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店名 |
ガキ大将
|
---|---|
ジャンル | 居酒屋、焼き鳥、串焼き |
予約・ お問い合わせ |
082-462-0566 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR芸備線 三次駅より徒歩10分 三次駅から682m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
|
サービス料・ チャージ |
PayPay使えます |
席数 |
12席 (カウンター12席) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙
外に灰皿あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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2013/6/2 19:00頃
三次市(みよしし)は、広島県の内陸部に位置し、中国地方のへそ、つまりほぼ中央にあると言えます。(私が勝手にへそって言ってるだけですが)
そのため、鉄道を使っては行くのにはパワーがいります。通常は広島まで新幹線で行き、その後芸備線に乗り換えて約1時間40分、20駅先に三次駅があります。車の方が行きやすいイメージで、中国自動車の三好ICで降りるとすぐです。
そんな三次市の住宅地の中にあるのがこのお店です。幹線道路から離れた入り組んだ路地を歩いていると、赤を基調とした看板や提灯が見えて来ます。店の外観はいい感じなのですが、初回の入店時に躊躇するのは、こういういかにも地域に根付いていそうな店の場合、ほぼ常連客が店内を占めていて、独特の雰囲気が漂っている場合があり、外来者が入ってくると店内の空気が微妙に変化する、といったことを何度か経験したことがあるからです。
でも、このお店はそんな雰囲気は全くなく、入ってすぐのカウンターに座った途端に、店に馴染んでしまいました。かなり居心地のいい空間です。たまたま座った席も良かった、というのもあります。巨大なネタケース(寿司屋のカウンターに必ずと言っていいほど置いてあるガラス製の冷蔵ケース)が目の前にあって、その中に焼く前の串焼きが綺麗に並んでいるのです。
店員はそこから、客の注文に応じて串を取り出しては焼いていくのです。次々に取り出される串は、全てに名前が付けられています。当然と言えば当然ですが、実は一種のダブルネームになっており、抜粋すると以下のような感じなのです。
かしわ = 親分
皮 = かるた
手羽先 = 凧あげ
せせり = かごめ
ささみ = わた菓子
豚足 = 竹馬
和牛カルビ = かくれんぼ
つくね団子 = けん玉
イカ = すごろく
げそ = あやとり
貝柱 = おはじき
ししとう = 石けり
しいたけ = 竹とんぼ
うなぎ = 鬼ごっこ
メニュー表やネタケースの中のネタごとに表示されている串の名前が書かれた札にも、それぞれ二つずつセットで書かれているのを見て、店名が「ガキ大将」となっていることに納得したのです。なるほどね、と。
そういう世界観はアリですね。なかなか面白く楽しい演出で、しかも客が注文すると、店員は別名(符丁)の方でオーダーを通すので、そのやり取りを聞いていても楽しかったりします。
「親分2、かごめ2、すごろく1」
などと注文が通るのを聞いてて、ソラで「かしわとせせりとイカだな」と分かるようになったら楽しいでしょうね。ただ、ネタと符丁の関連性に不明なものが多く、連想するのには苦しく、暗記するしかないでしょうね。特に、たまにしか注文されないようなネタの場合、若い店員も符丁が言えない傾向がありました。
若い店員「豚足1です」
ガキ大将「は〜い、竹馬一丁ね〜」
など、時々、若い店員が符丁ではなく、通常の呼び方でオーダーを通してしまうのは、修行?が足りないせいでしょうか。それはそれでカワイイものですが。
それぞれの料理も美味しく食べられましたし、こんな店がこんなところ(失礼!)にあるなんて、ビックリポンでした。近所にあったらきっと足繁く通うんだろうな、と。
三次市には、今まで2回しか訪れていませんが、いつかまた機会があったら寄りたいと思います。