名の通りに幸福感に満たされます : 満幸商店

関西二日目。
朝早く起きて向かったのは、
和歌山県の「淡島神社」の境内にあるという「満幸商店」。

遂に行く時が来たかと、
ある意味覚悟が必要でした。
理由は…このお店の名前が音読みなんです(//∀//)
標準語で育った関東人には、
普段から口にするのは躊躇われますし道徳的に問題ありそうです。

年始の休暇中に行こうかなと思い、
営業の確認の電話をお店に掛けてみると、
向こうは関西で呼称が違うからか何の躊躇も無く「はい満幸商店ですー(^Q^)/」とお店の方は名乗り出て下さいました(;^_^A

しかし、名前に躊躇せずに行って良かったなぁと関東人の週４は後で思う事になるのでした。

お店は朝９時には開いている様なので、
朝から南海電車に乗って最寄り駅の「加太（かだ）」を目指しました。

加太駅から歩いて15分程、
アミダクジの様に路地を抜けて、
道路の向こうに広がっている海を横目にしながら歩いていると、
淡島神社を発見。

淡島神社の鳥居を潜ってすぐ左手に三軒、
土産屋兼食堂の様なお店が並んでいて、
その真ん中のお店が満幸商店でした。

お店は開店時間直前でしたがまだ店内は開店準備が出来ていないらしかったので、
神社の方に行ってお賽銭を入れたり、
実に賑やかな色んな置物を眺めたりしながら時間を潰し、
お店に戻りました。

お店はまだ準備中でしたが、
「外は寒いから先に中へどうぞ^^」
と女将さんに言われ、
店内にお邪魔させて頂く事にしました。

席は全て長テーブルの相席でした。
お客のキャパはざっと最大50～60人位。
４つあるテーブル席の内の１つは掘り炬燵風に足を中に入れられるものでした。

席に座るやいなや、
布に包んだ湯たんぽを渡され、
外で冷えた体を温める事が出来ました。
料理を注文する前から心遣いが素晴らしいお店です^^

注文は、来る前から決めていた、
しらす丼のダブルサイズ\1500にしました。

「多いよ～」と制止が入りますが、
最大○キロ前後食べられます(^.^)b
等とにこやかに大人気ない制止の振り切りをして(笑)、
注文を通しました。

待つ事しばし、
運ばれてきたシラス丼ダブルサイズ。
おーっ、シラスがこんもりだ！
シラスマシマシとでもいう様な盛りです(笑)
しかしシラスの量に対してご飯が少ないのが明らかだったので、
\300の「こしひかりご飯」を追加しました。
サービスに沢山の漬物やワカメも頂いたので、
実に賑やかな卓上となりました(笑)
本当に至れり尽くせりでした。

こんもりと盛られたシラスを頂上から食べ始めました。
釜揚げシラスの塩気が程良く、
それだけでご飯がパクパクと食べられました。
追加ご飯の茶碗の上にシラスを乗せれば良かったので、
結果的に付いてきた取り皿は不要でした。

追加のご飯を先に食べ終えた辺りでシラスの山が低くなり、
器の擦り切りより少し下まで盛られたご飯ともご対面。
ご飯の量は一合弱位でした。

この辺りまで食べると、
シラスの塩気にも飽きてあまり味を感じなくなってきたので、
付いてきた醤油を掛けました。
醤油は甘口タイプでシラスにも合っててまた美味しく食べられました。

オマケして頂いた漬物も含め全て食べ終えました。

そして、メニューを見て気になっていた「満幸プリン\250」について女将さんに伺ってみると、
ホワイトボードに書かれている７種類がそうらしいので、
好物のきなこを注文してみる事にしました。

運ばれてきたきなこプリンは小さめの容器に入っていました。
表面のきなこの香ばしい風味と、
カスタード味に感じたプリンの程よい甘味が相まって美味しかったです。
そして底のカラメルが、
前日に食べた大仏プリンのカラメルよりも更に苦めで香ばしい風味(≧▼≦)
好みの味で、プリンと絡めて美味しく頂けました^^

気を良くしたので(笑)、
もう一品抹茶味を注文してみました。

抹茶もやはり表面に抹茶粉末が掛かっていたのですが、
苦味はほんの少しでした。
プリン自体はきなこ味よりも甘さがあり、
滑らかな柔らかい食感で美味しいです^^
やはりカラメルの香ばしい苦味を楽しみながら食べ終えました。
ちなみに最初のプリンと一緒に熱々のおしぼりを持ってきて頂いたので、
少し冷えてきていた手に当てて温める事が出来ました。
本当に細かく気配りして頂きました。

食後、発とうとすると「コーヒー入れたから^^」と言われ、
お言葉に甘えてもう少しゆっくりしていました。

神奈川からやってきて食べ歩いている事など、
自分の身の上話などで少し談笑していました。

料理だけでなく、
お店の方の人柄が良くサービスの厚いお店で素晴らしかったです(o^∀^o)
正に名前の通り、
「幸せ」を「満たす」事が出来るお店と思いました。

人に勧め易いなと思いますし、
また来ようかなと思わせられるお店でした。

今度は大阪へと引き返してこの日もデザートを食べに行きました。