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ジロリアンへの道 第九十六回 －出たな妖怪蓮爾!!ビロビロ小麦縄麺のハグレ触発二郎－
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小ラーメン（ヤサイ、カラメ）
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こりゃ旨そう!!
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パワフル豚野郎
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小でも370gの強烈縄麺
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がっつりキツめの完全醤二郎
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ミニミニ大作戦
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店舗基本情報
| 店名 |
移転
蓮爾 さんこま店
|
|---|---|
| ジャンル | ラーメン、つけ麺 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
駒沢大学駅から 徒歩7分くらい 駒沢大学駅から538m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
席・設備
| 席数 |
12席 （カウンター12席） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| オープン日 |
2009年10月5日 |
| 備考 |
自動ドアは ずっと故障中ですので手動で開けて下さい |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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今回の物件は、作戦当初からリストに載っていながら最終盤まで来れなかったお店。都心にあって仕舞いも遅いから、決してハードルが高い訳でもないのに。縁が無いってのはこう言う事なんだろう。思えば、遂にアタック!!とばかり、意気揚々とやって来た前回9月は、メルモ購読登録を怠っていたばかりに、あえなく臨休で店前爆死の憂き目に。そんなこんなで、二郎大作戦完了間際に、滑り込みセーフでリベンジしてやる!!
2014年11月27日
テントに照明を灯さないので、夜間は極めて分かり難いファサードである。加えて、ナトリウム街路灯にぼんやり照らされる辺り一帯は、何気に全てが橙色だから、お店の黄色テントは完全に保護色と化してて、まるで忍者店。なので今夜も、またしても臨休か!?と泣きそうになって店前まで来たら、ちゃんと開いてた。もう、オッサンをいぢめるのは止めてくれっ!!
【小ラーメン（ヤサイ、カラメ）】700円
ヤサイはモヤ8キャべ2の標準形。少し茹で置きしてると見えて、シャキでもクタでも無く中途半端に水気ダレした感じ。でもだから意外とサクサク喰い易い。先にヤサイ山を片付ける喰い方癖の私にとっては、これはこれで悪くないなと思う。量的にはマシコールで平均的デフォ二郎レベル。まあ、これくらいが妥当な大人レベルなんだろう。
豚はガッチリ脂身の張り付いたバラ。繊維の詰まり方とニュルブルクリンクな脂身がキッチリ縞状に混ざってて、見た目の妖怪度もさることながら、喰ってみても実に旨い。量的にも、豚マシせずとも十分で、コスパも文句無し。醤油は程よく染みているが、ショッパ過ぎたりもしない。この豚、出来は満点。久々のネ申月豕と呼ばせて貰いたい。
ココの個性は何と言っても麺。と言うか、コレはもはや麺じゃない。この、噛み切って、咀嚼して、喉を往なす感じは小麦生地そのもの。麺伸びなんて言葉は無用の重々小麦縄麺である。カエシがしっかり絡んで来るので、ぶっとい割にはシッカリ味なのだが、何だろう、この魚臭い風味は。粉臭もキッチリあるので、これらが混ざり合うと、説明し難い複雑な味わい。ただ如何せん、このアホでも分かる強烈個性のせいか、逆に後半飽きて来たのが意外。何だかこう、「ハイハイ、もう分かりましたから」ってなる。小で370gと結構な量だし、私には大は不要、小で十分堪能できる。しかし、この個性の発散は決して悪くは無い。本物二郎一派だと、府中二郎が極太ビラ麺で良く知られるけれども、ココのはそれが可愛く思えるほど。記憶に残る剛麺。
豚汁も縄麺に合わせて強力だ。22時前と言う時間帯にしては弱めの乳化で、分類するならするならギリギリ醤二郎系。本物二郎フォーマットに則った、豚肉出汁のシッカリしたベースに、化調の存在感が吹き飛んでしまうくらいの醤油辛さとみりん系甘味。こりゃマジで相当しょっぱ甘い。コレを好んで完汁できるのは、常にNa濃度の低い余程の汗っかきだろう。この縄麺にしてこの豚汁ありって組合わせ。
【まとめ】
縄麺の個性に負うところ大の、二郎を圧倒しかねない妖怪度。これだけ印象が強いと、ちょっとやそっとじゃ忘れられまい。なので、ああ、また蓮爾が喰いたくなったな、と思うことになる。コレは実に巧妙な無意識の戦術。あまり二郎っぽくは無いけれども、明らかに平均的二郎に勝る個性は、少なくとも似た者同士ばかりになってしまった感のある触発二郎群の中では、かなり買える存在だろう。