これからがんばりどころだけど、魚介と旬にこだわった美味な和食屋＠大阪福島 : 福島 桜屋

仲良しレビュアーさんにご紹介いただいて、これまた仲良しレビュアーさん達と連れだってお邪魔しました。

福島というとポルチーニ通りが有名ではありますが、
こちらのお店が位置する小路はまたちょっと違った静寂感もあって、
落ち着けるオトナな雰囲気が漂っている通りでもありました。


【店内】
カウンターとテーブル席がありますが、どちらもゆったりスペースになっていて、
落ち着ける空間だと思います。
ただ･･･ ちょっと残念だったのは、化粧室が男女兼用というか、洋式スタイルの横に男子スタイル便器が鎮座している感じで
女子的にはなかなかの圧迫感でした（失笑）


【お料理】
今回いただいたのは、な、な、なんと･･･１万円のコース。
はぃ、ボーナス支給のタイミング直後ですしね、全員お財布のひも、ゆるめさせていただきました。


----内容----
■先付
　　青梗菜のお浸し、イカおくら 梅肉和え、マスカルポーネ＆酒盗
　　焼きなす、じゅんさい、京豆腐（トリュフ塩を加えたオリーブオイルで）
　　冷製茶碗蒸し、ハモきゅうり、甘長ししとう 焼き浸し、くじら本皮（マスタードで）
■まぐろヅケとアボカド
　　※アボカドは鰹だしでのばした長芋の山かけをそえて
■雲丹（赤雲丹＆バフン雲丹）＆自然薯＆甘エビ
■大はまぐり 酒蒸し
■愛知産鮎　蓼（たで）酢と苦うるか と共に
■北海道産あわび　香草バター焼き
■うなぎ＆フォアグラ　赤ワインソースで
■カニグラタン
■淡路牛 サーロインステーキ
■口直しのデザート：アメリカンチェリー
■徳島産　鱧と玉ねぎのしゃぶしゃぶ
■松茸の炊き込みごはん
■ほうじ茶ティラミス　黒蜜かけ

ビールと日本酒（①奈良：春鹿　②宮城：御湖鶴　③京都：徳次郎）
--------------

≪よかった点≫
　ポーションが少なめだったこともあり、品数の割には比較的最後までしっかり頂けました。
　特筆すべきは、冒頭の『盛り合わせ 10種』！
　こういうの、女子はホントにテンションあがります♥
　小さな小さな小鉢で並べてあった、器の色も合間見合って、色鮮やか♪

　加えて、日本酒の豊富さ！
　ランナップのコンセプトが若干分からない点はあったものの、バラエティに富んでてお料理と一緒に
　色々と楽しめます♪
　欲を言うと･･･ラインナップがありすぎるので、お料理に合うオススメとかでご提示いただけるともっとウレシイかも！

　なお、印象的なお料理としては、「雲丹」と「大はまぐり」と「鮎」♥
　（雲丹）
　　　→やはり異なる二種を食べ比べられるってところがナイス！
　　　　しっかりと違いを楽しめます。
　（大はまぐり）
　　→とにかく、ここ最近で類をみないほどの大きさ！　
　　　まさにビックリです。
　　　それに加えて、優しい上品が味わいで･･･　旨味が凝縮で美味でした！
　（鮎）
　　→稚鮎よりは大きいサイズにはなりますが、頭までしっとりとしたテクスチャー。
　　　まるっとまるまるかぶりつけます♪
　　　蓼酢で頂くのももちろん美味しいですが、塩焼きが素材の良さを存分に味わえる一品でした。


≪全体的な感想≫
・「道楽料理とうまい酒」ということで、高級食材に拘った料理の数々というのがコンセプトのようですが、
　一般人からすると「和食屋」「創作和食屋」「割烹」･･･　う～ん、どういうジャンルなのかちょっと分かりづらいかな。
・後半のストーリー性がちょっと厳しい感じががしました。
　＜北海道産あわび　香草バター焼き＞で突如洋食に趣向が代わり、＜うなぎ＆フォアグラ　赤ワインソース＞で一気にフレンチ風に。
　さらには、その後＜カニグラタン＞でポジションでますます分からなくなり、
　その後に＜淡路牛 ステーキ＞から＜口直しのデザート：アメリカンチェリー＞へと続きます。
　＜淡路牛 ステーキ＞自体は、脂身が極めて少なく、すっきりとした肉肉しさが美味しかったのですが、
　＜カニグラタン＞の後のステーキ はどう見てもヘビーです。
　フルーツも、このタイミングだったら、ジュレとか、シャーベット系が適切な感もします。
　そして、この不思議な流れのまま、最後のメインである＜徳島産　鱧と玉ねぎのしゃぶしゃぶ＞といった鍋に突入します。
　口直しの前のカニグラタン、ステーキがヘビーで、ライトな鱧のテクスチャーがあまり楽しめなかったのが正直なところです。


高級食材だけを食したいというニーズにはぴったりな内容であるには間違いありませんが、
なかなか「食材」だけで大きな満足を得るのは、難しいようにも思いました。
とりわけ、数多のお店が軒を連ねる大阪福島だからこそ、ことさら ボリューム、料理の流れ、ストーリー、そういったバランスも大事かな。。。


リーズナブルなコースもあるようなので、美味な日本酒を頂きつつ、「旬」を感じながら･･･
まずはそちらから楽しんでいくのがいいと思います♪


***********************
おひとり女子度　♥♥♥♡♡
きっと再訪度　　★★★☆☆
***********************