姫松屋 本店
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店舗基本情報
| 店名 |
姫松屋 本店（ひめまつや）
|
|---|---|
| ジャンル | 郷土料理、食堂 |
|
予約・ お問い合わせ |
0957-63-7272 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
島原鉄道島原駅から徒歩7分 島原駅から501m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席・設備
| 席数 |
220席 （一階：カウンター×8席、4人テーブル×23席、二階：小上がり座敷6人テーブル×20席） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 店の裏に広い駐車場アリ |
| 空間・設備 | カウンター席あり、ソファー席あり、座敷あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| お子様連れ |
子供可 |
| ホームページ | |
| オープン日 |
1813年 |
| 備考 |
予約は団体客のみ可 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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長崎県の島原に伝わる郷土料理の代表格『具雑煮(ぐぞうに)』。
こちらのお店は具雑煮の元祖と言われており、創業200余年という歴史ある老舗の名店。
具雑煮はその名の通り具沢山の雑煮。
島原地方の雑煮は、山の幸・海の幸をふんだんに盛り込むので、非常に具沢山なのが特徴的。
平成19年(2007年)に、農林水産省の「農山漁村の郷土料理百選」に卓袱料理と並んで選定されています。
この具雑煮の考案者というのが、天草四郎時貞だったと言われています。
寛永14年(1637年)の島原の乱の時、一揆軍の総大将であった天草四郎時貞が、約3万7千人の信徒達と共に原城に籠城した際、農民達に餅を兵糧として貯えさせ、山や海から色んな材料を集めて雑煮を炊き、栄養をとりながら約3ヶ月も戦ったそうです。
これをもとに文化10年(1813年)に、初代糀屋喜衛ェ門という方が、味付に趣向をこらして生み出したのが具雑煮の始まりだとか。
現在の『姫松屋』という屋号は2代目の頃に変わり、現在に至るそうです。
島原で初めて具雑煮を食べる際、まず真っ先に浮かぶのがこちらのお店。
具雑煮とはどんなものなのか食べに行くことにしました。
お店は本店と新町店がありますが、今回は本店へ訪問。
本店は島原駅より徒歩8分ほどの距離で、島原城のすぐそばにあります。
駐車場は店前にもスペースがありますが、店の裏手に広い駐車場があります。
この日は土曜日、お店には30分前の到着。
まだ他にお客さんは誰もおらず、店前で待っていました。
開店時間が近づくにつれて人は徐々に増え、この日5分前の10時55分にオープンしましたが、その時点で10人ほど待ち客がいました。
開店してからはどんどんお客さんが増えて、私が退店する11時20分頃には席がかなり埋まっていました。
メニューは具雑煮をメインに、様々な定食や丼ものなどがあります。
もちろん今回は具雑煮を注文。
定食もありますが、他にお店を巡る予定があったので、単品にしておきました。
【具雑煮 並】980円
熱々の土鍋の中には具材がたっぷり。
地元産にこだわっているという具材には、餅の他にシロナ、ちくわ、白蒲鉾、なにわカマボコ、焼穴子、ゴボウ、卵焼き、シイタケ、凍豆腐、れんこん、鶏肉、春菊と合計13種類。
つゆは昆布や鰹節などの出汁に醤油を合わせたシンプルなものですが、水には豊富な島原の湧き水を使用しているそうです。
あっさりですが力強い魚介系の旨味が印象的。
餅は毎日作る自家製。
5個入っていますが、どれも小ぶりなのでそこまで重たくはありません。
柔らかくてつゆがよく馴染み、美味しいですね。
具材には、チンゲンサイに似た野菜である島原特産のシロナが入っているのも特徴的。
シャキシャキのごぼうや、香ばしい風味が広がる焼穴子が特に美味しかったです。
ちくわやかまぼこが結構多かったですが、もう少し鶏肉が欲しかったところ。
確かに具沢山で栄養たっぷりの雑煮、味も美味しくて大満足でした。
雑煮は地域ごとでかなり異なるので、色々食べ比べるのも面白いですね。
ご馳走様でした！