【あべの・天王寺】定食で味わえる庶民派「天ぷら」
「天ぷら」は和食の代表格でああるとともに、今や世界的にも知られる日本料理です。大きなスーツケースを転がす外国人観光客が急増しているあべの・天王寺で、庶民的な値段でいただける天ぷらを厳選、ここに紹介するとともに、東西の違いを探ります。
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる330件の口コミを参考にまとめました。
魚介類や野菜等を小麦粉を主体とした衣で包んで揚げる和食の代表格「天ぷら」は、日本人にとっては馴染み深い料理であり、今や世界的にも知られる日本料理です。
一般的に、関東では揚げ油に胡麻油を使うため、衣がこんがりと色が付き、香ばしくて重厚な仕上がりになり、関西ではサラダ油で揚げるため、ふわっと軽い仕上がりになります。
江戸時代、天ぷらは屋台で立ち食いする庶民の食べ物であったが、幕末になると天ぷら店として店舗を構えるようになり、明治期には料亭や天ぷら専門店が広がるとともに、高級料理となってきました。
その一方で、下町では庶民向けの天ぷら屋も広まり、一種の総菜店として商店街に欠かせない存在となり、現在のスーパーにおけるデリカテッセンの下地となりました。織田作之助の小説『夫婦善哉』に下町の天ぷらが描写されています。
出典: kurodaさん
「あべのルシアス」のB1F食堂街にある、天ぷらと釜飯を目玉に据えた居酒屋です。
店内は奥に厨房、板場を囲うように10席足らずのカウンター席、その背後と入口辺りにテーブル席が並ぶ構造で、全38席とのこと。スポットライトによる陰影が雰囲気を高めています。
「天ぷら定食」(890円)は天ぷらに小鉢、豚汁うどん、ご飯がセットになります。豚汁うどんにはたっぷりの根菜が入っています。小鉢はちりめんおろしです。
天ぷらは海老天2尾に、南京、茄子、イカ、そして鶏天といったボリウムある構成です。天ぷらには米油を使っているので、からっと軽い揚げ上がりです。
やや濃いめの天つゆに大根おろしがよく合います。しかも大根おろしがたっぷり盛られているのがうれしいですね。
100人
2981人
050-5869-4927
出典: kurodaさん
JR天王寺駅直上の商業施設・てんのうじMIOの本館11階にある東京発祥の天ぷら専門店です。
店内は、白木が基調となる和食店らしき雰囲気。テーブル席ばかりで60席ぐらいです。
「お手頃ランチ」(972円)は天ぷら6品に、とろろ、ご飯、赤だし、お漬物が付いています。天つゆはあらかじめテーブルにセットされており、薄口と濃口の2種。
最初に揚げたての海老の天ぷらがやってきます。焼き塩が推奨なので、一尾はその通り、もう一尾は天つゆでいただきます。やや小ぶりながらぷりぷりサクサク。尻尾まで美味いですね。
次に野菜の天ぷら、南瓜と茄子、オクラです。今度は天つゆが推奨されました。言うまでもなく東京風の天ぷらなので胡麻油のややこってりとしたタイプ。これは薄口の天つゆより、濃口の天つゆの方がよく合うような気がします。
天ぷらのラストはメゴチの天ぷら。あっさりとしていいですね。
ご飯はコーンと枝豆の炊き込みご飯。さらにとろろがあるのもいいですね。
56人
674人
06-6770-1010
出典: kurodaさん
JR・天王寺駅の北口を出て、横断歩道を渡ったところにある小路に入ってすぐ、谷町筋側からの街路と丁字型な交わるところにあるレトロな食堂です。
店内も昭和にタイムスリップした雰囲気で、やや小さめのテーブルが並ぶ30席程度。
天ぷら定食(750円)は、トレイの上に天ぷらのお皿と天つゆ、2種類の小鉢、ご飯、お味噌汁、お漬物が並んでいます。
天ぷらは海老が2尾、玉ねぎ、大葉、サツマイモ、海苔、茄子。どれもやや小ぶりです。サクサク感はなく、ふわっとしたフリッターのような昔風の揚げ上がりが特徴的です。かといって 油でベタッとしたような感はありません。
天つゆは薄味でコクがあって旨い。小鉢は甘辛く煮つけた糸こんにゃくと冷奴です。全体に優しい味付けでそこそこボリウムもある。そしてなんといってもこの値段です。新しくお洒落なお店ばかりになってきた阿倍野・天王寺で、こういったお店は貴重です。
17人
381人
不明の為情報お待ちしております
出典: kurodaさん
あべのハルカスの12階から14階までを占めるハルカスダイニングの、13階にある江戸前天ぷら専門店です。
