。
ここはやはり、優雅な空間でキャビアと贅沢を愉しむためのお店だと思う。
これまで自分にとって世界三大珍味の中では一番影の薄かった(キャビア好きの皆様ごめんなさい)キャビアの魅力に触れることができた、とても面白い食体験だった。