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ひさしぶりの洋食弁当。腹いっぱい
九州から友人が来て池袋で会う。
池袋パルコでハンバーガーショップの「ドムドム」がポップアップのイベントをやってるということでお付き合い。
ハンバーガーは売ってなくって、ドムドムのロゴの入った商品がズラリとならぶ。案外人気があるようで、なにがあたるかわからぬ時代。たのしんだ。
そして早めの晩ごはん。駅前にある「タカセ」を目指す。
町はすごい人出でにぎやか。タカセのビルの周りも人であふれかえって、2階の喫茶室は空席を待つ人の小さな行列。
あららと思いながら3階に行くと、まだ食事の時間には早かったからでしょう…、すんなり座れた。
隣のテーブルの紳士淑女がビールをたのむ。大きなジョッキが運ばれてくる様子にニッコリ。日曜、夕方、しあわせ気分。
洋食弁当を選んでたのむ。
コーンポタージュがついてきます。
ぽってりとした濃厚ポタージュ。上に生クリームが渦を描いてパセリのパセポンが彩り添える。ゆっくりのんでメインを待ちます。
松花堂弁当に料理がぎっしり。
エビフライにハンバーグ。
エビフライの下には魚のフライがあって、そのまた下にはサラダが隠れる。
ハンバーグのサイドに焼けたソーセージ。
こんがり、上手に焦がして仕上がっていてデミグラスソースで煮込まれている。
ご飯に刻んだ海苔がパラリ。キュウリの柴漬けにデザート。料理はどれも丁寧に作られた手作りで、なのにデザートが缶詰フルーツというのが何故?って、これを食べるたび不思議に思う。オモシロイ。
煮込まれ芯まで熱の入ったハンバーグ。細かなひき肉がバサッと口で散らかって、噛むと肉の旨味がにじむ。肉汁系じゃなくて噛んで味わうハンバーグ。家庭的な味、ボクは好き。
フィッシュフライの魚はなんだろう…、オヒョウ?あるいはメルルーサ。脂ののった白身の魚で分厚く、噛むとブルンと爆ぜる。さっくり揚がったパン粉衣に、生クリームでのばしたぽってりマヨネーズ。
エビフライがまた立派。衣を厚めにまとってちょっと膨れた仕上がり。
衣がおいしく、衣にまけないエビの甘みや香りにうまみ。全部食べるとお腹いっぱい。1400円という値段もとてもありがたい。
リニューアル後も今までのまま
池袋にきて「タカセ」で朝食。駅前の自前のビルの1階、2階、3階、9階を使ってらっしゃる。
それぞれケーキショップに喫茶室、レストランにコーヒーラウンジと趣向が異なり、喫茶室とレストランをしばらく休業してらっしゃった。
改装のためということで、休業期間中はコーヒーラウンジで朝食営業をしていたけれど限定メニュー。食べたいものが休売だった。
3月3日に営業再開。
今風になっていたらどうしよう…、とおそるおそる来てみれば客席側はまるで変わらず、今までのまま。厨房を中心に設備を新しくしたんだという。
池袋の朝はやっぱりこの雰囲気じゃないと始まらないなぁってニッコリします。ありがたい。
朝食メニューは4種類。Aは欠番、Bからはじまる。Aは何だったんだろう…、と昔の写真を調べてみたらフレンチトースト。無くてもまったくモーマンタイ。目当てのホットドッグのセットをたのみ、お供にアイスコーヒーもらう。しめて720円。
野菜サラダにアイスコーヒー、ゆで卵。
ガムシロ用のガラスのピッチャー、ステンレスのピッチャーにはミルクがたっぷり。
ケチャップに、刻んだピクルスの芥子和えとテーブルの上はたちまちにぎやか。
朝の食卓がたのしく整う。
まずサラダ。
野菜はどれもキリッと冷やされ器も冷たい。みずみずしさにお腹の中から目が覚める。
サラダを食べたタイミングでホットドッグがやってくる。
ドッグロールにレタスにきゅうり、焼いたソーセージが詰め込まれ、スパッと真ん中から切ってくれてる。
おいしい景色を眺めつつ卵を剥きます。L玉のゆで卵。手にとるとずっしり重たく、まだほんわかとあったかい。テーブルをコンコン叩いてペリッと殻を剥がしてく。
大きくキレイに剥けていく。自分で殻を脱いだようにスルスル剥がれてくれて、今日一日がいい1日になってくれそうな予感にニッコリ。割れば黄身は明るい黄色で食欲湧かす。
ソーセージの上にマスタードピクルスをポツンポツンとひと口サイズの目安に並べ、間をケチャップで埋めて食べる準備が出来上がる。カプッと齧る。
ちょっと甘めのホットドッグロールはふっかりやわらか。ソーセージがムチュンと歯切れて塩味や肉の風味が混じってとろけてく。レタスやきゅうりのパリパリ感でとろけが際立ちウットリします。
ゆで卵卵をカプリとひと口、ホットドッグをパクリとやっての繰り返し。お腹はほどよく満ちていく。
アイスコーヒーにはミルク、ガムシロたっぷり。甘々にして朝のお腹をよろこばす。
洋食屋さんの洋食弁当!
