お気に入りのオステリアです！ : みんなdeイタリアン Cuore

2014　ＭＡＲ

自分の記憶が間違っていなければ、2013年の10月くらいに料理人が替わっているかと思います。
それまでの南イタリアを主としたものから、北イタリアを主としたメニューに変わりました。
日本人のイメージにあるトマトソースの料理ももちろんありますが、クリームやチーズを用いた料理が増えました。
また、契約農家さんから野菜を仕入れているようで、日本ではなじみの薄い野菜も用いられていて、毎回目にも舌にも新鮮です。
オーナーは変わってないのでテイストはそのままでした。

たとえば…トリッパだったかな？モツの煮込みが、トマトソースではなく塩味だったこと、ピッツァやパスタのソースにトマトソースを用いず生トマトをあしらったり、鮮魚のカルパッチョのラインナップを意識されていること、でしょうか。
ベタなイタリアンを期待される方には物足りないかもしれません。しかしながらこちらのシェフの匙加減は絶妙です。葛藤もおありかと思います。イタリア料理を手本に、共通項の多い和食の手法も織り交ぜているこちら様には今後も目が離せません。


2012 OCT


開店して間もない(2012年10月現在)と思われますが結構賑わってました。
とはいえわざわざ遠くから足を運ぶほどではないです。

ワインはボトル、グラス、デキャンタとそろってます。お値段もお手ごろでよろしいかと。
フルボトルで￥2800から、ハウスワインのデキャンタ(500ml)が￥1000です。
ハウスワインは普通のボトルより大きいもので、いかにも量販に向いてそうなものです。
それでもハウスワイン。甘くも辛くもなく、イタリア人を気取ってがぶ呑みするのにおあつらえ向きだと感じました。

カクテルなどは、アペロールというイタリアのリキュールのものを推してますね。
カンパリの、味・香りともに薄い印象でしょうか。悪くはありませんでした。
また、白州・森香るハイボールは良いですね。
ショットバーにでも行かないと飲めない｢白州｣が、近所でリーズナブルにいただけるのは歓迎します。

スパケッティはほど良いアルデンテです。置いていても柔くなるのが遅いです。
特にボロネーゼは美味しかったです。肉がきめ細かくて口当たりがよかったです。だのミンチではないですよ、アレは！
ソースに素材以外の味わいを感じなかったし、とろみをつけていないところが良いですね。
お勧めします、ボロネーゼ。

また、アンティパストの５種盛り￥９８０、これはＣＰ悪いです。
盛り付けの彩りはよく、季節の野菜を用いてて季節感はありましたが、ありふれた野菜にしては高いです。
鴨のスモークは既製品ぽい感じだったし…がっかりはしない味だったけどＣＰは悪いです。
来店一度目も二度目も、野菜の種類は同じでしたが、一度目のほうが味がまとまっていたし彩りも良く口に合いました。
二度目は全体的に野菜に甘い味付けがされており、茄子のバルサミコ風味のものなど黒く変色して食欲のそそられるものではありませんでした。蒸し煮のかぼちゃは甘くて口に合わないながら、レモン風味が良かったと思います。

いろいろ書きましたが…こちらはピッツァも美味しいですよ！
生地にこだわりの粉を使っているようですし、デリバリーのものとは違う「これがピッツァだよ」という印象です。
アメリカンスタイルのパン生地みたいなモサモサしたものではなく、薄く歯切れがよく、これぞピッツァ！と声高になってしまいます。
マルゲリータ￥９８０は、チーズの量感もあり、バジリコの量も良心的でした。
軽い食感なので、わりとぺろっと食べられてしまいますよ。
ピッツァだけなら★★★★差し上げたいです。


2012年11月再訪

海老のアフィージョ、海老をオリーヴオイルで煮たものをおつまみに取ってみました。
というかこれはイタリアンではなくスパニッシュですよね？まあ美味しかったので追求はしませんが。
オイルはにんにくとパセリで香り付けされています。添えられたバゲットのトーストを浸しても余り、美味しさのあまりスプーンですくってワインのつまみにしてしまいました。

プッタネスカのピッツァは珍しいのではないでしょうか。たいていはロングパスタでの調理ですよね。
とはいえアンチョビやチーズ、オリーヴの風味と塩気が利いてワインと相性の良いものでした。

こちらのお店は価格がやや高めだと感じますが、食材に妥協は無いようですし、調理と盛り付けも丁寧だと再認識しました。
リピーターになりつつあります。

また、たまたまなのでしょうか、客層が変わった気がします。
前回は子供連れの家族やカップルが多かったのに、今回は、食事だけのお一人様の女性や、ご夫婦ふたりだけのパーティーが目立ちました。それなりの収入がある方がいらっしゃってるのでしょうか。一利用者としては、客がお店の質を底上げてゆくのは良いことだと歓迎します。


今後ともよろしくお願い致します。期待しています。