【都内】『天津丼(天津飯・かに玉丼)』いろいろ!

出典:Breadenさん

【都内】『天津丼(天津飯・かに玉丼)』いろいろ!

日本国内の中華料理店の9割はメニューにあると思われる『天津丼』は、中国・天津が発祥かと思いきや、日本が発祥だそうです。自分好みの『天津丼』や『かにたま丼』『天津飯』を追い求めています。

更新日:2020/09/03 (2019/02/09作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる4461の口コミを参考にまとめました。

味は「醤油味」「塩味」「ケチャップ味」の3種類

関東では「天津丼」または「かに玉丼」、関西では「天津飯」と呼ぶことが多いようで、そもそも中国料理にはなく日本で生まれた料理だそうな。。。詳細はいろいろなサイトに書いてあるので端折ります。

「天津丼」や「天津飯」の餡は大きく3種類(醤油味、塩味、、ケチャップ味)に分かれ「関西は塩ベースで、関東はケチャップが多い」という記載を見かけますが、個人的には関東は基本は醤油ベースで、新興の大陸系中華料理店にはケチャップ系の味付けが多いと理解しています。前述の通り、中国には「天津丼」は存在しないので、大陸系中華料理店が日本人のニーズに合わせて作ったのが赤いケチャップ餡なのかもしれません。

また味付け以外では片栗粉の量が多くとろみがあるものや、反対にスープ状のものなどの違いも見られます。
玉子はふんわりした柔らかいものから、しっかり焼いて焦げ目が付いたものまであり厚みも異なります。
他の気になるポイントは「カニ」です。最も素晴らしいのは「カニ缶」=本物の(タラバガニと思われる)カニを使用、中には「カニカマ」もあるし「カニ」のエッセンスが全くないものまでいろいろです。また希望としては天頂部分に数個のグリーンピースがあるとうれしいです。
器も様々で、「丼」なのに丼ぶりではなく皿の場合も多いですね。

個人的には中華料理店の醬油ベースが自分のスタンダードで、その味に近い店を探し求めて食べ歩きます。

【新宿】岐阜屋

岐阜屋

店内はカウンター席で張り紙メニューがたくさんあり、『天津丼』780円をオーダー。
『天津丼』は少し小さく感じますが、醤油ベースで標準的なとろみ、玉子は固くもなくフワフワでもなく中間くらい。普通に美味しいですが、印象には残らない『天津丼』でした。

【原宿】紫金飯店

紫金飯店 原宿店

明治通りの原宿と北参道の中間「千駄ヶ谷小学校」交差点のそばにある中華料理店です。
『天津丼(かにたま丼)』1,000円は茶色い醤油ベースの餡でとろみもあります。レンゲで玉子を軽く突っつくと中身が出てきますがカニの身(多分、ズワイガニの缶詰)が結構入っていてうれしいです。1,000円だと高めの価格に感じますがカニの使用量を考えたら妥当な価格でしょう、お勧めです。

【東京】天津飯店

天津飯店 東京駅黒塀横丁店

東京駅北側の八重洲連絡通路沿いにある店で黒塀横丁の一角になります、
『天津飯 九龍』1,200円は海老は2つのっており、餡はスープ状態でご飯の周囲を囲んでいます。玉子は具が入ってなくてフワフワで分厚いです。餡は薄めの上品な味付けで、昔ながらの町中華の「天津丼(飯)」とは対極の上品な印象です。

【西新宿】竹葉軒

竹葉軒

青梅街道から北側の住宅街の中にある町中華ですが、平日のランチタイムは青梅街道近辺の飲食店の混雑を回避するビジネスマンで結構混雑します。喫煙可能なことも理由の一つかもしれません。
『天津丼』700円の見た目は、醤油ベースの餡で食べてみると味は期待通りなのですが餡のとろみが少なく大げさに言えばスープチャーハンに近い食感です。カニは少しだけ感じました。

【渋谷】仙台や

仙台や

渋谷駅からは山手線の外側を恵比寿方向に線路にできるだけ沿って進むと徒歩10分くらいです。
外観は普通の町中華ですが料理のボリュームが評判です。『天津丼』は人生最大サイズ。餡は醤油ベースでとろみはあり控えめな酸味、卵はしっかり焼いてあり他にあまり見ませんがニンジンがたくさん入っており、カニが入っている印象はありません。全体的に量がい多い以外はバランスが取れていて美味しい『天津丼』です。

