イカ天そばにする・すする : 笠置そば 北与野店

拠点近くの朝蕎麦のお店は軒並みビシバシ再訪しております。
だんだん離れて行っている・・・

味わいやボリュームがちょうど良いんですよね。牛丼系のお店も朝営業されているんですけど、米は朝からだと腹にたまるイメージがあります。

でも、微妙・・・そば粉は脂質と食物繊維が多いので、うどんの方が消化が良いそうです。
数値だけでみると米もそば粉よりも消化は良いはずですが、粉と粒の違いで粉にしたそば粉の方がいいのかもですね。
そば粉の小麦粉の比率も朝蕎麦ならばかなりアレだと思うので、やっぱりご飯の方が腹持ちは良いんだと思います。

券売機。後食べたことないのは何だ？
そんな感じでイカ天にしました。そばにします。

しばし待ち到着。いただく・・・

・・・どうと言うことのない味わいですが、それが良い。
イカも大きく無く衣も過剰では無く、つゆも本格的で無く、麺も普通いや朝蕎麦目線で普通です。

ちゃんと営業して、ちゃんとブレない味を提供する・・・こだわりのお店が不定休や営業時間が短いとか並んでいるのと比べれば、そこにいつもあり、いつでもいただける・・・この安定の安心感は、現行の内閣よりも確かでありますね。（これ、いつの時代にも通用するね）

感謝しかないです。

日々何かをいただく・・・

ありきたりな言葉ならば「他の生命を自身に取り込む・・・」であります。

でもこれは、自炊の話。外食や中食でも調理済みの料理でも・・・もっと言えば、現代の食材を購入して調理すると言う世界を考えるならば、「他の方の思いも含めて、他の生命と共に我が身を通す・・・」なのかなって思います。

シンプルな世界。
朝から営業の早出しのシステムの一つ。立ち食いそば・・・

繰り返し利用して、何かを吸収しようと考えていたら、今回はこのような結果となりました。

細かい展開は長くなりますが、要するに「感謝」ですね。


拠点最寄り駅の大宮駅周辺で朝飯を考える・・・だいたい行ったな・・・

で、更に考える・・・ならば、もっと早起きしてちょっと移動した先の朝飯なんてどうだ？
もともと早出なのなら、「もっと早出」で気のすむお店で朝飯の可能性を考えました。
で、こちらのお店を再訪であります。

道すがら、以前は何を食べたか確認・・・なるべく被らずに食べたいものを考えます。
食べたいものが無ければ、再食でも問題ないのですが・・・おっと、種物で一つあった・・・

それが「海老天そば」であります。
かき揚げほど、量が多い可能性もなく、個人的好みの範疇に収まる種物・・・

外の券売機にて購入。お店に入って券を渡します。「蕎麦でお願いします」「海老天あげますので少々お待ちください・・・」みたいな回答。
やった揚げたてになるんだ！

無いと断るお店もあると思いますが、ちょっと待ってと揚げてもらう方が好きです。

時間が無いからこちらのお店を利用では無い私。逆に時間があるので食べちゃう感じもあるかもね。

しばし待ちます。

ここの券売機って高さがある。背の低いお客さんは小銭が入れられない気がします。
仕方が無いのですが立ち台があってもいいかもですね。

卓上は七味。
割り箸・爪楊枝・水ポット。

ピチピチと揚げられる海老天。お店のジャンルとしては別に過度な期待はしていませんが、出来立てを含む「鮮度」と言うのはお客に伝わる気がします。
あらかじめ、用意した水コップと、お客が来てから水道をひねって入れた水の差・・・とでも言いましょうか？感覚ですけどね。

