台湾まぜそば発祥の店麺屋はなびよりボリュームもある上安いCPの良い「台湾まぜそば」 : 二代目むじゃき

＜料理＞
■台湾まぜそば（追い飯付）…税込920円
「台湾まぜそば」発祥の店である名古屋の麺屋はなびの味をアレンジしたのがこちらの「台湾まぜそば」。
先日、どうしても本物が食べたくなり名古屋の麺屋はなび 高畑本店に行ってきたのですが、そこでいただいた本物の「台湾まぜそば」（税込1000円）より綺麗な盛り付け。
麺は加水率高めの太麺で麺量は250g。
麺屋はなびは並盛で200gでしたのでこちらの方が多め。
ちなみに、追い飯も麺屋はなびはレンゲ山盛り一杯分くらいでしたがこちらはしゃもじ山盛り一杯分くらいありましたので、全体的にボリュームがあります。
それでいてこちらの方が安いのでCPも良し。
但し、残念ながらと言うべきかは人それぞれですが、味はだいぶ違います。
個人的には麺屋はなびの「台湾まぜそば」の方がたれがこってり濃厚で台湾ミンチの味も麺のもっちり感も好み。
ただ、茨城からだと名古屋までは時間も掛かるし交通費も掛かるので、それを考えるといつでも気軽に食べられて且つお安いこちらの「台湾まぜそば」は茨城県民的には十分だと思います。


■海老むじゃきそば…税込900円
細やかな気泡が表面を覆う濃厚鶏白湯魚介らーめん「むじゃきそば」の海老味版。
具は豚肩ロースの炙りチャーシューと鶏胸肉のチャーシュー、極太メンマ、焼海苔、刻みタマネギ、青ネギ、そして干し海老。
麺は低加水の中太麺で麺量は160g。
そもそもが濃いスープですが、それに海老が負けていないのが凄い。
塩分過多と分かりつつもスープを飲み干したくなる一杯です。


■中華そば（醤油）…税込830円
「中華そば」は醤油か塩を選べ醤油で。
鶏脂が浮かぶ清湯。
具は豚肩ロースのチャーシューと鶏胸肉のチャーシュー、極太メンマ、黒バラ海苔、刻みタマネギ、青ネギ。
麺は低加水の細麺で麺量は150g。
未食なので詳細不明ですが、美味しかったようです。


■餃子（5個）…税込380円
お値段の割に小振りな気もしますが普通に美味しい焼餃子です。

＜お店について＞
こちらは2014年4月8日にオープンしたラーメン店。
水戸の人気ラーメン店麺屋むじゃきの2号店となります。
黒色の外壁に赤をポイントで使ったモダンな外観。
店内は白とダークブラウンを基調とし黒、白、赤を使用したモダンな雰囲気で、
照明は白色のダウンライト。
入店すると待合席がありますが、まずはそこを通り過ぎて先に券売機で食券を購入。
券売機の上に一部メニューの料理写真が貼られていますので、選ぶ際の参考に。
食券購入後、待合席（計10席）にて待機。
待合席には番号が振られているので、1番から順に座っていき、
前の人が呼ばれる度に詰めて座っていくルール。
これなら自分の番まであとどれくらいなのか、
またどれくらいの人が待っているのかがわかりやすくて助かります。
また、その時点でスタッフが食券を回収に来るので、
着席前に調理が開始してくれているのか料理が登場するまでの待ち時間は少なめ。
ちなみに、雨が降る平日12時半頃の訪問で先客6名でした。

・駐車場
店舗前に2台分程と店舗裏に10台分程（屋号が書かれた看板がある区画のみ）

・席構成
カウンター席…9席
テーブル席…4名がけ1卓、6名がけ1卓
※幼児用ハイチェアーあり

・喫煙／禁煙
終日全席禁煙（入口に灰皿あり）

・その他
箸は先端に滑り止めが付いた黒色のエコ箸。
卓上調味料は四川青山椒、ブラックペッパー、一味唐辛子、酢、辣油。
卓上にボックスティッシュあり。
お冷やは店内奥の給水器からセルフサービスで。
子ども用食器類あり。