【中野坂上】華吉

華吉

東京メトロ丸ノ内線または都営大江戸線の中野坂上駅から直結しているレストランエリアの中華料理店です。
『天津丼』の見た目は赤っぽい感じ。食べると餡にはケチャップの風味はなく醤油を感じますが酸味は強めです。玉子焼きの中には「タラバガニ」らしきものが少し入っているのがうれしいです。個人的には酢を押さえてくれれば標準的で美味しい『天津丼』だと思います。

【代々木】佳宴

佳宴 代々木店

代々木駅東口から徒歩3~4分で明治通りの少し内側にあります。
『カニ玉丼』690円は残念ながら「カニ」らしき風味もないし、目視確認でも「カニ」の身は見つかりません(笑)。味も個人的にはお好みと違う甘めの赤っぽいケチャップ系の餡でした。

【西新宿5丁目】山田屋

山田屋

都営大江戸線の西新宿五丁目駅から南側の路地に入った場所にあります。
こちらの『天津丼』は見た目は醬油+塩味ベースの餡でグリーンピースではなく芝海老が3つ天頂部に搭載されていて少し珍しいです。味は見た目通りで結構とろみがあり、全体的には優しい昔ながらなの美味しい味です。

【新江古田】むつみ

むつみ

都営大江戸線新江古田駅と西武池袋線江古田駅の中間くらいにある町中華です。
『天津丼(かに玉の上に甘酢あんかけ)』はなんと1,200円という価格。登場したのは丼ではなくお皿です。分厚い玉子焼きと色が濃い目でとろみがありそうな餡が周囲までかけてあります。餡の味は酸味はありますが適度な甘さで美味しいです。卵焼きの中にはいろいろな野菜が入っており本格的な『天津飯』の雰囲気を醸し出しています。赤い具材は「ずわいがに」だと思いますが、食べる場所によってはきちんとしたカニの風味があり美味で高級感のある『天津丼』です。

【中野坂上】新華楼

中華料理 新華楼

中野坂上交差点から近い路地裏です。
『天津丼』680円は丼ぶりではなく皿での提供なのでスタイルは「天津飯」。玉子はきちんと焼いたしっかり感がある状態。餡は濃い目の茶色でとろみがあり味もちょうど良い感じで美味しいです。
玉子の中のカニ系素材は微量ですが、町中華の680円の『天津丼』としてはレベルは高いです。

【西新宿】陳麻家

陳麻家  西新宿成子坂下店

チェーン店のメニュー、『ふんわり天津麺』550円です。
見た目は大きな特徴もなく普通の「天津飯」で餡は醤油ベースですが薄目の味付けで玉子はメニュー名の通り「ふんわり」ですがカニの気配はありませんでした。個人的にはもう少ししっかりした味付けが好みです。しかしながらほぼワンコインの550円という価格設定は素晴らしいです。

【新宿三丁目】達磨

中華菜房 達磨

新宿駅東口または新宿三丁目からのアクセスで、並びにはいつも大行列で訪問したことのないラーメン店『らぁ麺 はやし田 新宿本店』があります。
『かに玉丼』870円は、オーソドックスなルックスでグリーンピース3個搭載、餡は少し酸味が強めで、かに玉はそこそこ厚みがありますが残念ながら「かに」の味や風味はほとんど感じません。平均的な『天津丼』です。

【東長崎】松月

松月

西武池袋線の南側で椎名町駅と東長崎駅の中間ですが東長崎駅の方が近いです。
典型的な町中華ですが22時過ぎまで営業しています。
『天津丼』600円は茶色い醤油ベースの餡でトロミがあって適度な酸味もあります。卵の中には野菜がいろいろ入っており特に「タマネギ」が多いです。また赤い物体があって「ニンジン」かと思いましたがよく見ると『カニ』のようです。味は「タマネギ」が多くて明確にはわかりませんが、多分本物の「カニ」を使っているのではないかと思われます。

