地葉のカウンターでワインを飲みつつ焼鳥を楽しむ@横浜 : 地葉はなれ

2024年3月のとある平日の19時過ぎに訪ねた。

横浜駅から徒歩5分ほどのビル4階にある人気焼鳥店「地葉 はなれ」。

思ったよりも騒々しくて広い店内は9割方客で埋まっていた。

カウンター席に2人で座る。

料理はお任せになるので、まずはドリンクに「生わさび割」¥950を注文して乾杯する。わさびの爽やかな風味を楽しめるサワーだが、辛さは感じないので非常に飲みやすい。

もやし：焼鳥コースの最初にもやしのおつまみが提供される。かつお節をかけた酒のおつまみとしては程好い和テイストの小鉢料理。焼酎には合う一品。

もつ煮：もやしに次いで居酒屋テイストのもつ煮がやって来る。鶏もつにこんにゃく、人参を味噌味で煮込んだ一品。それほど濃厚さは無いが味わい深いもつ煮ではある。鶏の旨味をしっかり感じられる小鉢料理。

はつ：生姜が添えられたはつは香ばしく焼き上げられている。食べてみると、ジューシーさを感じる絶妙な焼き加減。歯応えも良く、鮮度の良いはつを堪能出来る。

ささみ：程好いサイズ感のささみを心地好い甘味のあるタレで焼き上げた串。焦げ目がしっかり付いているが、香ばしく仕上がっている。実に味わい深いささみ串。

うずら：シンプルなうずらの串にはアッサリとしタレで仕上げている。うずらの黄身が優しい味わいで実に心地好い。一口で食べるうずら串はホッとする味。

厚揚げ：香ばしく焼き上げた厚揚げにカイワレを添えて提供される。ダシ醤油でほんのり味付けしており、おつまみ風に仕上がっている。焼鳥から厚揚げの流れは意外にしっくり来る。

つくね：良いサイズ感のつくねはタレで焼き上げられているがコクと旨味がしっかり感じられる。ふんわりとしたつくねではなく、噛み応えが程好い好みの硬さ。生わさび割から赤ワイン「ル・ブルジョン ブルゴーニュ」¥6,500に切り替えて焼鳥と共に楽しむ。それほど重くない赤ワインとつくねの相性は良い感じ。

もも肉：ネギを合わせたもも肉の串。ジューシーなもも肉を最も美味しく食べる組み合わせなのかもしれない。タレではなく塩で味わうもも肉は脂の甘みも程好く感じられる。

手羽先唐揚げ：小皿で提供される手羽先唐揚げ。ジューシーな鶏肉を唐揚げで楽しめる一品。下味はそれほど効いていないので鶏肉自体の質を満喫出来る。カリッとした食感も良い感じで赤ワインと共に味わうと実に美味しい。

椎茸：シンプルに塩で焼き上げた椎茸。焼き加減の良さもあって水分ほんのり滲み出て味わい深い。椎茸自体の質の良さも堪能出来る良い串であった。ジューシーで香ばしい椎茸を満喫した。

レバー：レアに仕上げたレバーの串を味わうと、鶏肉の鮮度の良さが感じられる。仄かに甘さを感じるタレが良い感じに塗られている。軽く七味唐辛子を振りかけて味わうのが良い。赤ワインに合わせてレバーを味わう幸せがそこにあった。

ねぎま：ねぎを鶏肉で巻いているねぎま串。香ばしさと鶏の脂を吸収した歯応えの良いネギが楽しめる。完成度の高いねぎまは実に味わい深く美味しい焼鳥に仕上がっている。

なす：仕上げに胡麻を振りかけたなすを味わう。瑞々しさも感じられるジューシーななすは良い味。火を入れ過ぎていないのでなすの旨味をしっかりと味わえる良い串。

味噌汁：旨味を感じるあおさの入った味噌汁がこのタイミングで提供される。串をしっかりと味わってから汁物を味わうという流れは悪くない。ダシの旨味をしっかりと楽しむ。

ちょうちん：それほど大きくはないきんかんが付いたちょうちんを串で味わう。きんかんの甘みと旨味をアッサリとしたタレの味と共に楽しむ。ワインから「生レモンサワー」¥700に切り替えて後味をすっかりさせなが楽しむ。

つなぎ：かなりしっかりと焼き上げられたつなぎは香ばしさと鶏肉の旨味が詰まった焼鳥。山椒をたっぷり振りかけて食べるのが良い。レモンサワーとの相性も実に良い。

鶏茶漬け：〆のご飯ものには鶏茶漬けを味わう。鶏スープで味わう茶漬けはスープの旨味を楽しむ一杯。三つ葉と海苔の風味が良いアクセントになっている。

焼鳥だけでなく一品料理も味わえる良いコース料理であった。常連客と店主の会話がやや騒々しいので、ちゃんとした会食に使うにはイマイチだが、カジュアルに飲み食いする分には良い店。

横浜駅近くでちゃんと美味しい焼鳥が味わえるのは嬉しい限り。酒も美味しいので男同士の語らいには使える。