＜料理＞
■台湾まぜそば…780円（税込）
汁なし系メニューの中で最初に載っているメニューがこの「台湾まぜそば」。
台湾まぜそばは名古屋のご当地ラーメンとも言える、
鷹の爪やニンニクを効かせたしょうゆ味のピリ辛のミンチ（挽肉）を極太麺に乗せたまぜそばで、
店主自らが名古屋から持ち帰ったその味をアレンジしたのがこちらの「台湾まぜそば」とのこと。
「台湾まぜそば」発祥の店と言われているのがはなびというお店のため、
はなびインスパイア系メニューとも呼べるのかな…と。
麺の上には、長ネギ、焼海苔、ニラ、辛肉味噌、鶏卵黄、刻みニンニク、節粉。
色のバランスも良く、とても美味しそうなビジュアル。
中央に鎮座するぷっくりと膨らんだ鮮度のよさそうな卵黄…食欲がそそられます。
ニンニクは注文時に言えば抜くことも可能ですが、
ニンニクなしの台湾まぜそばというのは…個人的にはオススメできません。
卓上の“「むじゃき」にまぜそばを美味しく食べるコツ”を参考に、
レンゲと箸を使って一心不乱に“滅茶苦茶にしてやる～“と混ぜ混ぜ。
箸だけでなくレンゲを使って両手で混ぜるのがポイントですね。
短時間でよく混ざります。
よく混ざって全体的に赤茶色っぽくなったところで、いただきます♪
茶色みがかった独特の麺は角がしっかりとしてよじれのある太麺。
小麦の味はあまり感じませんでしたが、コシが強くややゴワゴワむっちりとした好みの食感。
箸で麺を持ち上げると、麺先が重力に従って下を向かずに横を向いたままというこのしっかり感、
たまらなく好みのタイプの麺です。
麺量は標準で250g。
油虎の「ジャンク盛り大盛り」食べる人間なので追い飯までしっかりいただいても
腹8分目でしたが、小食な方であれば注文時に麺少なめでとオーダーを。
濃厚な鶏白湯タレと程よい辛さの肉味噌や卵黄を始めとするトッピング各種が混ざりあい、
とっても美味しい。
卵黄のねっとり感とコク、甘味がすべての具をまとめあげ、麺に絡めてくれます。
特に幸せなのがニラ。
生です、生ニラ、大好きな生ニラです。
この異国情緒漂う生ニラの香りとシャキシャキ感、たまりません♪
肉味噌の量も多く、配分を考えながら遠慮がちに食べる必要もなく、満足度高いです。
まぜそばは追い飯付きなので、麺を食べきったところでご飯をお願いしました。
なお、“追い飯とは、麺を食べきったあとに残るタレやミンチにご飯を投入してからめて食べつくす“
ものと券売機脇に説明書きが出ていました。
一旦丼ごと回収され、小さめのご飯茶碗1杯分程の量のご飯が入った状態で戻ってきます。
ご飯の量は少なく、あくまで“残ったタレやミンチを食べつくすためのご飯“であって、
“お腹を満たすためのご飯“ではありません。
そのため、少なめのご飯にLサイズの卵で作ったTKGのような贅沢感が楽しめます。
本場の台湾まぜそばを食べたことがないので比較はできませんが、
これはこれでまぜそば好きにはたまらないかなり美味しいメニューだと思います。

■味噌まぜ…740円（税込）
麺の上には、角切りチャーシュー、細切りメンマ、焼海苔、万能ネギ、タマネギ、鰹節、刻みニンニク。
具の種類数は「台湾まぜそば」と同じですが、卵黄の黄色がない分少々地味なビジュアル。
もちろん、こちらも注文時に言えばニンニクを抜くことも可能ですが…以下省略。
こちらもレンゲと箸を使って一心不乱に“滅茶苦茶にしてやる～“と混ぜ混ぜ。
よく混ざって全体的に茶色っぽくなったところでいただきます。
味噌ダレの味噌、米味噌ではなく豆味噌でしょうか。
独特の風味があって、予想以上の美味しさ。
「台湾まぜそば」では卵黄が全てをまとめあげていましたが、こちらは鰹節がその役割を担っています。
それもあり「台湾まぜそば」とは一転して和を感じさせる味わい。
シャキシャキ感と程よい甘味が楽しめる玉ねぎも良いアクセントとなっていますし、
麺と絡めていただきやすい細切りメンマは軽く黒コショウがまぶしてあり、よく考えられているなぁ…と感心。
1～1.5cm角の角切りチャーシューはそのままいただいても美味しいですが、
良く混ぜて麺の予熱で軽く温まった頃にいただくと脂がやわらかくなってより美味しい。
こちらも麺は「台湾まぜそば」と同じで、量も同じ250g。
途中で飽きることなく完食してしまいそうでしたが、
卓上にあったギャバンの「四川青山椒（藤椒）」を試しに振りかけてみました。
ミル付きなので挽きたてがいただけます。
爽やかな清々しい香りが加わり、また違った味わいに。
実は「台湾まぜそば」にも少し混ぜていただいてみたのですが、
個人的にはこちらの「味噌まぜ」の方が藤椒は合うなぁ…と。
混ぜる前、底には思ったより多めのタレが入っていましたが、
かつお節が汁を吸ってしまうためか麺を食べ終えた時の残り汁は「台湾まぜそば」より少なめ。
それでも追い飯は諦めません。
残ったタレや具材をご飯に絡め、さらに藤椒をふりかけて完食。
どちらも、大変満足度の高い一杯で美味しかったです。
ごちそうさまでした♪