創業63年老舗の名店 : MJB珈琲店 淀屋橋店

淀屋橋交差点南西角にあるこのお店。玄関開けると下へ降りる階段がある 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レトロな雰囲気である。 階段の壁には、絵画やこの店の紹介分の書かれた紙が張られている。 　　　　　　　　　　　　　　階段降りたところに会計所がある。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会計所から、奥に向かって広い空間が広がっている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お客はいるのだが、老舗の伝統の特有な空気感が全体を包み込む。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ある種の静寂感がある。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その意味では、現代における異空間である。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　居心地はいい。リラックスできる。なんともいえない空気が、私を包んだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これも伝統のなせる技か。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　メニュ-は、多種多様にわたる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　有名なのは、一週間各曜日ごと変わる7種のコ－ヒ－。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この日、私は日替わりコ－ヒ－＊***ブラジリアンコ－ヒ－*** を飲んだ。420円。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やや苦味のある奥行きの深い味だった。当然ストレ－トだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　砂糖*生クリ-ム加えると、コ－ヒ－本来の味が楽しめなくなるからだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サ－ビスは喫茶店のサ－ビスの範疇のサ－ビスで、格段これはとは思わない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　帰り際、会計のところにあるチラシを見ると、コ－ヒ－豆のはかり売りの記載があり、テ－クアウトして持ち帰ることにした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャマイカ政府公認の ***ブルマンNO1*** が100G*680円とある。これは安い。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　家で飲もうと思い、豆のまま購入した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　豆の香りは、力強さはないが、しっかりしたいい香り。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　焙煎は、ミディアムロ－ストか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　購入した豆は、早い内に消費した方がいい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そこで、さっそく今朝テ－ステイングすることにした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　愛用のカリタの電動ミルでグラインドした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　繊細だがしっかりした香り。木の実＊土の香り*少しの果実の香り。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　愛用のサイフォンで煮沸。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　強くないがいい香り拡がる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飲むと、ややシャ－プな酸味感じられるが、まろやかな苦味といいバランス。甘味は、ネチッとした甘味ではなく、さらっとした甘味　甘味*酸味*渋味のバランスはいい。うまくまとまっている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これがブルマンの特色のひとつ。余韻は繊細でながい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ワインのスタイルなら、ヴォ－ヌ＊ロマネ村の一級畑に近い味わい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ある喫茶店の店主は、うまいコ－ヒ－はさめてもうまいと、いわれたことがあり、それを思い出し実践。確かに、さめてもまずまずのうまさ。しかし、優秀だが偉大ではない。CPは高い。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だが、もっとうまいロマネ*コンティのごときブルマンはある。 あるいは、ブルマン以外でも、いい豆はある。　　　　　　　　ただモ－ニングとして飲むなら、最良の贅沢かも知れない。