【大阪】ターミナルで手に入る幕の内弁当・7態

【大阪】ターミナルで手に入る幕の内弁当・7態

俵型のように型押しされている白飯に、玉子焼き、蒲鉾、焼魚、揚物、煮物、漬物、佃煮などを彩りよく詰め合わせた「幕の内弁当」は、美味しい上にヘルシーなので、老若男女に根強い人気を誇るお弁当です。大阪のターミナルで、手軽に購入できる幕の内弁当を集めてみました。

キーワード
肉料理
駅前・駅近

記事作成日:2019/01/09

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旅のお供・芝居のお供

 俵型のように型押しされている白飯に、玉子焼き、蒲鉾、焼魚、揚物、煮物、漬物、佃煮などを彩りよく詰め合わせた「幕の内弁当」は、少しずつ多種類の食材が詰め合わされていることで、美味しい上にヘルシーなので、老若男女に根強い人気を誇るお弁当です。
 江戸時代の後期に芝居の幕間に食べるものとして考案され、明治時代には駅弁などでも重宝されて一般化しました。現在ではおかずにハンバーグやソーセージ、オムレツなどが入っている「洋風幕の内」も現れています。

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八寶

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 近鉄大阪あべの橋駅直結、各線天王寺駅直近。あべのハルカス近鉄本店のウイング館B2F、近鉄線からは東コンコースの改札からハルカスに入って少し進んだ左側にある弁当店です。
 この八寶は近鉄布施駅近くに仕出し専門の本社があり、店舗販売はここだけとなっています。

 「吹寄弁当」(972円)は、箱を開けると花型に盛られたご飯が目を引きます。白いお花の中心はカリカリ梅です。ご飯の質もまずまずです。

 おかずは小芋や蒟蒻の炊合せ、焼き魚、根昆布、山椒の塩昆布、鶏つくね、梅風味の慈姑、エビフライ、ひじき、五色豆、はんぺんなど。小さいながらも鰻が一切れあるのが超うれしい!
 全体的に薄味で上品な風合いに仕上がっています。

水了軒 上本町近鉄店

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 近鉄・大阪上本町駅から直結、近鉄百貨店上本町店のB1Fにある弁当店です。
 この水了軒というのは鉄道創世記から大阪駅で駅弁を販売していた明治21年創業の老舗です。
 店舗はここの他、梅田の大丸や阪神百貨店にもあります。

 水了軒といえば大阪駅の人気駅弁として有名でな「八角弁当」(1,080円)です。
 その名のとおり八角形の折詰で、経木で仕切られたその半分はご飯と柴漬け。半分はさらに三分割され、煮物、焼物等が美しく盛りつけられています。

 全体に上方の料理らしく薄味で上品な仕上がりだが、「炊きかしわ」はボリウムもあり、「赤魚味噌祐庵焼」はしっかり魚の味を押し出しています。特徴的なのが「烏賊雲丹焼」。これはイカに雲丹の卵黄だれを何度も塗り重ねて炙ったものだそうです。
 他にも里芋、インゲン、人参、椎茸、タケノコなど野菜の煮物、高野豆腐、海老芝煮、ソラマメ、玉子焼などなど、バラエティーに富んでいます。野菜をしっかり食べれるのがいいですね。

花紀行 阿倍野店

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 あべのハルカス近鉄本店のウイング館B2F、近鉄線からは東コンコースの改札からハルカスに入ってまっすぐ進んだ右側にあるお弁当・おにぎりのお店です。
 この花紀行は、近鉄百貨店が100%出資する株式会社ジャパンフーズクリエイトの運営で、ここの他、近鉄上本町店にもお店を出しておられます。

 「椿弁当」(896円)は、栗ご飯を中心にして、周りに炊合せ(椎茸・筍・にんじん)、煮物類(南京、小芋、蕗、がんもどき)、天ぷら(海老・獅子唐・カニカマ・蓮根)、きんぴら牛蒡、出汁巻き玉子、ひじき、鮭などが詰め合わされています。

 オーソドックスな幕の内といった内容で、炊合せや煮物類は味よく煮含められています。
 栗ご飯の栗はクチナシで色づけされているが、甘煮ではなく自然な甘さがいい具合。お米が堅めの炊きあがりです。

煮平

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 あべのハルカス近鉄本店のウイング館B2F、近鉄線からは東コンコースの改札からハルカスに入ってまっすぐ進んだ右側。いわゆるデパ地下・総菜売り場にある和総菜の幕の内です。
 煮平はこのハルカスのほか、近鉄上本町店や、京阪天満橋のフレスト天満橋にも出店されています。

