【大阪人の大好物】旨い豚まんが食べたい!

【大阪人の大好物】旨い豚まんが食べたい!

デパートや大きなターミナル駅にほぼ出店されている「551蓬莱」のおかげで、大阪の夜の電車内には、その独特の香りを放つ赤い紙袋を提げた人の姿を多く見かけます。今や全国にファンを持つようになった「551蓬莱」をはじめ、大阪の美味しい「豚まん」のお店をピックアップ。ここにご紹介します。

更新日:2021/04/27 (2018/12/13作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる2241の口コミを参考にまとめました。

「肉まん」ではなく「豚まん」!

 関西では昔から「お肉」といえば牛肉のことで、決して豚肉や鶏肉のことではありません。なので一般的に「肉まん」と呼ばれる中華まんを、関西では「豚まん」と呼ぶのは有名なことです。
 コンビニなどで簡単に購入できる肉まんは、小腹が減った時や寒い日のおやつとしてありがたいアイテムではあるが、味にこだわる大阪人は、専門店の豚まんに魅力を感じます。
 デパートや大きなターミナル駅にほぼ出店されている「551蓬莱」のおかげで、大阪の夜の電車内には、その独特の香りを放つ赤い紙袋を提げた人の姿を多く見かけます。

551蓬莱 戎橋本店

551蓬莱 本店

 各線・難波駅からすぐ近く。有名なグリコの看板の真下から戎橋筋商店街をずっと南に進んだところにある、いまや大阪名物のひとつ「あるときー!ないときー!」のCMでお馴染みのお店です。
 繁華街のど真ん中にある店頭は、当然の如く豚まんを販売するショップが大部分を占めているが、その端っこにある階段で2階に上がると、中華料理のレストランにもなっています。

大阪土産の大定番

551蓬莱 本店

 「551蓬莱」の看板商品・豚まんは、天辺がとんがっていてその周囲にヒダになっている特徴的な形状です。かぶりついてみると、表皮が堅めだが内側が甘くてふんわりモチモチしています。

551蓬莱 本店

 餡は皮に比してやや少ない目。玉ねぎの甘味と豚の旨みが凝縮しているようで美味しい。しっかり味付けられているので、これに醤油をつけると濃くなりすぎる。辛子少量がいちばんいいですね。やっぱり「551蓬莱」、安心の美味しさです。

天王寺百楽

中国料理 百楽 天王寺店

 天王寺ミオ・プラザ館の4階、上本町に本店がある、近鉄沿線ではおなじみの中国料理店です。
 店内はテーブル席ばかりで100席足らず。南の窓からは「あべのハルカス」、西の窓からは「通天閣」の姿も望め、新旧の大阪のタワーが一望です。

点心スタイルの豚まん

中国料理 百楽 天王寺店

 「百楽豚まん」(130円)はやや小ぶりで、注意深く豚まんの裏の経木を剥してかぶりつくと、ふかふかた食感のとともに、餡の旨みが広がります。この生地自体の甘さは控えめですね。

中国料理 百楽 天王寺店

 餡は練られた豚肉が主体で野菜の配合は少なめかな?柔らかくてコクがある仕上りで、ふんわり軽い生地とのマッチングが良いですね。

二見の豚まん

二見の豚まん

 南海電車、および地下鉄のなんば駅のすぐ近く、高島屋とマルイの間のなんば南海通を少し入り次の辻の角、スイングよしもとのはす向かいにある豚まんのお店です。
 まさしく豚まん一本でおばちゃんが1人で狭いスペースでがんばっているテイクアウトのみのお店で、終戦直後から営業されているという老舗です。

ミナミの名物

二見の豚まん

 かぶりついてみると、皮はやや甘めで、多少時間が経過しているがフカフカな状態は保たれています。餡は若干柔らかい仕上がりでやや多め。玉ねぎの甘味と豚の旨みが凝縮しているようで美味しい。

二見の豚まん

 味付けがうすめで脂も軽いので、たくさん食べても胸やけしないあっさりとした味わい。練り辛子を着けると、また味が引き締まっていい具合。二見の底力を感じます。

四陸 あべのハルカス店

四陸 あべのハルカス店

 あべのハルカス近鉄本店のウイング館B2F、近鉄線からは東コンコースの改札からハルカスに入ってまっすぐのところ、いわゆるデパ地下・総菜売り場にある中華総菜のお店です。
 ショーケースの中には麻婆豆腐や、エビチリ、春巻、餃子など、一般的な中華料理が盛られてるとともに、豚まんも置いています。