店内はカウンター席とテーブル席の50席足らず。日本料理のお店らしいシンプルかつナチュラル、洗練された空間デザインになっています。
「海老と野菜の昼膳」(1,512円)、すぐに「お揃い(ご飯・みそ汁・香の物)」と天つゆ、大根おろしがセットされました。
職人さんがお皿の上に敷き紙をセットし、海老の天ぷら3尾を盛りつけました。海老の身は小ぶりながら、衣がふわっと広がっていて軽快なクリスピー感がある口当たり。海老の身はプリッとしていて風味豊かです。
野菜は南瓜、舞茸、茄子が順番に出されてきます。野菜そのものの旨みが活きているとともに、東京出自のお店らしく胡麻油によるコクが光ります。
最後に長い棒のように揚げられた穴子、カリッと香ばしい一品です。
お味噌汁にはふっくらした蜆がたくさん入っていて、蜆の滋味に溢れている。香の物はべったらと高菜です。料理の質といいお店の雰囲気といい、値段以上の内容に満足です。
47人
1261人
050-5597-4454
出典: kurodaさん
各線・天王寺駅、および近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅のすぐ近く、あべのQsモール北側、ViaあべのWalkの地下1階、天王寺駅からの地下通路からあべのQsモールに至る真正面という絶好の位置にある居酒屋さんです。
文字通り赤のれんをくぐって店内へ。中はテーブル席とカウンター席、合わせて100席もあろうかという大きなお店。
天ぷら定食(880円)は、天ぷら、うどん、小鉢、お漬物、ご飯が付いています。うどんはぼちぼちかな。出汁味が控えめでややしょっぱい。饂飩専門店ではないので仕方のないことかもしれません。
関西風で淡い色の衣の天ぷらは、サクッと揚がっていて美味しいですね。ご飯はお替り自由とのこと。お漬物が美味しいのはいい印象です。
63人
776人
06-6631-8261
出典: kurodaさん
各線・天王寺駅、および近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅の直近。あべのキューズモールの地下にある天丼・天ぷらの和食ファストフード店です。
店内はテーブル席と対面式の大カウンター席からなる40席程度。新しいだけあって明るくクリーン。注文カウンターで支払いをして呼び出しベルが渡されるセルフサービス方式となっています。
「元祖オールスター天ぷらそば」(920円)の天ぷらは海老1尾のほか、烏賊、帆立、蓮根、舞茸、隠元。バラエティーは豊かながら熱々ではない。これは揚げ置きを盛っただけのようです。
ところが温いながらも不思議なことに各天ぷらはサクッとした食感が失われておらず、油が回っている風でもない。これは油と粉が為せる業なのかも。
天つゆは辛すぎず甘すぎず。大根おろしとおろし生姜がしっかり添えられています。
蕎麦は乾麺なのかな?香りは希薄だが歯切れのいい食感が好ましい。そばつゆも上々です。
10人
63人
06-6636-5370
出典: kurodaさん
地下鉄御堂筋線・昭和町駅の4号出入口から西へすぐ、庚申街道沿いの阿倍野郵便局の並びにある割烹料理店です。
店内は板場に面したカウンター席が8席と、奥に小上りのある全20席ほどです。
ランチタイムは黒板に記されている各種のおかず(造り、酢の物、焚物、揚物、焼物等)を選び、ご飯、漬物、お味噌汁のセット(390円)を合わせて、自分だけの定食をカスタマイズするスタイルです。
天ぷらの5種盛り(510円)と小松菜の煮びたし(340円)を組み合わせました。トレイの上に天ぷらのお皿と天つゆ、小松菜の小鉢、ご飯、お漬物、お味噌汁が並びます。
天ぷらは海老・鰤・茄子・南瓜・青唐の5種、衣を薄く纏った天ぷらは軽い揚げ上がり。素材の持ち味を活かしていて、海老はプリッと、野菜はほくほくと仕上がっています。
程よく旨味の立つ天つゆには、肌理の細かい大根おろしが浮かんでいて、天ぷらとの相性も良好です。
ご飯はその日の分をその日に精米するという手の込んだもので、艶々でふっくら炊けています。甘みのあるご飯は、3種の自家製のお漬物と絶妙のマリアージュを示しています。
特筆すべきはお味噌汁です。丁寧に出汁を引いているようで、実に芳醇な味わいに仕上げています。
37人
1156人
06-6623-0511
※本記事は、2024/09/19に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。