岩手のガネーシャ注目のラーメン店（従来基準：３.７点） : めん処 きよ洲

訪れたのはとある水曜日。

天気の関係で急遽休みに。


盛岡市、４号線沿いのお店。

開店時間は水曜日だけ11:30から。

ここに来る前に近くのニトリに寄っていたので、開店時間が11:30でちょうど良かったです。


到着は11:15分頃。

店前の駐車場は狭く、歩道もそれほど広くなく、４号線は交通量が多い通りなので、車を停めるのはちょっと苦労すると思います。

店前の駐車場には４台停められます。

第二駐車場もあるみたいですが（地図の写真撮ってあります）、お店から３５０ｍも離れているようなので、わざわざ停めるお客がいるのだろうか？

「近くのＧ●Ｏには停めないで下さい」といった但し書きがありましたのご注意下さい。


先客一台。

お一人様男性だったが、店の周りをうろうろした後に居なくなったしまいました。

「え！？もしかして休業日？」と一瞬不安に駆られましたが、店の中を覗いてみると、奥の方の明かりがついていたので少し安心しました。

そして、開店５分前ぐらいに一人のお客がやって来たので、もう営業は間違いないでしょうと確信？に至ります。

結局、開店前に並んだのは自分含め２人でした。


開店時間となり、店主さん登場。

「今度からは、並ぶ時は店の横の階段のところでお願いします。」

おそらく店前は駐車スペースなので、そこでは並ばないで下さい、ということだと思われます。


元々の建物は築年数が経っていそうな雰囲気ですが、内装は良い感じにリフォームされています★

座席は、カウンター席のみの６席。

６席と聞いてビックリした人もいるかもしれませんが、こちらのお店は店主さんがワンオペで運営されているっぽいです。

しかも、結構こだわりのラーメンを提供されているので、提供時間もラーメン店の平均時間よりも時間がかかってしまいます。

なので、ある意味６席しかないのは着席したお客さんのため、というのが実際にお客になってみたの感想です。

たまたま水曜日というド平日にこちらのお店に来ることになって、自分はラッキーだったかもしれないですね。

正直、ファミリー客なんか来られたら、一組で満席になっちゃいますからね。

ちなみに、自分の滞在時、自分含み５人のお客が集まりましたが、全員がお一人様でした(一人だけ女性)。

というわけなんで、土日にこちらのお店に来ようと思った方は、十分に作戦を練ってから訪問することをオススメします。

荷物カゴ有り。

BGMはジャズだろうか？

店内および敷地内でのお並び中も禁煙(電子タバコ、加熱式タバコ等含む)をお願いしているという、嫌煙家の自分にとっては有難いお店。


● 海苔チャーシュー 貝汁昆布水の芳醇つけめん　　１１５０円

全然オーダーが決まっていなかったので、同じく開店を待っていたお客さんに先に券を買ってもらいつつ、何を注文されるのかをチェック。

そして、そのお客さんはこれ↑を注文しました。

暑い時期ももうそろそろで終わるので、その前につけめん行っとこ～！ということで、自分も便乗注文しましたｗ


麺は中細のストレート麵。程良い嚙み応え。

麺の中に見える茶色い粒は小麦の「ふすま(外皮)」だそうです。

なんといっても特徴的なのは、麺が“貝汁昆布水”に浸かっているということ。

今までの自分の経験で、昆布水を使ったラーメン店は一軒あったと思いますが、こちらのお店はあさりの出汁も加わっている分、味わいとしてはこちらの方が上手だと思います。(昆布水だけだと、正直飲んでも美味しくない)