昼はタカセの3階にあるグリルレストランで洋食弁当。
洋食屋さんのお弁当って、お子様ランチ的にいろんな料理がたのしめるうえ、お得な感じがするのがうれしい。
まずはポタージュ。コーンスープに生クリームをササッと流しパセリのパセポン。甘くてぽってりなめらか。お腹がポワンと火が灯りあったかくなるオゴチソウ。
テーブルの上には割り箸一膳。
ナイフフォークを使わなくても食べられるのがお弁当の本流といわんがばかりの潔さ。
四角いお弁当箱に収められた料理が到着。
エビと白身魚のフライ、ハンバーグに焼いたソーセージがメインのおかず。刻み海苔を散らしたご飯に食後の甘味の缶詰フルーツ。柴漬けがついて昼のひと揃え。
フライの下にはサラダがギッシリ。千切りキャベツにキュウリにトマトと、朝食セットのミニサラダの中身によく似たなつかしさ。ハムが一枚添えられていて、このハムがおいしい。薄くて決して大きくないのに存在感がかなりある。
エビフライのエビはむっちり。甘み、香りもしっかりしていてフィッシュフライの魚はふっくら。みずみずしくてホロッと崩れてパン粉衣と混じってちらかる。タルタルソースもたっぷり、ぽってり。
ハンバーグはふわふわ、やわらか。デミグラスソースをまとってご飯をおいしくしてくれる。
缶詰の桃にりんごにみかんにチェリー。全部食べたらお腹一杯。ご満悦にて店を出る。
ホットドッグにサラダにほかほかゆで卵
ひさしぶりの池袋。朝ご飯を駅前にある「タカセ」で食べる。
一階にパンと洋菓子の売店があり、2階に朝からやってる喫茶室。駅前通りに面した窓から朝の光がたっぷり差し込み店は明るい。
オキニイリはホットドッグの朝食セット。
ホットドッグにサラダと茹で卵、飲み物までついて720円というウレシイ値段。
アイスコーヒーを選んで注文。
まず茹で卵にサラダ、アイスコーヒーがやってきてテーブルの上がにぎやかになる。
ストローは使いませんからと手わたすと「おそれいります」って受け取りながら頭を下げる。そのうやうやしさに、こちらこそおそれいります…、って気持ちになった。
こういう言葉が自然と出てくる年頃、そしてお人柄。歳を重ねて熟していくってステキなコトってニッコリとなる。入り口前のケーキショーケースの上にリーディンググラスがいくつか置かれているように、お客さまのメインはシニアな人たちで、だからかなぜだかホッとする。
キュウリにレタス、月切りトマト。どれもキリッっと冷やされて食感あざやかなおいしいサラダ。
玉子は大きい。L玉サイズ。
ほんわかあったかで、ちょっと前に茹でましたって感じがステキ。
コンコン、テーブル叩いて殻にひびを入れ、ぺリンとめくるとスルンと剥ける。
その剥け具合が心地よくエッグスタンドに乗せてしばらく眺めて見惚れる。
完熟玉子は白身がムチュン。黄身がハラリと口を一瞬乾かして、たちまちとろけて消えていく。
半分玉子を食べたところでホットドッグがやってくる。
焼けたドッグロールにレタスの葉っぱ。薄切りにしたキュウリに茹でたソーセージがはさまり2つに切り分けられてる。ソーセージには深い切り目、ケチャップと粒マスタードが添えられて自由にどうぞ…、という趣向。ケチャップをうねりうねりと波状に、マスタードはポツンポツンと置いてパクリと齧って食べる。
ちょっと甘めのロールブレッドにソーセージの塩味が混じって味わいにぎやか。バリバリパリパリ、野菜が壊れてムチュンと爆ぜるソーセージやふっかりとしたパンをひきたて、互いをおいしくするのもステキ。茹でた卵にケチャップと一緒に食べるとおいしんだよね…、ってよろこんでいたのを思い出す。
池袋にはオキニイリの水族感があってよく来てたけど、来るたび朝はこのお店。当時はホットドッグにスクランブルエッグや缶詰フルーツの盛り合わせ。それにサラダがついたセットだった。食べたいものが揃う朝ってステキだよね…、ってたのしく食べてた。なつかしい。
アイスコーヒーにミルクたっぷり、ガムシロくわえてやさしい味に仕立ててゴクリ。朝の時間をのんびり過ごす。オキニイリ。
フレンチピラフはフレンチおかめ
池袋にちょっと用事があってタカセで昼ご飯。
池袋駅の東口を出ると目の前にビルがあり、一階はパン屋さん。
