Cool Japan最前線！今、歌舞伎町が萌えている！ : ロボットレストラン

”Cool Japan（クール・ジャパン）”をご存じだろうか？

５月某日、某大手ホテルチェーンに勤務するM氏から。。。
「クール・ジャパン最前線の研修に行きませんか？」と誘われ新宿歌舞伎町にやって来た。

そもそも”Cool Japan(クール・ジャパン）”とは何か？
　日本独自の文化が海外で評価を受けている現象、またはその日本文化を指す言葉であり、当初は主に秋葉原に代表されるようなアニメやメイドカフェ、原宿のファッションなどのポップカルチャーを指していた。その後、日本独自の食材（和食）や伝統工芸、家電など広範囲にわたった文化を指すようになったと言われている。
　
　米外交政策誌にアメリカのジャーナリストが「日本は文化のスーパーパワー」と書いたのが「クール・ジャパン」の最初と言われており、クールとは冷たいという意味ではなく「洗練された、感じがいい、かっこいい等の意味」で使われているのである。

　ご存じのように、2020年”東京オリンピック・パラリンピック”の開催が決定し、訪日外国人誘致に関連各省庁は、あの手この手の戦略を練り受け入れ準備に余念がない。IT分野の世界でも、ナビゲーションの多言語対応、GPSを利用したコンテンツ開発など各社凌ぎを削る。
経産省がまとめた官民有識者会議の資料をみても、2020年には全世界の文化産業の市場は900兆円に達し、そのうち日本市場における”Cool Japan（クール・ジャパン）”のポテンシャルは、観光産業も含め12兆～17兆円の規模になると言われている。

現在、訪日外国人向けのITコンテンツ開発に携わっている私ゆえ、その状況下、彼の言葉に大いに興味が湧く。

　当日、待合せ場所に向う私の前を、大音量Musicを流しながら宣伝カーが通り過ぎる。
電飾ギラギラのトレーラーの荷台には、巨大な女性ロボット２体が乗り、車体には『ロボットレストラン』の文字が躍る。
そう！これこそが”Cool Japan（クール・ジャパン）”最前線の新宿・歌舞伎町に、一昨年約100億円の総工費を掛けOPENした『ロボットレストラン』だ。
（口で説明するより、実際の内容をご覧いただく方が手っ取り早いので⇒Clich here＊ページ下段の動画には”本物の壇蜜”姐さんも登場！)

「これは仕事なのだ！決してスケベ心で来た訳ではない」と、心の中で幾度となく確認しながら店の前まで来た私の目に、驚愕の光景が！
老若男女、欧米系、東南アジア系、中国系、漢民族、あらゆる人種が個人・団体問わずに列を作っている。営業担当のS氏に導かれ３階の待合室に入ると更に。。。（ショーの開演時間まで此処で待つのだ）
　一瞬、８０年代後半のバブル期にタイムスリップしたかの如き錯覚を憶えた。
見るもの全てが金・金・金・・・近藤雅彦もぶっ飛ぶギンギラギンにさりげなくどころか、ギンギラギンに光り輝く世界がそこにはあった。

　昔流行った漫画にナニワ金融道というものがあったが、その漫画に描かれたバブリーなホストクラブを再現したような豪華さだ。

「トイレも凄いから見て来た方がいいですよ」M氏の言葉にトイレに向う。途中のステージではバイオリンを奏でる美女（聞けば現役音大生だという）
トイレのドアを開ける！口で説明するより画像最終２枚をみていただきたい。小心者の私は、おそらく出る物も出なくなってしまうことだろう。（笑）

「Because the show starts, Please enter the theater on the third floor underground.」
何と日本語ではなく英語のアナウンス。観客の大半が外国人であることが、このアナウンスからもみてとれる。
専用EV.でシアターに入る。指定された席に座り隣をみると、毛むくじゃらの欧米人。前席で嬉しいそうに”松花堂弁当”をパク付く彼も外国人。グルリと会場全体を見渡すと約９割、いや殆どが外国人で埋め尽くされている。（実際、この日は定員132名中日本人の観客は我々３名だけだった＝外国人率97.7％）
　
　『ロボットレストラン』のＳ氏の説明では、外国人が日本観光を検索するキーワードで、TopはTDR（東京ディズニーリゾート）そして２番目が『ロボットレストラン』なのだという。
我々、日本人の知らないところで”Cool Japan(クール・ジャパン）がこんなことになっていたとは。

　ショーがはじまると、ノリノリで観客とステージが一体化する。
目の前で繰り広げられるショーに私の知らない日本があった。

Cool Japan最前線！今、歌舞伎町が萌えている！Beerを飲みながら、新たな”Cool Japan(クール・ジャパン）検索システム「外国人に請ける萌え萌えSPOT」の開発を決意する私であった。

（当日味わったBeer）
★ロボットレストラン生発泡酒
　待合室で開演までの間にキンキンに冷えたBeerを飲む。この一杯が生Beerだろうが、生発泡酒だろうがそんなことはどうでもいい。このキンキラの空間味わえば、自ずと気分も高揚しBeerが美味い！
★開演後、売り子のお姉ちゃんから購入したアサヒスーパードライ生Beer　
野球場で販売しているBeerと同じシステム。昔の球場は、コップの上をアルミ箔で塞いでいた。（３０年前）販売下手のお姉ちゃんから購入するとぬるくて気の抜けたBeerを呑まざるを得なかったが、今はタンク式でキンキン冷え冷え！ショーを見ながらのBeerは格別の美味さだ！

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■参考資料：「ロボットレストラン」公式HP、Wekipedia、経産省がまとめた官民有識者会議の資料など