シェフお薦めデギュスタシオン・コース : BISTRO DOUBLE

季節感あふれるコースをテラスで満喫〜♬
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やっと暖かくなって雨の心配もなかったので予約を入れました。が！
７pm の店内はビジネス・スーツ姿のお客様で奥から半分以上埋まっ
ていて〜その後も続々とビジネスマンご来店！！８pm 前には店内に
入れなかった男性二人組がテラスのテーブルに着席・・凄いですネ！
丸の内という立地もあると思いますが先日おじゃました六本木ヒルズ
の ビキニ・シス ＠７pm は私達の他にお客様はいらっしゃらず・・
閑散としておりましたのでその差に愕然としながら〜シェフお薦めデ
ギュスタシオン・コース（全６品 ¥６３５０）に単品で鱸のロースト
（¥２４５０）を付けてお願い致しました。パラソル・ヒーターは点
いていてもビル風が通り抜ける路地にテラスがある為、やはり風が吹
くと寒い！！ ”毛布たくさんありますので使ってください！” とサー
ビスの田島さん〜女性ならではの細やかな気配りで ”店長がワインは
ドン・ディエゴかな？って言ってましたがホット・ウーロンすぐ持っ
て参りますので先ず暖まってくださいッ！！” ドン・ディエゴのエス
コラーノ（¥３８００）は樹齢３０年以上のテンプラニーリョで造ら
れるスペイン産の赤ワインで凝縮したブドウの果実味がハンパなく！
ふくよかで味わい深い大のお気に入り〜♡ 極上のテンプラニーリョ
でございます。

お通しはブリオッシュにサラミとクリーム・チーズ、コースの一品目
は春らしいホワイト・アスパラとブッラータのミモザ仕立て〜カクテ
ル・グラスで供されました。美しい〜〜♬ ミモザの黄色は茹で卵で
表現されていて卵感もしっかり〜クリーミーなホワイト・アスパラ
のムースとチーズがメロディーの二重奏を奏でる完成度の高い逸品！
続く、鶉とフォアグラの春キャベツ包みも干し葡萄とマデラ酒のコン
ディモンが添えられて気品あふれる出色の一皿！！ 蛤のポタージュ
は田島さんがテーブルで注ぎ入れてくださって海の幸とグァカモレで
満喫〜♬ コースの魚は魚へんに春と書く鰆のローストで桜エビと木
の芽が載って春の香り高くオレンジを添えた柑橘ソース・アグリウム
が秀逸！単品でお願いした鱸のローストは大きなカットがふっくらと
白眉〜♬ ソースはナスのソース・シノワで加藤シェフの十八番（お
はこ）でしょうか・・リッチなのにクドくない甘酸っぱいソースでご
ざいます。忙しい日でなければお話聞かせていただけたのに！前菜の
ミモザ仕立てや蛤の旨味が滲み出すポタージュの感動をお伝えしたか
ったのに！と心の中で思っておりますと空からポツっと雨粒が・・私
達の後でテラスに来られたビジネスマン２名は即！店内へ・・

私達はベアトリーチェがいますのでエントランス横の軒下へ避難しよ
うと思いましたら〜特例で店内窓際のハイテーブルにご案内してくだ
さって山菜のヴァリエが美しい熊本産えこめ牛（お米を餌に与えられ
るのだそう）火入れ完璧！ジューシーで美味〜♬ サーロインのポワ
レと雪見大福にヒントを得たかのような柔らかい求肥でイチゴとホワ
イト・チョコを包んだ春らしいデザートを暖かい店内でゆっくり味わ
うことができました。ありがとうございます！！ 満席の店内を熊田
店長と田島さん二名で切り盛りされていて此の日、店長とお話できた
のはチェックをお願いした後の１分〜加藤シェフもお休みで〜お料理
のお話が伺えなくて残念でしたが、春のコースも！鱸のローストも！
BEST EVER!! シェフに宜しくお伝えくださいね、と田島さんに告げ
てお店を出ようとしましたら〜熊田店長が ”これコロナの自宅待機で
ヒマだった時に描いたんです” と可愛いロゴ入りトート・バッグをく
ださって実は私・・テラスからレジの下に貼ってあるイラストが見え
て気になっておりましたのでビックリ〜まさか店長作だったとは〜♬

シャンパン・ゴールドに彩られた仲通りのイルミネーション！を満喫
すべくディナーの予約を入れました。”ここがイチバン暖かいと思い
ます！” と熊田店長がパラソル・ヒーター横のテーブルにご案内して
くださって ”今日メニューに載せたばかりのウズラがお薦めです！！
ワインもご用意しておきましたので〜♬” １１月に入るとジビエのシ
ーズン到来ですから主菜にはオーストラリア産牛フィレのポワレ・マ
ディラ酒ソースがけの他に、蝦夷鹿モモ肉のロースト・サツマイモの
ニョッキ添え（¥２４２０）と山ウズラとフォアグラのキャベツ包み
焼き（¥３９６０）が！！ 前回はコースでお願い致しまして加藤シェ
フの力量を味わい尽くさせて戴きましたので今回はア・ラ・カルトで
ジビエと真鯛（¥２４２０）を愉しませて戴きましょうか！ 私達はジ
ビエ好きですので蝦夷鹿には他でも会えますが山ウズラとはなかなか
出会えないと思い、店長お薦めのウズラで決定〜♬