二階に朝から営業している喫茶室、三階にレストランというおいしい空気が漂うビル。
よく来るのは二階でたいてい朝ご飯を食べるため。今日は三階のレストランで昼ご飯。二階も三階も造りは一緒で、椅子やテーブルの配置も同じ。けれど椅子、テーブルがちょっと違ってテーブルクロスもかかってレストラン的。
ビルの一階にもお店の入り口脇にも大きなサンプルケースがあって、ファミリーレストランができる前にはこういうお店が日本全国の駅前や商店街の中にあったよなぁ…、って思う。
ボクが育った松山の大街道商店街には「ロンドンヤ」ってこういう感じのお店があって、そこの氷ロンドンってかき氷を家族みんなで食べるのがゴチソウだった。なつかしい。
今日の目当てはフレンチピラフ。これが不思議で独特の料理。サラダがついてくるのだけれど、スープも食べたくコーンポタージュも追加でたのんだ。
レタスの葉っぱに千切りキャベツ。キュウリにトマトにサウザンアイランドドレッシング。色とりどりな具材でそれらはどれも冷たくレタスはパリパリ。ケレン味はなくひとつひとつの状態が良い。良心的でまっとうな店の証を感じてニッコリ。
コーンポタージュはクラシック。生クリームで模様が描かれスープスプーンがついてくるのもクラシック。ナイフフォークの柄はデコラティブで、洋食が日常的なご馳走の代表的な料理だった時代の名残を感じます。
さて、目当てのフレンチピラフがやってくる。
ケチャップ色したご飯の周りに薄切りのハムにチキンフライにハンバーグ、チョリソ一本の盛り合わせ。
お子様ランチみたいだって言う人多くて結構人気のある料理。
けれど上からみるとハムが口でチョリソが鼻。
ハンバーグとチキンフライが目のように見え、おかめうどんならぬ「おかめライス」だなぁ…、って思う。あるいは「フレンチおかめ」。いいかもしれない…、オモシロイ。
そもそもこの料理をどう解釈すればフレンチになるんだろうと来るたびいつも不思議に思う。ハンバーグがドイツの料理。ドイツの隣に大きく広がるピラフをフランスと見立てれば「フランス領土的ピラフ」と言えぬことも無いかもしれない。相当こじつけだけれども(笑)。
ちなみにピラフはケチャップライスじゃなくてピザソースで炒めたもので玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームにスイートコーンと野菜が具材。
ケチャップを堕落したアメリカ料理の象徴みたいに嫌うフランスの人の気持を考えるなら、ケチャップ味じゃなくてピザソース味でまだよかったか…、ってホッとしもする。ジャンバラヤっぽっくってなかなかおいしい。
メッシュの細かい昔ながらのハンバーグ。ふっくら揚がったチキンフライ。どれも昔っぽいなつかしい味。フレンチおかめの顔がどんどん崩れていって、お腹の中に収まる頃には子供の気持ちになっていく。たのしい料理。オキニイリ。
パン屋さんの2階の喫茶店!朝食メニューがちょっと変わった
今日は池袋で友人と会う。ちょっと早めに到着し、朝ご飯をタカセで食べる。
一階がパン屋さん。洒落たベーカリーでなくて街のパン屋さんで、その上層階に喫茶店やレストランがある。
その喫茶店が朝から営業をしていて池袋に来るときはなるべくここで朝ご飯を食べようと思って早めに家をでるお店。
オキニイリはホットドッグにスクランブルエッグの朝食セットで、スクランブルエッグと名乗っているけどおかぁさんが作ってくれる炒り卵みたいなふっくらとした仕上がりが好き。
…、だったのだけどメニューが変わってそのオキニイリがなくなっちゃってた。ちょっと残念。ホットケーキやフレンチトーストに気合が入っているようで、今どきの嗜好に合わせて進化したんだと思うことにする。
ホットドッグのセットにアイスコーヒーをお供に選んで注文します。
サラダにゆで卵がついて朝のひと揃え。
相変わらずサラダのレタスはパリパリで、トマトはカチッと硬くてみずみずしくって酸っぱいのがいい。
おまたせしまたと運ばれてきた瞬間に、きゅうりの青い香りがテーブルの上に立ち上がって来て朝のお腹がグーッとなる。
