カレーFile #127-1 ■ RAIL（長野県須坂市）■カレー遠征2014初秋・松本 長野 上越 編（第５回）｜☆やみちゃんの富山食べ歩き☆ : RAIL

全国の善良なるカレー市民の皆さん。

カレー探偵、やみちゃんです。

富山カレー王国（王都/富山県射水市）にあるカレー探偵事務所の所長をしています。

この秋のはじめ頃、信州方面へカレー遠征（※）をしてきたので、その内容を回を分けて記録していきたいと思います。

※主としてカレーを目的に旅行すること。ついでに観光も。

今回は第５回目です。

だいぶ冷え込んできたのでペースを上げて更新していくんで、最後までよろしくたのんますちゃ。

＜カレー＃５　SPICEKITCHENRAIL＞

・外観

「SPICEKITCHENRAIL」
（長野県須坂市井上546-1）

私が訪問したのは9月の中旬でしたが（遠い目）、オープンしたのは8月8日だったそうで、まだ出来たてホヤホヤの店です。

※当時は「食べログ」にも登録されていなかったし、まさに私が発掘したようなものだったのですが、いま見たら地元の方が10/25に初登録して、レビューされてましたわ。

・・それでですね。

長野市内には、もう面白そうなカレー店がなかったので、ちょっと離れた須坂市まで移動してきたんです。

理由ですか？

実は、須坂市には、「ベストカリーハウス」という、ハラール対応のパキスタン料理店があるという”特ダネ”があったんですよ。

知名度はゼロ。
もちろん、マニアックすぎて食べログにも載っていません。

こりゃパキスタン料理の専門家である私、やみちゃんが突撃潜入レポートを書いて、カレー市民に教えなきゃ、って意気込んでいたんです。

・・でもね。

どうなったかは、この随筆のラストに書きますね。汗

***

さて、RAILの話に戻ります。

・看板、のぼり

「信州黄金シャモカレー」
「カレー　チャイ　ソフトクリーム」
「ネパール料理とおいしいナン」

とりあえず、店のイチオシは分かりました。

・店内風景

おもしろい店ですこと。

列車２両が並列で並んでおり、１両は厨房と食券売り場。
もう１両が食堂車になっています。

やみ「なんてったって、鉄道マニア（ヲタク）、鉄チャンですから～」

（先日の金沢駅は伏線だったのかよ！？）

・食券売り場

「ネパール料理」という表記がありましたが、ネパール郷土料理というわけではなく、「ネパール人がつくるインド風カレー」の意味ですね。

いわゆるインネパ系です。

えーっと、価格帯が観光地プライス？

（相場の1.5倍ぐらい？）

れ、列車だから？

・イチオシ

とうわけで、やはりこれをオーダーするのが「まさに正しきカレー道」でしょう。

正しきカレー道を、列車で旅する探偵さん、一丁上がりですね。

＜食べる探偵＞

・信州黄金シャモカレー　1280円

※この価格で、カレーのみです。
（ナンは別料金　350円）

カレーのサイズ、約250ml程度です。

インネパ系らしく、生クリームとバターがたっぷり。
とろーりクリーミィなマイルドカレー。

スパイス感は皆無でした。

普通によくあるバターチキンです。

とはいえ、さすがに「信州黄金シャモ」はプリっプリ。
弾力があり、噛み締めるほどに肉汁がぶわーっと。

なるほどこれは良い肉ですね。

たしかに良い肉なんだけど、”カレーの具材”って、良くも悪くも肉の旨みが分かりにくいものなんで、ありがたみは半減してしまうかも。

あと、量がそんなに多くないので、腹も満たされませんでした。。

（※そうそう、「ナン」を注文すれば腹が膨れるのかもしれませんが、『まだ窯が温まっていないので30分待って欲しい』と言われ、やめたんでした）

・スヰーツ男子活動

甘いものは別腹ですちゃね。

カレーソフトとチャイソフトのハーフ＆ハーフ（380円）です。

小さめの丸いナンに乗っていました。

にゃはは。

たしかにカレーの味がするし、チャイの味もします。

おもしろ～い。

・探偵の食卓

バターチキンをストレート喰いしつつ、ソフトクリームを食べる。

そんなスパルタンな生きざまを見せつける。
そう、それが　やみ。

＜店主、シェフとカレー談義＞

厨房にはネパール人のイケメンお兄さんと助手が１名。

イケメンお兄さんが、いろいろな情報を教えてくれました。

・須坂市にはカレー専門店が他にないんです

・以前は須坂高校近くに「ネパールレストラン　ナマステ」という店があったけど、今は無くなりました

・実は、ボク、その店で総料理長してました

・だから、この店「RAIL」の味は、「ナマステ」と同じものなんですよ

個人的に、「ナマステ」時代を知らないのでなんともいえませんが、地元の人には分かってもらえるはず。

ついでに須坂市にあるはずのハラールレストラン「ベストカリーハウス」についても聞いてみたところ、

・そんな店もあったかな？　まあ、今はどうなったか知らないけど・・

とのことでした。

私は「RAIL」に来る前にそこに立ち寄っていたので、今どうなっているかを教えてあげました。

***

しばらくすると、恰幅のいい初老の日本人が来店。

じつはこの方、店のオーナーさん。
客入りが気になって見に来た模様。

オーナー「いらっしゃい、カレーですか？　黄金シャモがオススメです」

割と話しやすい方だったので、ついでにいろいろな話をさせてもらいました。

オーナー「（長野市の）善光寺に来られたんですか？」

やみ「いえ、ちょっと別の用件ですちゃ。　ところで、須坂市には、オススメの観光地（”ぶらやみ”の候補地）ちゃ、何かありますかね？」

オーナー「須坂には、あまりないんですが、『田中本家（博物館）』だけは、一見の価値がありますよ」

やみ「ほう、それは良いことを教えてもらいましたちゃ。　あとで立ち寄ってみますちゃね」

・窓のお絵かき

窓には客人の残したお絵かきがいっぱい。

・旅の記録活動

そうなると、もちろん私も負けていられません。

（※今、9/15の日付に　じわじわ来てます）

＜おまけ＞

・あの店は今・・

「ベストカリーハウス」

そこはかとないアウェー感が満ち満ちた外観。

須坂にこんな名店が？

めっちゃ気になる店やにか。

無念・・・。

中は空っぽでした。

なんと、2014年8月25日をもって閉店していました！

訪問日は9月15日ですよ？

なんという諸行無常。。

よっぽど、縁がなかったんやね～。

パッキパキなビリヤニとか、チャナマサラがあったようなのですが。。

※そんなわけで、この後「RAIL」に向かったわけです。


君のハートに、やみちゃん・オータム。

＊＊＊

やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」