ちょうど一ヶ月前・・ベアトリーチェとお向かいの タイユヴァン に
いて赤いパラソルが気になって通りを渡り、店長にテラスがワン OK
か伺い "端なら OK〜♬” とのお返事を戴き、予約のお電話を入れるの
に電話番号が書かれたものをお願いしたところ・・くださったのが１
０月のランチ・カレンダーでした。日替わりランチ（¥１３７０）は
３１日分で肉料理と魚料理が日々２種類ずつ・・びっしり埋まってい
てシェフは毎月お献立を一ヶ月前に（前日に翌日分なら〜まだしも！）
毎月決めるという仕事も難なく永年こなされていらしたんだなぁ〜仕
入れもあるし、と感心することしきり・・その日の賄いではなく前以
て６２食を決めるって〜頭脳の重労働ですよネ！ 一応、最後まで目を
通しましたら ’このチラシをお持ちになった方にスパークリング一杯
サービス’ と書いてあり前回バッグに入れるのを忘れて今回！前菜の
マグレ鴨のムネ肉レムラード・サラダ仕立て（¥１２１０）で楽しま
せて戴きました。ちょっと甘いけどシャンパン・ゴールドのイルミネ
ーションの後で嬉しい泡〜♬ でございました。キャロット・ラペと
紫キャベツが添えられたマグレ鴨のサラダ仕立ては鴨の火入れが完璧
で柔らかな肉質が菊の花びらを散らしたリーフ野菜になじむ秋らしい
一品〜♬

真鯛もふっくら〜塩をキチッとされているので優しいソースに合わせ
ても輪郭がしっかり感じられる ’お手本’ のような魚料理〜♬ 優しい
ソースでナスとトランペット茸も美味！！ 秋が深まるとジビエだけで
なくキノコも美味しくなりますよネ！ 嬉しいことに！今回はパンが温
めてありクリーム・ソース最良のお供〜♬ 店長が用意してくださって
いたエスコラーノも文句なし！！ フォアグラを巻いた山ウズラをキャ
ベツの葉で包んだ逸品と妙なる調べを奏でてくれます。ウズラはスコ
ットランド産だそうでソースのリンゴのピュレとキャラメリゼが弾力
のあるマッチョなウズラにフェミニンなタッチを加味〜♬ お肉に合
わせるソースは料理人のセンスが問われる重要ポイントですが加藤シ
ェフはソース作りを本当に楽しんでいらっしゃるのだと毎回感じます。
私達の後カップル一組がテラスに、その後ご来店スーツ姿の男性三人
組は店内へ・・今回ビルの谷間にあるテラスが風の通り道になってい
ることがわかりましたがパラソル・ヒーターとブランケットで寒さを
感じることなく、シェフもテラスにお出ましくださって・・お話も弾
み年内にもう一度おじゃまできるかしら？ おじゃましたい！です！！

タイユヴァン のテラスでディナーをしていた時！お向かいの細い道に
赤いパラソルが見えてワンOK〜♬ かも？と思い・・通りを渡って伺
ってみますと店長らしき方が対応してくださり端っこのテーブルでも
宜しければ、とのこと。改めて予約を入れ３日後におじゃましてみた
ところ〜やはり！アンジェリーナと一度デザートでお寄りしたことの
あるビストロでした。店内に置かれたマムのボトルの赤とパラソルの
赤がお洒落で映像の記憶があったのです！ でも６年前は仲通りが今の
ように大手町まで繋がった感覚ではなく、お店もポツン、ポツンとい
う感じで・・お洒落感も距離感も全く違いますので再訪という感覚は
ゼロでメニューを拝見〜♬

２ヶ月の休業を余儀なくされ１０月１日からスタートした秋のプレミ
アム・ディナーコース（全６品 ¥６３８０）の前菜はホロホロ鳥とフ
ォアグラのプレッセ・洋梨のチャツネ添え、鰹のマリネとアボカドの
軽いグァカモレ、茸と銀杏のフラン・トリュフと根菜のフリチュール
添えと３品〜♬ お魚は赤海老のムースを包んだ太刀魚のポワレ、お
肉はシャラン産鴨のムネ肉のロティ、デセールは栗のミルフィーユと
焙じ茶のアイス→カフェ ou テというコースで、前菜３品から１品選
んで後は同じ、セロリのムースで始まる全４品（¥４９５０）という
選択も可能でございます。テンプラニーリョ（¥４１８０）があった
のでお願いしたところ・・なんとこれが大当たり〜♬ エスコラーノ
のラベルは１４世紀初頭にエスコラーノに実在した ’時の人’ ドン・デ
ィエゴ・エスコラーノの肖像で樹齢３０年を超えるテンプラニーリョ
の古木から採れるブドウで造られています。深いルビー色、オーク樽
のバリックで３ヶ月の熟成を経てボトリングされるアロマティックで
ディープな熟成感、凝縮感のある豊かな赤い果実味、しっかりとした
ボディーがありながら誠にエレガントなフィネス！！フル・ボディー
でヴィンテージは２０１６年〜バルセロナのファイン・レストラン以
外では味わったことのない！まさに究極のテンプラニーリョ！！

