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店名 |
閉店
平田食事センター 本店(ひらたしょくじせんたー)
|
---|---|
ジャンル | 食堂、ラーメン、うどん |
住所 | |
交通手段 |
車 備中箕島駅から1,290m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 |
個室 |
無 |
---|---|
禁煙・喫煙 |
分煙 1席のみ禁煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
オープン日 |
1981年 |
備考 |
2015.6.16 23時に閉店しました |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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時折、一部の好事家の口の端にかかる、こともあった平田食事センター、通称「ヒラショク」
決して旨いわけではなく、珍スポットでもなく、昭和ノスタルジー全開でもなく。
引出しに分類するとき、一番最後に残ってしまいそうなジャンルの店である。
外観のハイテンションと店内のギャップが激しい。
外観と言えば、「24時間営業 平田食事センター」「評判のラーメンをどうぞ」「めし・ラーメン・手打ちうどん」「ご飯が一番美味しい店」「景品獲得ゲームがイッパイ」「ジュース1本100円」といったデカデカ看板から、「連絡ください 中津急行の運転手に4月1日の事故の件で平田食堂駐車場で5月2日に声を掛けてくださった運転手さん、×××ー××××にお電話ください 食堂にテレホンカード預けてあります お礼もしたいのですが」という伝言板みたいな看板、意味不明の巨大タイヤなど、テンコ盛りである。
いっぽう、店内のさびれっぷりたるや。
数年前まではあったというゲームセンターは消え、デイリーヤマザキは棚だけとなり照明も消え、7割がた廃墟と化している。
レストランとしてのスタイルは、40年ぐらい前のいわゆる「ドライブイン」。
日本に高速道路網が整う前、国道沿いのあちこち、峠沿いにあった「お食事処兼お土産ストア」である。
現在の高速道路SAと違い、そこはかとなくB級感が漂い、提供するメニューも「トラック野郎」が掻きこむような丼物とかラーメンが中心であったように思う。
当店も「ドライブイン」の系譜にならい、「目玉焼き」「からあげ」「アジフライ」といったセルフ・カフェテリア方式の「おかず」をとって、麺類やおでんなどの温かいものはそのつど注文、というスタイル。
店と共に年をとったようなヲバアチャンがおでんの前にいらしたので、厚揚げを注文したところ、ヲバアチャンが18歳の頃から煮続けていました、というような厚揚げが出てきた。ステキだ。
昭和30年代に建てられた工場の社員食堂みたいな椅子に腰かけてビールをすする。セルフレームの眼鏡をかけて、腕カバーをつけた事務員さんがヤカンのお茶を飲んでいそうな雰囲気。
雨の平日午後3時という時間帯もあって、店内の客は数えるほどしかなく、わびしさ最高潮といった風情である。
同行したメンバーの一部はドン引きしていたが、アタシはこういった店が大好きなので、たいへん機嫌よくビールをあけた。(ドライブインでビールが飲めるというのも、なかなか昭和なおおらかさである)
同行者が頼んだラーメンは、「誰が作ってもぶれない味付け」のソレで期待通り。
このスタイルの店はその後、高速道路のPAや半田屋、まいどおおきに食堂といったスタイルに変化していったし、当店もそのような進化をとげる選択肢はあったのかもしれない。しかし当店は、(能動的な選択だったかどうかは置いといて)このような道を選んだ。
「良い、悪い」でも、「正しい、間違っている」でもない。ひとつのスタイルの終焉ないし結末を眺めることができる店。