ホットドッグは相変わらずお店の料理というよりも、料理上手のママが作りましたって感じの仕上がりで、切り目を入れたソーセージにレタスにきゅうり。ドッグロールはほんわかあったか。ずっと変わらぬタカセのホットドッグだなぁ…、って気持ちはちょっとなつかしい。
ちなみにゆで卵もあったかです。茹であがってそれほど時間がたっていないのでしょうネ…、コンコンコンとテーブルの上を叩いて小さくヒビを入れ、優しくゆっくり剥いていく。最初はちょっと難儀したものの、とっかりがつくと当てゃスルンスルンときれいに剥けてスベスベ肌のゆで卵が手に入る。
茹で上がりはいい状態。黄身の芯がまだ半熟でとろける感じにウットリします。
ホットドッグのソーセージの上にケチャップ、マスタード。ドッグロールの甘みがちょっとなつかしく、酸味がおいしいアイスコーヒーで口を洗って〆とする。
パンケーキじゃなくてホットケーキ!
午前中、池袋で野暮用。
ついでに朝をひさしぶりの「タカセ」でいたす。
池袋駅を東側に出ると正面にドーンとタカセのビルがある。
一階にパンと洋菓子の売店があり喫茶室やレストランが上のフロアにあるビルで、昔は東京のちょっとした町には一本、こういう飲食ビルがあったものです。
銀座の数寄屋橋には不二家のビル。新宿には中村屋があり待ち合わせから気取った食事までそこ一ヶ所ですんでしまう便利な場所がそのまま、町のランドマークのようにもなってた。
そんな場所も今や絶滅危惧種のひとつ。タカセがこうして頑張っている池袋って町は案外カッコいいかも…、って思ったりする。朝食をやっているのは喫茶室。階段使って2階に上がる。窓から見下ろす池袋の町はまだまだ静かでござる。
4種類ある朝食メニュー。ずっとホットドッグとスクランブルエッグのセットを選んでたのんでた。ただ今日の気分は甘いホットケーキではじめたくって、それではじめてのAセット。パンケーキ人気に便乗しようと思えばいくらでも高い値段をつけられそうなものだけど、4種類の朝食の中でこれが一番安いというのにクスッと笑う。悪くない。
セットドリンクをアイスコーヒーにしてたのむ。
グラスたっぷりのアイスコーヒーと一緒にステンレスのピッチャーに入ったフレッシュミルク。ガラスのポット一杯のガムシロ、それからメープルシロップ。ミルクの入ったピッチャーは、おそらくついさっきまで冷蔵庫の中に入っていたのでしょう…、霜が降ってておいしそう。
しばらくまって朝のメインのホットケーキがやってくる。
小ぶりでほどよき厚さのホットケーキが2枚、お皿の上にのっかる。
アルミホイルのひとつにホイップクリーム。
もうひとつには缶詰のフルーツ。
みかんに黄桃、パイナップルに瓶詰めチェリー。
それからポーションパックのバターがあって、まずそのバターをホットケーキに塗り込める。
ざっくりとしたあら目の生地のホットケーキです。あっという間にバターがとろけるゴクゴク吸い込み表面つやつや、しっとり潤う。
そのままひと切れ。バッサリとした食感が家で作って食べるホットケーキみたいな感じ。小麦の香りがおいしくてバニラエッセンスの風味が控えめ。軽い塩味、やさしい甘み。朝のお腹にぴったりなおごちそうです…、オキニイリ。
メープルシロップをたっぷりかける。かけたとこから生地が吸い込み、しっとりしてくる。それがおいしい。ホイップクリームをちょっとなめてみたのだけれど、口溶け重たくバニラの香りが強烈すぎて、それは使わずメープルシロップの風味をたのしむ。
ホットケーキの合間に缶詰フルーツ食べて、酸味やみずみずしさで口をリセット。アイスコーヒーの苦味、酸味もホットケーキをおいしくさせる。
程よい分量があっという間にお腹に収まる。甘い朝もステキな朝です。最後に残した瓶詰めチェリー。これがどうにも好きで好きでしょうがなく、プルンと味わいタネをしごいて〆とする。
家庭的なるスクランブルエッグでたのしむパン屋さんの朝
池袋で朝。決して遠い街ではないのだけれど、気持ちが遠い。
ボクが住んでいる街唯一の駅が丸の内線の四谷三丁目駅。その丸の内線の終着駅のひとつが池袋駅で、けれどそこはほぼ反対側。乗り継ぎなしだけれど30分はかかってしまう。
どこかで電車を乗り換えれば最短で13分ほどで着くのだけれど、やっぱり気持ちがいささか遠い。
