ブロック型豚レバーがゴロゴロ入った甘辛餡かけのスタミナラーメン : スタミナラーメン松喜吉

＜お店について＞
今ではスタミナラーメン（※）の総本家とも言われる松五郎で修行された店主が2000年に開店させたお店。
スタミナラーメン以外のメニューもあるものの、もちろん看板メニューはスタミナラーメン。

※スタミナラーメンとは
ラーメンの上に豚レバーやキャベツ、カボチャ、ニンジン等の野菜入りの甘辛い味付けの餡がのった、
茨城のご当地ラーメン。
温かいスープに入った麺の上に餡がかかっているタイプ（ホット）と、
冷たく締めた麺の上に餡がかかっている汁なしタイプ（冷し）の2種類が主軸。

※スタミナラーメン店リストはこちらをご覧ください　→　茨城スタミナラーメンリスト


・駐車場
あるようですが詳細不明。
他にお店が面している通り（ハミングロード）には路肩に縦列駐車するかたちの無料パーキング多数あり。

・席構成
厨房を囲むようにL字型カウンター11席と、壁際に設置された会議用長机にパイプ椅子3席の計14席。

・その他
男性向け漫画本やラーメン雑誌あり。
テレビはカウンター席の背中側の頭上部分（つまり厨房からは見やすい位置）にあり。
お冷は入口近くにある冷水機からセルフサービスで。
卓上には、醤油、酢、ラー油、一味唐辛子、胡椒、ボックスティッシュあり。
子ども用の食器類一式あり。
スタッフは男性2名、女性1名で、全員黒い屋号入りのオリジナルTシャツ着用。
じゅんちゃん程の威勢の良さはないものの、3名とも挨拶はしっかりされていました。

＜メニュー＞
・スタミナラーメン（HOT　or　冷し）…700円
・スタミナ丼…700円
・しょうゆラーメン…550円
・チャーシューメン…750円
・ライス…半盛100円、普通150円
・ギョーザ…400円
・ビール…500円

「スタミナラーメン」を注文する人がほとんどですが、他のラーメンもあります。
また、ラーメン各種や丼はみな、半玉（丼は半ライス）増すごとに50円ずつUP。
つまり「スタミナラーメン」の大盛（麺1.5玉）だと750円で、W盛（2玉）だと800円。
「餃子」はお持ち帰りも可能。
「スタミナ丼」は、白飯の上にスタミナ餡がのったもので、別にスープが付いてきます。
一旦ご飯茶碗にご飯を入れてから丼に盛り付けるという方法でしたので、
大盛やW盛…と増量していってもご飯の量にブレもなさそうです。


＜料理＞
■スタミナ冷し（普通）…700円
待つこと10分程で着丼。
スタミナのお店は餡の作り置きや麺の茹で置きをしているお店も多いですが、
こちらは基本的に注文を受けてから料理を始めます。
なので注文してから料理提供まで少々時間がかかります。
ただ、1人前ずつ個別に作るのではなく同時入店（注文）者の分はまとめて作られるので、
ボリュームにおいて若干のブレがありますが。

こちらの餡は割りと甘味が強く辛味は控えめ。
オープン当初はもっと辛味が強い餡だった気がしますが、
この地域の客層に合わせてなのか最近はだいぶ甘味が強くなった気がします。
今回はさらにとろみも強く、餡の下から麺を取り出すのにやや苦戦した程でしたが、
いつもはここまでではないような気もします。
そして現在の餡は私にとっては辛味も塩味もちょうど良く、スタミナの中ではかなり好みの味付け。
具は、
　・レバー（6個）
　・カボチャ（4個）
　・ニンジン
　・キャベツ
　・ニラ
だったかな。
他店のスタミナと比べ、こちらはレバーが大きいのが特徴かと。
スライスしたものではなく、厚さ1.5cmくらいのブロックサイズのものがゴロゴロと。
えむずのレバーもブロックタイプだった気がしますが、あちらは衣付きでこちらは素揚げ。
サイズが大きいことと衣が付いていないこともあり、レバー独特の臭みもそれなりに感じられますが、
このサイズのレバーで臭みが全くなかったらそれはそれでどうなんだろう…と思います。
それに私の場合はむしろレバーが好きなので、この臭みはマイナスポイントにはならず。
プリプリっとした食感のものもあり、これに当たると幸せ♪
カボチャの厚みは約3mm厚と普通ですが、ニンジンは他店と比べ厚みがある方だと思います。
具を含む餡量が多いので、餡と麺の配分を考えながら食べ進む必要もなく、
無心で貪りつくことができます。

麺は中太～太の縮れ麺が150g。
修行元である松五郎と同じ川崎製麺所製の麺なのでしょうか…。
加水率高めのモチモチとした食感で、とろみの強い餡との相性も抜群。
茹で加減もちょうどよく、もちろん茹でおき麺ではないので食感もよく、美味しいです。

他のスタミナラーメン店と比べるとやや待ち時間がかかることさえ気にならなければ、
満足度の高いスタミナラーメンがいただけるお店だと思います。