【新大久保】餃子の王将

餃子の王将 新大久保店

R山手線新大久保駅北口からすぐです。
普通の『天津飯』にはタレを(甘酢ダレ、塩ダレ、京風ダレ)からを選べますとなっていますが『極王天津飯』も同じ選択肢で「京風ダレ」を選びました。
京風ダレは想像よりは醤油ベースに近い印象で普通においしい『天津飯』ですが大きなインパクトはなく「極王」には名前負けしている気がします。「京風ダレ」というのは醤油ベースはなのか。

【西新宿5丁目】永楽

永楽

渋谷区本町で山手通のを西に入った路地にあります。

『天津丼』800円。メニューには「カニの塩味あんかけ」と書いてあります。
登場した『天津丼』は今までに見たことがないくらい白い餡がかかっています。白い餡は液体でも個体でもない中間的な状態で塩味ですが旨味があって美味しいです。塩味なので酸味などは全くありません。玉子も厚みがあり香ばしいですが、カニは残念ながら感じませんでした。

【成増】兼祥

兼祥

R.254の成増駅に近い下り車線にあります。
『天津丼』780円は大きさは普通で特にグリンピースなどのトッピングもなく濃い目の色の餡がかかっています。
餡の味は見た目通りに醤油ベースに酸味を感じるものでドロッとした食感で普通に美味しいですがドストライクではありません。ご飯の量が少し多いようにも感じましたが、ご飯と餡のバランスが良く結局全部美味しく頂きました。

【西新宿】登喜和

登喜和

『天津丼』800円の見た目は餡が茶色い醤油系を思わせるルックス。お約束のグリーンピースがアクセントとして5つほど天頂に並んでいます。食べてみると餡は結構とろみがあり、想像よりは甘みが強い印象ですが美味しいです。玉子はフワトロではなく、しっかり固くもなくちょうど良いくらいで、適度に玉ねぎなどの食感がありますが、カニのエッセンスは残念ながらほとんど感じません。
ちょっと甘みが控えめでカニがしっかり入っていれば最高です。

【恵比寿】天童

天童

恵比寿駅西口から渋谷方面に向かったところにある町中華です。
『天津丼』930円は見た目から濃いです。卵焼きには黒っぽい線が入っているので焦げ目?もしくは刻んだ海苔にも見えましたが食べてみると食感があまりなく、小さいナスを薄くスライスしたもののようです。餡の味は「甘酢ケチャップ味」。食べた後味は濃い餡の味が残る感じです。個人的にはあまり好みの味ではありませんが「甘酢ケチャップ系」好きの人にはよいでしょう。

【西武新宿】陳家菜

陳家菜

西新宿7丁目で小滝橋通り沿いの2階にある中華料理店です。
ランチメニューはセット物などのバリエーションがたくさんあります
『天津飯』は頂上付近にカニカマらしきものがのっていて、ふんわりタイプ。餡は薄い茶色で食べると醤油と塩の中間位の味わいでとろみは少な目です。総合的には普通の『天津飯』という印象で美味しくいただけます。ランチで680円であれば少し安めに感じます。

【江古田】中華家族

中華家族

西武池袋線江古田駅南口から徒歩3~4分程度です。
店内はウッディな雰囲気で大きなテーブル席と普通のテーブル席で構成されています。
『天津丼』はちょっと珍しい塩味ベース。脳内イメージは醤油ベースだったこともありギャップが埋まらず少し残念ですが味は普通においしい塩味ベースの『天津丼』です。

【新宿】中華料理 五十番

中華料理 五十番

新宿歌舞伎町にある店で周囲には風俗もあり夜は近寄りがたい地域ですがランチであれば問題ないです。
昭和な雰囲気で低価格設定で、『天津丼』は「ご飯の部」の中では最高級メニューの700円です。
『天津丼』は丼ぶりではなく皿で提供されましたが想像よりは小さいサイズ。玉子はしっかり焼いてあり、具材はやたらに椎茸が多く、餡の味は醤油ベースで普通に美味しいです。