だから池袋で用事があると、せっかくだからたのしんでやれ…、と早くから移動して朝ご飯を「タカセ」で食べる。
昔からあるパン屋さん。一階がパンの小売りで二階に喫茶室。あと2フロアほどがレストラン。昔、ちょっとした駅前にはこういうビルが必ずあった。
でもなくなっちゃった。大抵が自社ビルだったはずだから、やろうと思えばやれるけど、駅前が飲食店にとって魅力的な場所じゃなくなったからという理由であったり、にもかかわらず土地の価値は下がらないから相続税が大変だったり。
新宿の中村屋なんてまるで違った性格のビルになっちゃってしみじみさみしい。
気軽なムードの喫茶室。朝はのんびり。4種類ある朝食セットのひとつ、ホットドッグのセットを選ぶ。
まずはセットのコーヒーとサラダが到着。レタスはパリパリ、きゅうりはシャキッ、トマトはほどよく固くて酸っぱくどれもサラダにするのによき状態。コーヒーにたっぷり用意されてるクリームは乳脂肪分がほどよくカップの上に渦を巻く。
お時間ちょっといただきます…、って注文を受けると同時にノーティスがあり、15分ほど待ちましたか。
メインのホットドッグプレイとがくる。
丸いお皿にホットドッグが一本。
真ん中から二つに切られて、具材はレタスとソーセージ。
スクランブルエッグがおそらく卵2個分ほどの分量で、アルミホイルの器に缶詰フルーツがつき一揃え。
ケチャップとマスタードが仲良くおさまるチューブがお供にやってくる。まずはプチュっとホットドッグの半分にケチャップとマスタードを点々とおき、カプッとひと口。
もっさりとしたドッグロールがバッサリ歯切れて、レタスやソーセージと一緒に口にやってくる。
スクランブルエッグは空気をたっぷり含んでふっくら仕上がる。塩がしっかりきいてて卵の味が心おきなく味わえる。
そのスクランブルエッグを少々拝借。ホットドッグの上におき、エッグドッグにしてカプリ。
しっとりとした卵がパンの渇きをなだめて、口が潤う。なめらかになる。
アルミホイルのカップの中の缶詰フルーツ。パイナップルに黄桃、みかんにチェリーの瓶詰め。下にラム酒漬けのブリオッシュがあればそのままサバランになってくれそうな組み合わせ。チェリーの茎と種だけ残して朝のゴチソウ。打ち合わせ。
パン屋さんのランチ弁当
昔からあるパン屋さんで、パンの工房、売り場の上のフロアがレストランになっている。
喫茶店が2階にあって、グリルレストランがその上、3階。
池袋で仕事があって、ランチタイムをまたぐとき、駅の反対側にある定食屋さんの美松でなければ、大抵、ココ…、昔ながらの気軽なお店でなんだか気持ちがホっとする。
場所柄、それからお店柄…、シニアなお客様が多くてお店で働く人も落ち着いた年齢の人がメインでやさしい感じがするのもステキ。
スパゲティーやハンバーグ。
初期のファミレスみたいなメニュー。
どれも昭和な感じの内容。
ランチ弁当が用意されてて、それを選んで食べてみる。
洋食屋さんに弁当があると気になりたのんでしまうんですネ。
いろんなモノを一度に楽しむコトができるのがうれしくて…。
しかもココのは料理が3点。
どれもができたてというのがウレシイ。
牛ばら肉のバターソテ。
サーモンフライにエビフライ。
バターソテのサイドにはウィンナ炒めがついていて、盛りだくさんににっこりします。
ちょっと厚めで噛みごたえのある牛肉を醤油風味のタレで焼く。
最後にバターで風味をつけているのが洋食料理の証!って感じでしょうか。
ウィンナさんもカリッと焼かれて、表面パキッと歯ぎれる感じがオゴチソウ。
サーモンフライは皮と小骨を丁寧にとり、分厚い切り身がフックラ、シットリ。
エビのフライも太くてズッシリ。
プチュンと歯切れてうま味、甘みもしっかりとした上等なエビ…、尻尾までもがカリッとあがってタルタルソースもタップリでいい。
フライの下にはハムサラダ…、普通のロースハムなんだけどこれまた分厚く、肉の風味が自然でおいしい。
ご飯の上に散らした海苔も香り豊かでどれをとっても不満をもたぬクオリティーなのがお弁当としては上出来…、アリガタイ。