和テイストの豚まん

四陸 あべのハルカス店

 湯葉包み和風豚まん(130円)は、一般的な豚まんより小さい蒸し上がり。囓ってみると、特徴的なほどもちもちした皮の風合いと、あっさりした餡が特徴的です。

四陸 あべのハルカス店

 餡は湯葉に包まれていて独自の食感。和風という枕詞にふさわしい軽い味わいで、何個でも食べれそうです。
 大阪では高島屋や阪神百貨店、京橋の京阪百貨店、そしてあべのハルカスと、手に入れやすいのもいいですね。

手作り豚まん専門店 龍福 桃谷店

手作り豚まん専門店 龍福 桃谷店

 大阪環状線の桃谷駅から、桃谷商店街を東の方へしばらく進んだところの右側、ダイソーの向かいにあるお店です。
 ここは東住吉区の駒川商店街で、今や行列の絶えない人気店となった「龍福」の支店。布施、尼崎に続いて、この桃谷にも出店されました。

下町の味

手作り豚まん専門店 龍福 桃谷店

 豚まん(150円)はずっしり重く、「551」に比してやや平べったいフォルムです。注意深く豚まんの裏の経木を剥してかぶりつくと、中の餡から肉汁がじわっと出てきました。皮はしっとりしつつも弾力のある風合いで、しっかり練られているように感じます。この生地自体の甘さは控えめです。

手作り豚まん専門店 龍福 桃谷店

 餡は粗くカットされた玉葱の甘さが際立っています。豚肉のコクと玉葱の甘味が混じり合い、これに少し肉汁を吸ったふかふかの皮とが混然となって実に深い味わい。
 玉葱が多いので、食べていると餡がポロポロと崩れてくる…こういうところ手作り感を醸します。

蓬莱本館

蓬莱本館

 各線・難波駅からすぐ近く。戎橋筋商店街を高島屋前から千日前通方向に少し進んだところにある有名中華料理店です。
 繁華街のど真ん中にある店頭は、1階が豚まんを販売するショップ。その端っこにある階段で2階に上ったところがレストランのエントランスです。

もうひとつの蓬莱

 この「蓬莱本館」と「551蓬莱」は、もともと「蓬莱」というひとつの会社だったのだが、昭和39年に創業者3人が分社独立し、まったくの別会社として現在にいたってるとのこと。

蓬莱本館

 蓬莱本館の豚まんは「551」に比べて皮の甘さが控えめで、モチモチ感よりふわふわ感を強調した風合い。具は豚肉、玉ねぎに加え、椎茸が入っていて、味付けもあっさりとした仕上がりです。

蓬莱本館

 こちらの豚まんはスーパーのチルドコーナーによく置いていて、入手が容易なのも魅力です。

551蓬莱 蓬莱パンチャン551店

551蓬莱 蓬莱パンチャン551店

 各線・なんば駅から南方向、JR難波駅からは南東方向。毎年2月に大阪場所が開かれるエディオンアリーナ大阪にも近いところの四つ橋筋沿いにある、中国料理のお店です。
 ここは今や大阪名物となった豚まんで知られる「551蓬莱」のレストラン業態のお店で、建物1棟を丸ごと使って、全170席、大宴会場や個室も備えた大箱となっています。

ミニサイズの551

551蓬莱 蓬莱パンチャン551店

 「パンチャン特製豚まん」(460円)は、蒸篭を開けるとふわっと湯気が上がり、お馴染みのものより小ぶりな豚まんが2個並んでいます。
 小ぶりながら天辺がとんがっていてその周囲にヒダになっている特徴的な形状はそのまま。熱さに耐えながら底に引っ付いてる経木を剥がし、かぶりついてみると実にフカフカ。やはり蒸したてはいいですね。

551蓬莱 蓬莱パンチャン551店

 皮はやや甘めで、餡は皮に比してやや少ない目。玉ねぎの甘味と豚の旨みが凝縮しているようで美味しい。しっかり味付けられているので、これに醤油をつけると濃くなりすぎる。辛子少量がいちばんいいですね。

※本記事は、2021/04/27に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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