きさらぎ　本店 : きさらぎ 本店

この日も、ぐずぐずしていたら、お昼をかなり過ぎた時間になってしまった。(^^;
今から出かけても、遠くへは行けそうも無い。
ならば、近くで済ますか・・と考えていたら、ここのお店の事が思い浮かぶ。

こちらは、過去2、3回来た事がある・・・と言っても、1番新しいのが10年くらい前だけど。(^^;
北九州に引っ越して来てから、割と早い段階で初回訪問。
途中で1度店名が変わった様な記憶があるのだけど、どうだったかなぁ・・？

お店の前はもう数え切れないほど通っていて、その度にあぁここはまだだったなぁ・・と思うのだが、通り過ぎてしまうと直ぐ忘れてしまうお店。(^^;
家からは近いので、何時でも行けると思っていると、こんな事になってしまう。(^^;
折角思い立ったので、今日こそ行く事にしようか。(^^


場所は、九州国際大学の横を通る、山手通りの「平野一丁目」交差点の角。
隣にはゴルフの打ちっぱなしが在り、道路向かいには「リンガーハット」、「coco壱」が在ります。
駐車場はお店の隣で、そこそこ広いけどお店の分は壁際の6台分くらいかな？
建物は、大きな三角屋根の平屋だが、シンプルな色使いで案外と目立たない。

入って正面奥が厨房で、その前の右手に短めなカウンター。
右窓側には、板張りの小上がりで、左に4人掛けのテーブルが６つ。
正面奥左側が畳敷きの小上がりで、思ってたよりも広目な店内。
前回の記憶はほとんど残っていなかったが、何となくレイアウトは変わっている様な気がする。

先客は、カウンターに1人、テーブルに2人。
特に何処へとは指定されなかったので、店内が見易い窓際のテーブル席へ。

メニューは卓上に。
普通にうどんで良かったのだが、天むすは長い事食べていなかったので、天むす膳900円(税込)を注文。

注文を終えて、店内の様子を見て見るが、やはり記憶は蘇らない。
何となくテーブルの配置が変わっている様な無い様な・・。(^^;

4、5分で天むす膳の到着。
木のお盆に、うどん、天むす(海老天、鶏天)、ぜんざいの構成。
どんぶりは、厚手の陶器製で、下から丸く立ち上がって、すっと切れた様な形。
大きさはやや大きめだが、その分ちょい浅め。
具は、カットされた揚げ、ねぎ、かまぼこ、とろろ昆布、わかめ、卵焼き、椎茸、ちくわ。
つゆは、透明感の有る薄めな茶色。
出汁は、昆布メインの様で、他にも少し入ってる様な気もするが判らずじまい。
多少具の味も滲み出ている感じもあるけど、カエシの濃度高めで、色合いの割りには濃い目な味付け。角は立たないけど押しが強い。
個人的には、濃度高めのままもう少し柔らか目な味付けの方が好みかな。

うどんは、やや細めで断面がマッチ箱型。
角は立っているが小さく丸めてあるので、口当たりは優しく、つるつるで滑らか。
表面の柔らかな圧がそのまま中心まで続き、特にコシとか弾力は感じない。
噛むとヌッと切れる。
なので柔目な茹で上がりかな、と引っ張ってみたら意外と切れない。
ほう？と思ったら・・あ、いや・・引っ張ったつもりの箸が、うどんの上を滑っていた。(^^;
改めて引っ張ってみると、多少踏ん張った所でスッと切れた。
うどん自体には特に味は感じなかったが、つゆとの絡みは良い。
量はもう少し欲しいかな。
具材は、特に際立った所は無いごく普通のものだが、卵焼きが珍しい。
うどんでは、今まで余り食べた記憶がないが、甘味が残っていて、口休めには良かった。

天むすは、三角形に握られた頂点の所から尻尾がのぞいている様な形を予想していたが、平べったい俵型のおにぎりと抱き合わせた上から海苔を巻かれた形だったので、あれっ？と思った。
おにぎりはまだ温かさが残っていて、おそらく手握りされた物らしく、米同士が圧着しないふわっとした物。米自体はやや柔らかめでフカっとした歯応えだが、ほのかに効いた塩気がちょうど良い。
海苔は米の湿気を余り吸っていない、ややパリッとした食感が残る物で、風味自体も割りと良い物。
えび天、とり天共に衣がサクッとした歯応えで、少し塩気も効いていて旨いが、もう少し油の風味が有っても良かったかな。
鶏は、もも肉？
繊維感は残しつつも、スッと切れる歯応えで柔らかい。
海老は、余り歯応えを感じない柔らかな物で、味も少し抑え目。

ぜんざいは、小豆オンリーで餅は入っていなかった。
個人的には、ぜんざいには餅が入っているイメージなんだが。(^^;
味はまあ、ぜんざいというか小豆そのもので、甘過ぎない物。


ホント久しぶりだったけど、記憶は殆ど残っていないのに、以前と余り変わらない印象。
うどん屋と言うよりは、うどんメインで蕎麦や定食類もあるレストランと言ったイメージかな。