お重の隅にフルーツカクテルがおさめられ、しかも味噌汁までもが付いているというこの組み合わせをアバンギャルドというのかそれとも「昭和そのもの」と言えばいいのか…、白いご飯に味噌汁があれば安心、食後の甘いモノがあるのもまた安心と、サービス精神旺盛を感じてこれを良しとしましょう、さて仕事。
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サカキシンイチロウ
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店名 |
タカセ 池袋本店(TAKASE)
|
---|---|
ジャンル | 洋食、パン、パンケーキ |
予約・ お問い合わせ |
03-3971-0211 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR山手線他、池袋駅(東口) 徒歩1分 池袋駅から200m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA) 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
44席 (フロア毎に異なる) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 夜景が見える |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 2階喫茶にはハイチェアあり |
ドレスコード | なし |
ホームページ | |
オープン日 |
1920年 |
備考 |
1F PayPay決済可 |
お店のPR |
「池袋駅」
池袋の老舗といえば、なんといっても東口駅前に建つビル「タカセ」。1階が、パン屋さん、2階が喫茶店、3階がレストラン、9階が展望コーヒーラウンジ。何世代にも愛された池袋の老舗名店。 |
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池袋で朝。駅前のタカセの2階で朝ごはん。朝早くからやってる洋菓子屋さんの上のフロア。甘い匂いが漂う階段をタンタン上がってやってくる。
窓際のテーブルがひとつ空いててそこに陣取る。
いつもたのむのはDセット。ホットドッグにゆで卵、サラダ、飲み物。アイスコーヒーをお供にもらってケチャップとマスタードをおねだりしました。まずアイスコーヒーとサラダ、ゆで卵がやってくる。ガムシロップのガラスのピッチャー、ステンレスのミルクのピッチャー、ケチャップそれから刻んだピクルスのマスタードあえとテーブルの上がにぎやかになる。目が覚める。
サラダはいつも同じ内容。レタスにトマト、薄切りきゅうり。千切りキャベツでお茶を濁さぬサラダはうれしい。トマトが硬くてほどよく酸っぱいところも好み。サラダを食べたら卵を剥きます。
ここの卵は惚れ惚れするほどの大玉です。
しかもほんわかあったかで殻も頑丈。
テーブルをコンコン叩いてヒビを入れペリっと剥がした瞬間に、これはキレイにむけるぞとうれしい予感。
剥がした殻の最初の一枚に膜がしっかり貼り付いてたのね。ゆで卵は殻をむくのじゃなくて膜を剥ぐのがキレイに仕上げる極意だものね。
果たして卵が殻をスルンと脱ぐようにキレイに剥けた。
にんまりしてたらホットドッグがやってくる。
真ん中で斜めに切ったホットドッグ。
切り目にレタスをまずしいて、ソーセージをのせきゅうりをあしらう。左側のきゅうりは手前、右側のは向こう側にというあしらい方がいつも同じでニッコリします。
ソーセージの上にマスタードピクルスをポツンポツンと置いて間にケチャップ絞る。食べる準備の出来上がり。
ふっかりとしたドッグロール。軽くトーストされてサクッと歯切れレタスがシャクッ、プチュンとソーセージが千切れて口にやってくる。パンが主張しすぎないから挟んだ具材をおいしく感じる。
それにしてもきゅうりってほんの少しでも存在感がある野菜。バキッと壊れて緑の香りを吐き出してたちまち口をみずみずしくする。
ゆで卵も過ぎずほどよく、黄身がとろける感じがおいしい。
お腹をほどよく満たして〆のアイスコーヒー。ガムシロたっぷり、ミルクもたっぷり。甘いコーヒーで朝の頭の栄養にする。