出来上がるタイミングと時間と音から感じます。麺の作業も始まったな・・・

タイミング合わせて茹で上がる麺。合体。提供であります。

いただきます。
熱々の海老天周りの汁・麺もちょっと熱めですね。そう言う温度のむらも含めて出来立てって楽しいです。
ハフッとしたりしつつ無事完食。

シンプルな世界ゆえに、良いなって思う感覚がわかりやすいのかもですね。

私が飲食店に求めるミニマルな世界を改めて感じたお店となりました。

奈良県は笠置山に由来のある店名なんですね。
ん？奈良は蕎麦文化なのか？

奈良県で食べログ的には蕎麦は１６０軒くらいでうどんは２７０軒くらいでした。
サクッと調べてみると、関西圏では大阪は圧倒的にうどんですが、それ以外の県ではうどんが多いのは確かですが、全然蕎麦屋さんが少ない・・・という感じではないみたいでした。
（因みに、現在の拠点埼玉は蕎麦１９００軒。うどん２０００軒ちょい・・・アレ？うどん圏じゃん！）
試しに「笠置駅」で「蕎麦」とくくると「文月」さんと言うお店がヒット。これがリアル「笠置そば」なのかもしれませんね・・・


腹減って再訪。お昼まで我慢できずにこちらでエネルギー補給となりました。

臨時休業とか？ドキドキしつつ改札を出ました。無事営業されていました。感謝です。
外の券売機にてサクッとたぬきを選択。聞こえるぎりぎりの声量で「そばで・・・」とお願いします。
個人的には一人飯が多いので、しゃべるようなことは無いのですが、今後同行者がいたとしても、声は張らずに会話になるのかな・・・
何が標準的になるのかわかりませんが、何か変わるんだろうなって思います。

到着。

甘濃い方の汁。アツアツの汁。コシを感じる、頑張っている麺。嫌なニュアンスの無い揚げ衣。ネギはちょいと固めですが、このジャンルでは気にならない物。
慣れもありますが、なんかいいなぁ・・・そんなホットスポットであります。

美味しく完食。さて、ランチだ！（いや、仕事でしょ！）

立ち食い・スタンド・茹で置き蕎麦のお店。

酒飲みの個人的都合で食べ始めた「蕎麦」・・・十割から入り、山間の自宅改造型のお店なども周り、二八などの比率の蕎麦や、つなぎが特徴的な蕎麦など地元新潟と主に東京で蕎麦を食べ進めて５・６年・・・今では、ドライブイン的・スキー場レスト的な即席の蕎麦までいただくようになりました。

一種類のジャンル・・・蕎麦。

ですが、地元と東京と言う限定のエリアだけでも、とてもバリエーションがあります。あるていど、「蕎麦とは何だ」と言うのを身に付けるため、水でざぶざぶと〆た「もりそば」を今だ食の修業中の為、喜んで食べているのですが、どうにも奥が深くて種物や温かい蕎麦にまでたどり着く自信が無くなってきました。

人によって好みは色々ですね。私は茹で置きの蕎麦屋さんでは温かい蕎麦を基本としています。ただでさえ、コシが無いのに温かくしていただいちゃいます。

いや、コシが無いから温かくして食べているんですね。多数派ですね。違います？

そんなジャンル。立ち食い蕎麦。多店舗展開しているお店は何種類かありますが「笠置そば」はどうだったっけ？食べログのジャンル分けがちゃんと「立ち食い蕎麦」で登録されていれば、未経験のようです。

昔食べて旨かった記憶のある「笠置そば」。さて、今あちこちの立ち食い蕎麦を食べてきた私にはどう感じるのでしょうか？

・・・小銭の都合上ジャストかけそば代だったので余計なことせず「かけ」のボタンをポチり。

２６０円で、そばかうどんが選べます。蕎麦を選択。今後２回目の立ち食いのお店ではうどんを食べてみようかな・・・などと、考えながら待つ。素早く提供。

ネギたっぷり。ねぎっこファン・・・いや、ねぎファンにはうれしい量。

汁は最初にフワッと良い感じの風味が一瞬しますが、その後はやや甘めの汁となりました。

麺は茹で置きの中ではまずまず。

暑くも無い天気にちょうど染み込む一杯でありました。

そろそろ、「一杯のかけそば」ってのを読んで見ようか？