サザン好きには楽しめる居酒屋でしょう。 : 居酒屋　さざん 日ノ出町駅前店

伊勢佐木長者町近くで刀削麺など四川料理を味わった後。
息子の吞みに行きたい!と言う一言で野毛界隈を散策。

途中ちょっとしたアクシデントもありましたが体調は復活して街歩き。
土曜の夜と言う事もあって何処のお店も既に賑わっていて入る余裕が無い。
目的だった家内希望の炉端焼も既に予約で一杯で日の出町近くまで歩いてきました。

そこで思い出したのが今年の花見の際に見つけたお店。
空席があるかと声を掛けると二階席に余裕があるそうで早速入店決定。

『居酒屋　さざん 日ノ出町駅前店 』さん。
　店頭には大きな二つの堕天使の羽。記念撮影に良いですね(* ´艸｀)♪
　店名からも判る様にオーナーは大のサザンファンと言う事でポスターやBGMなどサザン一色。
　一階は既にほぼ満席、二階も大広間と運よく半個室が空いていたのでそこに案内されました。

　大箱居酒屋ですが大広間以外は仕切りが多く落ち着いた感じが良いですね。
　メニューは一般的な居酒屋の定番が数多く並びますが、カクテルのネーミングが面白い。
　サザンの曲名や茅ヶ崎つながりのネーミングが笑えます。種類も豊富。

前の週から公にお酒が飲めるようになった息子の居酒屋デビューです。
ビールは我が家ストライクの銘柄でしかも好みの品があり迷わずそれから始めましょう。

『キリン　ハーフ＆ハーフ(中ジョッキ）』380円（税別）を二杯。
　
『ホワイトホースハイボール』330円（税別）を一杯。

揃った所で乾杯♪
息子は鎌倉の角打ちでスタウト系が美味しいと言っていたのでハーフ＆ハーフが気に入った様子。
炭酸系が苦手にも係わらずこれなら飲みやすいと既にご機嫌。

『お通し(ひじきの煮物）』300円（税別）を三個。
　これは席料と称して強制的に出されます。量は多目ですが味付けが良くない。
　と言うか、市場の惣菜店で大きなパックに入ってる業務用の既製品みたいな味。
　全員が残すことに。


『お刺身五点盛り』1,500円（税別）を一盛。
　ビンチョウマグロ、アカイカ、タコ、カンパチ、マダイは三切れずつ。
　鮮度も良く日本酒が欲しくなるのは仕方がないかな。と言う事で、

『天狗舞』780円（税別）を二合。
　特に息子が日本酒を飲みたがったので飲み易いこの銘柄に。
　二合の大徳利で出されたのでちょっとインパクトがあって良い感じ。

『さんぴん茶』250円（税別）を一杯。

『霜降り馬刺し』790円（税別）を一盛。
　綺麗にサシの入った赤身の旨さ味わえる馬刺し。おろし大蒜と生姜の薬味も良い。

『カマンベールチーズフライ』320円（税別）を一皿。
　最近自宅でも良く作る一品。狐色に揚がった熱々にケチャップが添えられてますが、
　我が家は基本塩かソースで頂きます。やはり熱いうちが最高のご馳走。

『山芋のフライドポテト』480円（税別）を一皿。
　スティック状にカットされた山芋を素揚げして塩と青海苔を散らしたシンプルな品。
　ホクホクの食感をかみしめると山芋の旨みと粘り。
　じゃが芋とはまた違った旨さ広がります。

『お新香盛り合わせ』320円（税別）を一皿。
　小鉢にビッシリと盛られた白菜漬、沢庵、野沢菜、柴漬、胡瓜の漬物の5種類。
　量が多いのですがあらかじめ盛られて重なって置かれていた感が強く、
　見た目に食欲をそそらない盛り付け方。
　市販の品を寄せ集めた感じがわざわざ漬物頼む意味があったか考えちゃいました。
　もちろん完食は無理で半分以上残す羽目に。

親子で杯を傾け徳利の酒を注ぎ合うこう言うシーンは良くドラマで見ますが、
実際に経験してみると中々感慨深いものがありますね。
既に刀削麺でお腹がいっぱいの家内は酒も勧まず、ハイボール一杯でしたが、
父子で酌み交わす姿を楽しそうに眺めていました。
やはり、男の子と飲むのは居酒屋がしっくり来るような気がしました。

さてお店の接客ですが元気があるんだか無いんだかはっきりしない。
呼び出しベルで呼んでも何を言うわけでも無くテーブルの横にヌーと現れる。
せめて来たのなら客に声掛けぐらいしなさいよ。
注文した品を持ってくる際も黙ったまま後ろからテーブルに置くから家内は数回驚いてます。

何と言ったら良いか、メリハリの無い接客なんですよね。
確かに最初席に案内する際もハッキリこちらの席ですとは言われず、
暫く大広間に通されるのか何処に案内されるのか判らず立ち尽くしてましたから。

それと料理ですがしっかり手を掛けた物と手抜きの品の落差が激しいですね。
刺身の程度の良さに比べて漬物の手抜き具合は目を覆いたくなるレベルです。

ほろ酔い加減になったので1時間半ほどでお開きに。
帰りに堕天使の羽の前でエバのシーンを真似する母子を写真に収めで駅に向かいました。