コースのお料理もホロホロ鳥に添えられた洋梨のチャツネや鰹のマリ
ネに添えられたナスのピューレ・キャビア仕立てにシェフのセンスが
光り赤海老のムースと太刀魚のポワレは優しい味わいのマリアージュ
に焦がしバターとジュが芳しいメロディーを奏で絶品でございました。
シャラン産の鴨はバルサミコと無花果のエッセンス！！ 赤ワイン・ソ
ースも鴨の火入れも完璧で無花果の半身も堪能〜♬ ３日前にお話しさ
せて戴いた熊田店長がカプチーノ・タイムにシェフをご紹介してくだ
さって戴いた加藤秀人シェフのお名刺で運営は２００６年４月設立の
（株）アキナイ、現在２０店舗を展開中で私達がおじゃましている銀
座の ブール・ノワゼット が２０１０年９月、ここが２０１２年３月、
仲通りの ブール・ノワゼット が２０１８年１１月という流れがわか
りました。加藤シェフのタイトルは第３営業部ブランド・シェフ・・
大きな会社なのですネ！ 高さのある栗のミルフィーユもパイ皮が天使
の羽のように軽くて秀逸！！ 非の打ちどころのないコースでしたが、
ひとつあったとすればパンが固くて残念・・お料理とワインが素晴ら
しかったので画竜点睛を欠く、とまでは申しませんが、せめて温めて
あれば固く重くとは感じなかったように思います。小さな残念！寒く
なってもパラソル・ヒーターがあればベアトリーチェと一緒に〜♬
今年もう一回おじゃましたいですね・・この日はきれいなハーフ・ム
ーンで、ちょうど仲通りの上に大きなお月様が上がってきて私達は暫
し月夜を愛で永楽ビルから地下駐へと下りるエレベーターへと向かっ
たのでした。

モンシルクロのテラスでタパスとパエリアを愉しみ、食後のデザートで
此方のテラスへ・・東京のビルの谷間にプティ・パリ出現〜♬ という
雰囲気がなんともお洒落〜♬ モンシルクロ同様〜店内よりテラスが人
気で夜のお洒落なテラスは一杯！！ ラッキーなことに角のテーブルがひ
とつだけ空いていました。初めてでしたので犬連れでも OK〜♬ か、マ
ネージャーらしき男性に伺ってみますと・・”お一人様￥５００チャージ
が掛かりますがそれでも宜しければどうぞ！！” 単刀直入でよいのです
が、私達にとってはビルの地下駐に入るすぐ手前というパーフェクトな
ロケーションだった為 ￥１０００でも構わなかったのですが・・もう少
し柔らかな接客ができてこそ ’お店の格’ も上がるというものです。素敵
なビストロなのに、とちょっとガッカリしながら・・のスタートとなり
ましたがテラス担当スタッフの女性ならではの接客が素晴らしく、その
後は百点満点で全てが推移し気持のよい時間を過ごすことができました。

いただいたものはプティ・シューが載ったサントノレ（￥７００）とガ
トー・ショコラ（￥７００）で、サントノレは紅茶（アールグレイのみ
￥５００）ガトー・ショコラは南仏ラングドック・ルーションのメルロ
ー（￥７００）に合わせていただきました。ガトー・ショコラに赤ワイ
ンに合わせるのは私の流儀ですが、その心はカフェやエスプレッソだと
そこでキッチリ完結してしまうデセールの時間がふんわりと〜円やかに、
より長くなり・・♡ 食後の余韻がゆっくり広がっていく感覚が堪らな
いからに他なりません。ドゥーブルのガトー・ショコラはバニラアイス
添えで正統派な一品、サントノレは上品な甘さがよかった、とのことで
ございます。アンジェリーナには可愛いボウルでお水のサービスがあり
ました。丸ノ内ビル街のお散歩で此処を訪れるワンちゃん達がいるので
すネッ！（いなくても〜パリで犬が入れないカフェやビストロは一軒も
ありませんからポリシーとして、かもしれませんが！）

メニューにパリ本店ビストロ・ドゥーブルのウェブサイトが載っていた
り、アートワーク、インテリア、テラスの籐椅子までパリのビストロを
彷彿とさせるものであったりと丸ノ内で旅気分が味わえるビストロ〜♬
ハードは完璧！！ この界隈にお勤めの方はランチ、お仕事帰り、と使
い勝手もよく人気のビストロに違いありません。ディナー・メニューは
拝見しておりませんが本格的なビストロ料理がいろいろ楽しめそう・・
最初の躓きさえなければディナー・メニューもじっくり拝見させていた
だいたのですが・・・お洒落な ’パリ度’ で〜覚えておきましょう〜♡