昆布水ということでヌルヌル感があります。なので、口に入れた時の食感は、あたかも卵白が麺に絡んでいるかのようなのです。

自分はそういった食感に対して嫌悪感を抱くことなく、新しい発見として普通に受け入れましたが、一部には嫌悪感を抱く方がいるかもしれませんね。

あと、提供時に店主さんが「まずは麺だけで召し上がってみてください」とおっしゃいます。

どこかのラーメン店主が麺だけを食べる客をバカにして炎上していたと思いますが、実際のところ店主さん側が「麺だけで」と言ってくることはそこそこあります。

せっかく小麦から拘って自家製麵しているのですから、まず麺だけで味わって欲しい、というのは至極当然の思いですよね。

実際、どんなに素晴らしい風味の麺でも、つけダレを付けてしまったら麺の風味を感じ取るのは困難です。あくまで自分は。

なので、自分自身もまずは麺だけで食べて麺の風味をしっかり、はっきりと感じたいと思っています。

こちらの麺も口の中で噛んだ時に風味をちゃんと感じます。

貝汁昆布水自体にも控えめながらちゃんと味わいがあるので、こちらの麺は普通につけダレが無くても食べられちゃいます。

自分としては麺だけで食べたり、つけダレを付けたりを交互に繰り返して頂きました。

つけダレを付けてだけじゃ勿体無く感じますからね(^^)

つけダレの味わいのベクトルは王道系かな、と思いながら食べてましたが、商品説明を見てみると、自分の考えとは違う方向性のつけダレだったみたいです(笑)

まさかポルチーニ茸だけやバルサミコ酢が使われているとは夢にも思わず。

バルサミコ酢って特徴的な香りがあると思うんですが、お酢っぽい香りなんか全然感じなかったですからね。

ただ、醤油ベースのつけダレとしては、凄く味わいに深みがあるなと感じましたし、

麺を食べた後は、割スープを入れて頂きましたが、少し温かくなったことで、より味わい深さがはっきりと感じられるようになった思います。

将来、温かいラーメンを頂くのが楽しみです。

味変としてゆずの皮を用意してくれていたのですが、麺が最後の一すすりになったところでゆずの存在を思い出しましたｗ

一応一すすりだけですが、つけダレにゆずの皮と投入して食します。

やっぱりゆずの風味はラーメンに合いますね。ちゃんと味変してくれました。

つけめんを頼んでいる他の男性客は皆、麺を大盛り(+150円)にしていたかな。

せっかく来たんだから麺を十分に味わいたい、ということなら大盛りするのも当然だな、というのが率直な自分の感想です。

あと、つけダレに浮いている香味油も良い仕事してくれてました。

つけダレを出来るだけ冷ませないということだし、風味としてもさりげなく下支えしてくれていました。


チャーシューは豚チャーシューが２枚と鶏チャーシューが２枚。

◎ 豚チャーシュー ／ バルサミコとナンプラーのトマトソースを添えて

トマトソースを添えているということは、つけダレどうこうやなくて、そのまま単品として食べてもらいたい、ということなのかな。

食べた感覚としては、チャーシューというよりも上質なロースハムを頂いているという感覚でした。

サシが少ない肉質重視。塩味しっかりめ。

◎大葉と塩こうじの鶏チャーシュー

鶏チャーシューって味付けが控えめ・ほぼ無し？ってことが大半なんですが、こちらの鶏チャーシューは塩味しっかりです。

あの塩味は塩こうじから来てたんですね。

正直、外周部分にちょっと大葉が付いているだけでは、あんまり大葉の風味を感じなかったですね。

大葉を使うなら、もうちょっと大きくするかペーストソースにしてのせるぐらいしてもいいのかな。

あと、ポルチーニ茸やバルサミコ酢といったイタリア食材を利用しているので、ここは大葉ではなくバジルでやってみるのも面白いと思うのですが。


ここまで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

岩手県に来てから、今のところ１０軒のラーメン店にも行っていないかもしれませんが、こちらのお店が一番気になるお店となりましたね。

主なメニューは４種類だと思うのですが、年内 or 一年以内には全種類を制覇したい、という風に考えております(^^)/


ごちそうさまでした。

そして、本日もご精読ありがとうございましたm(__)m