【中野坂上】中華料理珍宝

中華料理珍宝

東京メトロ&都営地下鉄の中野坂上駅から徒歩4~5分ほどで青梅街道から宝仙寺へ入る道にあります。
『かにたま飯』は少し小さめに感じますが、玉子はしっかりした厚みがあり、餡の味は明確な醤油味ではなく、塩味でもない中間的な味わいで美味しいです。「カニ」の量も『かにたま飯』としては合格の範囲です。

【丸の内】三富

中華 三富

JR東京駅丸の内南口から有楽町方向に進み、はとバス乗り場の先にある町中華です。
『天津丼』は、見た目は醤油ベースの濃いめの餡で、玉子焼きの周囲には餡がかかっていない部分を残してあります。この餡のかけ方は、卵焼きのニュートラルな味を確認できるのでうれしいです。玉子焼きの厚みもあり、総合的においしい普通の『天津丼』です。

【西新宿】小杉美食

味佳縁

大陸系中華料理店の『天津丼』は赤い餡が出てくる確率が高く、出てきた『天津丼』も想定通り赤い餡です。街中華はほとんどが茶色の醬油ベース餡ですが、なんで大陸系中華料理店はケチャップ系の味がする赤い餡なのかは不明です。
こちらの『天津丼』は玉子はしっかりした厚みがあり、赤い餡の割には妙な酸味もなく美味しくいただけました。

【都庁前】大阪王将

大阪王将 新宿ワシントンホテル店

新宿ワシントンホテルの地下レストラン街にある店で、新宿駅西口または南口からのアクセスです。
『天津飯』は見た目が醤油ベースの餡で卵は厚めで丸く整っていますがカニやその他野菜などの具材は全く入っていないようです。味は美味しいんですが冷静に考えると化学香味料の味がかなり支配している印象です。でも子供の頃にごちそうだった懐かしい『かに玉丼』の味にかなり近いです。

【中野坂上】ミッキー飯店

中華料理 ミッキー飯店

中野坂上交差点から山手通りを少し南下し、麵屋キャンティの先を西に入ってしばらく進んだ住宅街にある町中華です。『天津丼』880円の見た目は醤油系の餡で卵の中には小さな赤い点がいくつかありますが、これはカニではないと思います、多分。餡は少しトロミがあり標準的な醤油ベース餡で酸味の少ないタイプです。
味は想定範囲内の安心できる町中華味です。

【新大久保】大明飯店

大明飯店

JR新大久保駅の南側ガードに近くにある店です。
『天津飯』730円をオーダーしました。
見た目はベーシックな雰囲気の醤油ベースの餡、食べてみても見た目通りの想像していた味。ということでカニなどのフレーバーもなく、グリーンピースも何も搭載されていませんが、安心して食べられる醤油ベース餡の『天津飯』です。

【中野坂上】バーミヤン

バーミヤン 中野坂上店

中野坂上交差点からは山手通りを北に進んだ内回り側にあります。
『天津飯』599円は、最近『天津飯』がマイナーチェンジしたようで「NEW」のマークが付いています。
『天津飯』は餡を上からかけているのではなく外周に流し込んでいるタイプ。外周の餡にはカニではなくカニカマ的食材が入っているようで若干ゼリー状に作ってあります。味は普通においしいですがあまりインパクトは感じないながらも価格とファミレスのゆったり安定感を考えるとCPは良いでしょう。

【西武新宿】まるしん 西新宿店

まるしん 西新宿店

新宿小滝橋通りの「北新宿百人町」交差点の東側にある店です。
メニューは「ちゃんぽん」や「皿うどん」が軸です。
『天津丼』は、外観は普通の茶色い甘酢餡で写真は結構赤めに色が出ています。カニの雰囲気はなく、少し厚めの玉子焼きは適度な酸味で美味しく頂けます。大きな特徴はありませんが安心して頂ける『天津丼』です。

【渋谷】一番

一番

渋谷駅からは宮益坂を少し上り北側の路地を入ったところにあります。
『天津丼』900円。
醤油ベースの餡ですが少し酸味が効いています。玉子は厚くも薄くもなく普通。蟹らしい赤いものが少し入っていますが、少量すぎて蟹なのかカニカマすらも判別できません(笑)なので蟹の風味を捉えることはできませんでした。

※本記事は、2020/09/03に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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