クラフトビールの都に、新たなる挑戦者現る！　さえ丸系列だけに、魚介料理とビールを合わせる楽しさ。 : 2階のビアパブ

［静岡県沼津市］
2022/11/17（木）
JR沼津駅南口、大手町にあるビアバー。
2022年11月15日オープン。

場所は… 南口を出て、正面の横断歩道を渡り、地下道をくぐって斜め向かいへ出ると
すぐ右手に見つかる。ラクーンの向かい側。
駅から徒歩2分。定休日なし。

ベアードブルーイング（現・伊豆市）創業に始まり、日本一のクラフトビール都市となった沼津。
日本ビール醸造、沼津クラフト、リパブリュー、ONE DROP、そして今回オープンした「Masters Brewing」。
人口19万の都市に、5つのビール醸造所がひしめく。

長らく使われておらず、廃墟だった駅前の建物を改装。
入って右手に、ガラスを隔てて醸造タンクが並ぶ。
「2階のビアパブ」という店名通り、店内の階段で2階に上がる。エレベーター無し。

客席は 2人掛けテーブル×9卓、4人掛けテーブル×3卓。
カウンターがないので、どちらかといえば 2人組～グループ向けかな？
全席禁煙。BGM代わりに、TVで地上波番組が流れる。

テーブルのQRコードを読み取り、自分のスマホから注文するスタイル。
（建物の真ん中で電波が悪いようなので、Wi-Fiを付けると良いね）
コミュニケーションは最小限になるが、店員さんのスキルを問わず提供できるし
まあ、今らしい方法かな。

オープン直後、用意されたクラフトビールは3種類（後述）。
フードの一部を紹介すると…
〔前菜〕おすすめおつまみ盛合せ、燻製盛合せ、ピクルス、ポテトフライ、チーズフライ
〔魚介〕本日のカルパッチョ、BBQフィッシュ、シラスのアヒージョ、豆とホタテのアヒージョ
　　　　フィッシュ＆チップス、アジフライ、カキフライ、海老フライ
〔肉類〕ハモンセラーノ、BBQポーク／チキン、5色ウィンナー、ローストビーフ／ポーク、鶏唐揚げ
〔ピザ〕しらすピザ、ベーコンピザ、鯖燻製とマヨネーズのピザ
〔シメ〕ガーリックピラフ、ガーリックトースト、カップスイーツ

オーナーは近くで「さえ丸おじさんの店」という居酒屋を経営しており、
元漁師でもあることから、魚介系の料理にも期待が持てそう。
卓上には、ミル挽き岩塩とブラックペッパーを用意。

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■クラフトビール
オリジナルグラスが届いていないそうで、当面はお祭り屋台のようなプラカップでの提供。
お通しは出ないので、気軽に一杯だけでも。

◎PUNKマスターズIPA（￥800）※税込10％
　ホップの種類と量にこだわったIPA。
　コク（酸味）があり、後味はクセがなくラガー風だが、
　華やかなホップの香りは確かに感じられる。

◎HAZYマスターズIPA（￥800）
　ほんのり霞を帯びた感じのIPAで、苦味成分をぐっと抑えたスタイル。
　アルコールは3種の中で最も高い6.5％。
　泡が少なめなのは、クラフトビールらしいポイント。

◎マスターズESB（￥800）
　ESBとは「エクストラ スペシャルビター」の意味で、IBU値は51。
　実際に飲んでみると、それほど強い苦味は感じず、酸味が苦味をカバーしている印象。

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■本日のカルパッチョ（￥1200）
魚の量が多く、刺身よりのカルパッチョ。
この日はオナガダイが終わり、ウメイロでの提供。
あっさりとして、もっちり食感の白身。
ソースは市販のドレッシングかな。あっさり主張せず、白身の旨味を引き出す。

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■ビール衣のフィッシュ＆チップス（￥500）
本場ではタラが使われることが多いが、今日は「真鯛」での提供。
深海魚の水揚げで知られる沼津だけに、時期によっては深海魚を揚げるという。
真鯛の風味は感じられるが、衣が天ぷらより柔らかかったので、もう少しハードに揚げた方が良いかな？
ポテトは甘みが感じられるもので、好印象。

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■鯖燻製とマヨネーズのピザ（￥1000）
明言されていないが、おそらく、沼津港のサバディン缶詰を使用(^-^)
ごく薄焼きの生地で、パリッと軽く食べられる感じ。
醤油が香る甘辛い味付けに、玉ねぎの甘みも加わって、なかなか良し。
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しめて￥5100。お会計は PayPay利用OK。
「さえ丸」系列らしく、提供の都度、魚の種類を教えてくれるのは好印象。

沼津がますますビールの都として盛り上がるために、
これからもビアバー各店の切磋琢磨を期待したい。