久しぶりの今回はロンヅィーノ、ペコリーノ、マルツォリーノを購入。そろそろリニューアルが必要かもしれません。 : イータリー 丸の内店

東京駅丸の内地下改札を出て大手町方向に少し行ったところにあるイタリア食材店です。週末のこの日は愛宕神社に参拝。途中芝大門のやまやでイタリアワインを買ったのでそれに合わせる生ハムとチーズを買いに伺いました。

5年前のオープン時にはかなり頻繁に利用していましたが、最近は日本橋三越かG-SIXの店舗を利用。食材の品揃えで二店に劣る気がするこちらのお店は久しぶりの利用です。

今回も品揃えに関してはさして変わらない感じ。以前はいたはずのイタリア人スタッフも今回は見当たりません。店員さんはほぼ日本人のお姉さんです。

生ハムのスライスパックはエリプロシュートくらいだし、オーダースライスできるのも冷蔵ケースの2～3種類だけだとか。

でもせっかくなので初めての「ロンヅィーノ・サンブカーノ」という生ハムを50g スライスして頂きました。アペニン山脈で育てられる希少な豚の品種 サンブカーノのロース肉で作った生ハムだそうです。

後はチーズ。ペコリーノ系だけで4種類も並んでいましたが、中から今回はいつものペペロンチーノ・アル・ペコリーノに加え、3月だけに作られるというマルツォリーノを初めて買ってみました。

家で食べてみるとロンヅィーノは脂身が少なくてふんわりした食感とあっさりとした風味が特徴。30年前の日本の生ハムにちょっと似ている気がします。

それよりは塩辛くありませんが、イタリアのプロシュートの芳醇な香りが弱い。そのままワインのツマミには向かないかもしれません。

初めてのマルツォリーノは羊乳を使ったペコリーノにしては塩味も薄いし、そのままでも食べやすい。ペペロンチーノともどもワインのツマミとして美味しく頂きました。

オープンから5年も経ってこちらの店舗もちょっと停滞気味の印象。ここらでリニューアルが必要かもしれません。

東京駅丸の内地下改札外にあるイタリア食材店です。昨年9月のオープン以来かれこれ5回目くらいの訪問。今回は11月3日の山梨ヌーボー解禁日に買ったグレイスワインのセレナがまだ一本残っているので、それと合わせる生ハムとチーズを買いに伺いました。

週末の夕方4時くらいの訪問でしたが、やはり好立地。店内はイートイン含めて多くのお客さんで賑わっていて何より。かつて代官山の旗艦店をはじめ各店舗が軒並み閉店した時には心配したものですが、この店は長続きして欲しいものです。

今回買ったのはまず、いつもの生ハム サンダニエーレ産のプロシュート。約100gをオーダースライスしてもらいました。

それとチーズ。こちらは試食してみて美味しかったブラチュックというイタリア北西部ピエモンテ州産のチーズを100g弱頂きました。このチーズはブラ・テネーロというチーズにバルベーラ種のブドウの絞りカスを付けて熟成させたもの。初めて食べるタイプのチーズです。

その日の晩に甲州種白辛口の新酒セレナと一緒に買った生ハムとチーズを早速頂きました。生ハムのサンダニエーレはほどよく熟成された安定の美味しさ。やっぱり生ハムはオーダースライスの切り立てが一番です。お金さえあれば家に原木常備したいくらい。

一方のブラチュックはブドウの絞りカスのせいで縁が紫色に染まっています。食べてみるとその紫の部分だけじゃなくて中の部分もブドウの香り。酒粕に漬けたチーズが日本酒に合うのと同じでワインに良く合う味です。

メーカーのGIOLITO社のHPを見ると、他にも乾し草に包んだものなど、変わり種のチーズがいろいろ。やはりヨーロッパのチーズは奥が深い。

なお、今回のチーズはブラチュック(Braciuk)で、ブラチェックやブラチャックではありません。検索の際はお気をつけ下さい。特に電車の中とかだと変な人に思われる可能性があります。

東京駅の丸の内地下改札前に9月中旬にオープンしたイタリア食材店です。オープン初日の初訪問に続いて今回が二回目の訪問。会社帰りに生ハムを買って帰ろうと伺ってみました。

