矢野園 喫茶有鄰は桐生屈指の歴史あり！ 大正時代の木造和風建物で美味しい喫茶は如何でしようか？　～ミミーの上州スイーツ、甘い誘惑～ : 矢野園 喫茶有鄰

2018.3.10に寄らせて頂きました。
桐生市の本町三丁目の信号から北へ200M程の所にあります。

Can't you see that you are sweet? oh let me love you so～♪
(貴方って自分で自分が可愛いっていうのわからないの？ああ、そういう貴方がたまらなく好きだよ）

群馬の新進気鋭のニュージェネレーションレビュアーでありますぐるぐるミン様とcrea1002...様の二人とコンヴィヴィアリテ・イチノセ様で美味しいコース料理を食べたのですが・・・まだ話足らず二次会に行く事にしました。
全員、車でしたから・・・お酒を飲む事は出来ないのでカフェに行く事にするのですが太田周辺のカフェは自分は大変疎く、中々良いお店が検索に引っ掛かりません。
なので桐生まで検索の範囲を広げてみますと気になるお店が出て来ました・・・これが今回紹介します「矢野園 喫茶有鄰」様で少々遠いのですが行けない距離ではないので桐生へ向けて出発する事にしました。

桐生の街の一部は重要伝統的建造物群保存地区で商店の倉庫群や鋸屋根の織物工場などがあり「矢野園 喫茶有鄰」様は「有鄰館」という倉庫群の一部にありました。
「有鄰館」は煉瓦蔵・塩蔵・味噌醤油蔵・酒蔵・穀蔵の5棟が旧矢野蔵群として桐生市指定重要文化財を受けています施設で江戸時代から昭和初期にかけての古い建造物が現存する歴史地区の中心の一つなのです。
ですが・・・外は洗練された外観で
「ほう・・・」
と思いながら中に入りますと、中は大正時代の建物の一部を改築したらしく中々居心地が良さそうです。
ニュージェネレーションレビュアーの二人は抹茶パフェの「矢野園パフェ」を頼むのですが・・・自分はこの後にラーメン雅様の手打ちラーメンをどうしても食べたかったので控えめにする事を決意し、パフェは断腸の思いで断念します(泣)。
なので自分は岡直三郎商店特製の醤油を使いました「アイスクリーム醤油」とお茶のお店らしく「冷茶」をチョイスして話しながら待ちます。

crea1002...様とぐるぐるミン様は同じ東毛ですから近く、料理の好みも合うみたいで
「二人とも洗練されたのが好きだから」
と納得してしまいます。
自分のレビューは肉肉しいのやてんこ盛りの洗練とは逆のが多く
「そろそろスタイリッシュな料理のレビューにフルモデルチェンジするかな・・・？」
と思いますがどんなレビューも魂を込めながらもネタに入ってしまうミミー節になってしまうので(笑)
「二人みたいに綺麗に真面目に書いてみたい」
と思いながら話を聞いてましたら・・・すぐに運ばれて来ました。

「岡直三郎商店」特製の醤油を使いました「アイスクリーム醤油」・・・食べてみますとほのかな醤油味ですが適度に塩気がありますからバニラのコクが引き立ち
「醤油とバニラの組み合わせ・・・深みある味わいは人類全てに叡智を与える美味さ！」
と思う程でした(笑)。
添えてある生クリームと一緒に食べてもベースのミルクの部分も壊さず美味しく頂けます。
お店から近い大間々の「岡直三郎商店」様は天明七年(1787年)に醤油醸造として河内屋の屋号を掲げ、以来二百余年に亘り創業時より変わらぬ木桶仕込み、天然醸造の醤油造りを行い、二段仕込みの有機醤油を使ってますからアイスに旨味を引き立ててました。

矢野園様は茶葉を取り扱っていますから今回は「冷茶」を頼んでみました。
飲んでみますと・・・お茶の香りや味を楽しみつつ、お湯で淹れた時とは違う喉越しは自分にはピッタリで甘み成分が壊れずに残っている為に円やかで深みのある、旨味たっぷりの「冷茶」になっていました。
緑の鮮やかな色が綺麗なのは丁寧に淹れられた証拠で冷たいお茶のおかげで喉を潤してくれました。

二人の食べていた抹茶パフェの「矢野園パフェ」も大変美味しそうでしたが・・・これは彼女のウサ子ちゃん（仮名）と一緒に来た時に食べようと思います。

お店の中はテーブル席のみで木造の建物は大変趣がありました。
喫茶でありデザートは充実しており、十六穀米を使ったカレーなどの軽食もあり、使い勝手が良いと思います。

「矢野園 喫茶有鄰」様周辺は古い街並なので散策コースには持ってこいで一服するのにはピッタリだと思います。
趣があり、風流な店内で飲むお茶・・・もしかしたら大正時代にタイムスリップする様な感覚を味わえるかもしれません(笑)。
お茶は緑茶だけでなく、紅茶や中国茶の茶葉も多数取り扱っていますからお土産や自分で飲むように買われても楽しめると思いました。

楽しく歓談していましたら・・・あっという間に17時過ぎになってしまい、お開きの時間が来ました。
今回も群馬のニュージェネレーションレビュアーの二人とは有意義な時間が過ごせて自分も新たな刺激を受けながらも
「さぁ・・・またラーメングランプリを再開しますか！」
と思い、夕闇迫る古い桐生の街並みを抜けてラーメン雅様へと向かうのでした。

人間は辛さだけでは生きていけず、時には甘さも必要です。
本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。