 「おまかせ弁当」(756円)は、鮭、出汁巻き、そして煉り天が数種類入った幕の内です。
 鮭はうす塩で、しっかり骨抜きされていて食べやすい。根菜の煮物、ひじき、いんげん、煮物類もさすが総菜店の味です。ただし、全体にしっかりした味付けになっています。

 ここのいいところは、ご飯が白ご飯だけでなく、梅のご飯、豆ご飯などがチョイスできるところです。
 このショップ、冨士屋かまぼこという会社が運営していて、ここと同じブロックにある「北浜ますせん」や「玉子丸」も系列店です。なのでお弁当の中身に蒲鉾や煉り天など、種類が豊富なのが魅力です。

さえき

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 あべのハルカス近鉄本店のウイング館B2F、近鉄線からは東コンコースの改札からハルカスに入ってまっすぐ進んだ左側。いわゆるデパ地下の総菜のお店です。
 ここは奈良・西大和にある懐石料理のお店による和総菜のショップです。

日本料理の繊細さが際立つ上質なお弁当

 「彩り弁当」(1,188円)は、ご飯が鮭・梅干し・ひじきからの各混ぜご飯が選べ、おかずもミンチカツか天ぷらかを選べます。
 折詰は横 長の正方形で、4つに区切られている松花堂スタイル。奥側左が天ぷら、右が炊合せ。手前左が鮭ご飯、右が牛しゃぶとなっています。

 天ぷらは海老と獅子唐。海老は大ぶりでぷりぷりした食感が楽しめます。椎茸明太マヨ和えが添えられていて、これがまた旨い。
 炊合せはエビ、小芋、金時いも。さらに昆布〆、枝豆、蒟蒻、鴨のスモークが並んでいます。どれも薄味の上品な仕上がりです。
 牛しゃぶはポン酢が添付され、胡麻、玉蜀黍、大根と人参の千切りがまぶされています。サシの入った牛肉は柔らかくて甘い。

富惣 近鉄上本町店

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 近鉄百貨店上本町店・B1Fのいわゆるデパ地下・総菜売り場にある焼き魚、煮魚等の魚惣菜専門店です。
 堺に本社のある富惣は「魚道楽」のブランドで、関西を中心に、全国の百貨店に出店されており、魚の惣菜と並んでお弁当や一人鍋を店舗で販売されています。

 「いろどり弁当」(702円)は、5ブロックに分かれた手前右側にメインの西京焼が居座り、同じブロックに茄子揚げ煮、柚大根が詰められています。

 奥の3ブロックには炊合せ(小芋、南京、蕗、人参)、昆布巻、おかかごぼう、小松菜醤油漬、梅くわい、白身甘酢あんかけが並び、手前左側に胡麻の掛ったご飯が詰められています。
 さすが、焼き魚のお店だけあって鰆の身は厚いし、西京焼独特の旨みの凝縮感もある。魚はこれだけかと思ってたら、甘酢あんかけもあったのでちょっと驚きました。
 炊合せも上手い具合にに煮締められているし、種類もたっぷり。ご飯の量は少ないが、おかずの種類が多いので食べ飽きないですね。

はり重 道頓堀本店

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 各線・難波駅からすぐのところ。道頓堀の松竹座の隣で、道頓堀と御堂筋が交差する角っこという、まさに大阪でいちばん説明しやすい場所にある老舗です。
 大きな3階建てのこの建物は、1階は精肉店、2階・3階は全200席ほどの高級すき焼きのお座敷となっています。小さいながらも大阪のランドマークのひとつです。

 「洋風弁当」(2,000円税別)は、蓋を取ると中には四つに区切られ、手前右にご飯、その奥がフライもので、キス、貝柱、サーモンソテー、ミンチカツが盛り合わされています。
 その左が2種の肉巻きで、アスパラの肉巻きと、インゲンのベーコン巻きとなっています。このベーコンがスモーキーで旨い。

 左側手前がステーキです。お箸で食べやすいよう5切れほどにカットされているが、さすが「はり重」脂の甘みが堪らん柔らかいお肉です。ご飯との相性も抜群です。
 この内容で2,000円というのは決して高くない…むしろ破格だと思います。隣の松竹座での観劇のお供によく利用されているこのお弁当、大阪の老舗の矜恃を感じさせますね。

パッケージや掛け紙にも注目

 幕の内は当初、重箱に詰められていた晴れの日のお弁当でしたが、駅弁に使われるようになってからは使い捨ての経木の折詰となり、現在では木目をプリントしたスチロール製の容器が主流。それでも包み紙や掛け紙のデザインに趣向を凝らしたものがあります。
 料理の味もさることながら、盛り付けや掛け紙のデザインに注目してみるのも楽しいですね。

※本記事は、2019/01/09に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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