前回生ハムはスライスしてパックされたものしかありませんでしたが、今回はパックは見当たりません。売場にいたイタリア人のおじさんに伺うと嬉しいことにオーダーを受けてからスライスしてくれるとのこと。手切りでも機械での薄切りでもいいそうです。開店から１ヶ月以上経って客足も落ち着いてきたのでオーダースライスする余裕ができたんでしょうか。

ショーケースの上にスタンバイしていた原木はパルマでしたが、せっかくなので愛用しているサンダニエーレを80g薄切りでお願いしました。イタリア北東部サン・ダニエーレ・デル・フリウーリで作られるプロシュートでパルマ産より希少。100g1662円です。

生ハムの準備が出来る間、おじさんに試食を勧められたラトゥールというチーズが旨い。こちらは100g1247円、1カップ2500円以上と、ちと高いですが頂くことにしました。おじさん日本語も上手いけれど商売もなかなかです。

家で食べたサンダニエーレの生ハムはやっぱり旨い。初日に買ったクラテッロには及ばないまでも味も香りもいい。やはり初日に買ったパックされたサンダニエーレよりもかなり美味しい気がします。やはりステーキ肉はオーダーカット、塩昆布は量り売り、生ハムはオーダースライスに限る。

もう一方のチーズは表面に薄く白かびが着いたタイプ。といってもカマンベールやブリーとは違って中はもろもろでカッテージチーズのような感じ。爽やかな酸味とミルキーな味が特長です。

調べてみると、このチーズはイタリア北部ピエモンテ州で作られる牛乳、山羊乳、羊乳の三種のミルクをミックスした珍しいものだとか。こちらも美味しく頂きました。

東京駅丸の内地下中央改札外に8月30日にオープンしたばかりのイタリア食材店です。北イタリア トリノ発のこちらはもともと旗艦店の代官山を初め東京駅改札内、自由が丘、横浜等にも店舗があって、量り売りで買う生ハムやチーズが美味しくてテイクアウトで頻繁に利用していました。

それが二年前に日本での運営の主導権が三井物産に変わるのと前後して残念にも閉店の連続。最近横浜ポルタ店が閉店してからは日本橋三越本店新館地下のお店だけになっていました。二年前にも都内大型店舗出店計画のことはHPに書かれていましたが、一向に実現の気配がありません。

それが東京駅にオープンするというのでその初日に早速伺ってみました。お店に着いたのは会社の帰りの夕方6時過ぎ。地下中央改札を出て右に進むと左側の入口近くにまずカンノーリの売場が見えてきます。

奥に進んで通路の横切るとそこはサークル状に商品が並べられたハムやチーズの売場。そのまた奥は立ち飲みコーナー、一番奥はレストランフロアになっています。壁際にはジェラート売場やワインやオリーブオイル、パスタが並んだ棚もあってほぼかつての代官山の商品構成に近い感じ。開業初日とあって店内は立ち飲みコーナーを筆頭に多くのお客さんで賑わっています。

そんな初日に購入したのはやはり生ハム。かなり奮発してイタリアプロシュートの王様ともいうべき最高級品クラテッロ・ディ・ジベッロ80gともう少し普段使いのサンダニエーレ50gの二種類です。オープン当初の特別体制かもしれませんが、この日は予めスライスしてパックされたものだけの販売でした。ちょっと残念。

家に帰ってまずクラテッロの方を食べました。モモ全体を使う普通のプロシュートと違って尻の部分だけを十数ヶ月熟成させたもの。ポー川西岸ジベッロ周辺だけで作られる生ハムです。口に入れると鼻孔にふわっと抜ける香りも舌に感じる味も芳醇の極み。思わずうっとりとしてしまう旨さです。最初は大きめで食べていましたが、後半はもったいなくて一口で食べるサイズがどんどん小さくなって行くのが我ながらみみっちい。

希少なクラテッロが買える店が新たに東京駅に出来たのは本当に有難いと思います。ただ場所が場所だけに心配なのは立ち飲み・レストランの飲食店路線に走って食材販売がおろそかになること。イタリアンバルやレストランは他にいくらでもあるので、こちらには美味しいイタリアの食材を提供することをまず第一に考えて欲しいと思います。