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エリアに根付く大衆中華(川崎5部作Vol1)地元民のDNAに組み込まれた餃子?!@銀座街
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店名 |
天龍 銀座街店(テンリュウ)
|
---|---|
ジャンル | 中華料理、餃子、ラーメン |
お問い合わせ |
044-200-9061 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
川崎駅東口徒歩5分 京急川崎駅から185m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料なし、お通し代なし |
席数 |
24席 (カウンター24席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 11~14時は禁煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ホームページ | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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2015年5月24日15:30頃の訪問。川崎に詳しい知人から「餃子が美味しい」と薦められたお店。川崎駅の東側に数店舗を展開されているローカルチェーン。地元民なら知らぬ者のいないお店。数年来の餃子の課題店で念願の初実食。
実は、川崎は餃子や中華を愛する市民が沢山いる街。餃子といえば、消費量日本一を争う宇都宮、浜松、羽根付餃子の蒲田等の方が全国的な知名度はあると思うが、川崎駅東側には多くの中華店が集積していて、その多くは、戦後中国からの引き揚げの方が作った「ギョーザ屋」の流れを汲んでいるらしいのだ。また過去の統計で、川崎市民は食費に占める中華店での支出額全国1位に輝いたこともあるそう。そんな街で愛され続けている餃子店。
■場所:最寄駅は京急川崎。銀座街の市役所通り側の入口にある。川崎駅界隈に土地勘のある方なら、分かりやすすぎる立地。
■お店の状況等:完全に昭和にタイムスリップしたかのような町の中華店。厨房を囲むカウンターのみ。とにかく地元民の支持は圧倒的のようで、完全に食事時を外した時間にもかかわらず、15席程のカウンターは、お客さんがひっきりなし。先客も後客も、たぶん15名程。お店の性質上、当たり前かもしれないが、遠くからわざわざ来たという感じのお客さんはおらず、地元民のための食堂兼居酒屋という感じ。一人客のオッチャンや、3人連れのオバチャンが、餃子やチャーシューをアテに昼からビールを飲んでいたり、若者がお腹を満たすためにW炭水化物を摂取したりしている。いかにもザ・昭和的お店らしく、禁煙、分煙という概念は存在しない。普段は紫煙の中で食事するのは大の苦手なのだが、こういう昔ながらの中華店にいるとなぜか、心地よく感じてしまうから不思議だ。
■注文の品:餃子(6個)290円+ライス120円=会計410円。
■味・総評
注文を待っている間も、とにかく喧騒感がある。お客さんの話し声、注文を取ったり、厨房と会話する店員さんの声、調理場で鍋を振る音、餃子の焼けるジューという音等が耳に飛び込んでくる。
当地に根付き、長年に亘って、営業を継続してこられたお店だけが持つ独特の空気感がある。
そんな空気と音に包まれながら、待っていると5分と経たぬうちに料理が提供された。餃子とライスといかにも旨味調味料タップリという風情の茶色いスープ。
まずスープを飲んでみる。本当に昔の中華店の味だ。遡ること30年以上前に家族で訪れた国道17号線沿いの中華店で頂いたスープを思い出した。よく分からないが、とても懐かしい。
餃子は、値段なりと言ってしまうと色気がない。確かにもっと価格の高いお店にいけば、きっともっと美味しかったり、もっと立派な品が出てくる。当店は、ほぼ挽肉とニラのみのシンプルな餃子。旨味調味料で味わいを嵩上げしていると思うのだが、これまた何ともいい。当店の空気とこれ以上ないくらいに合っている。
卓上には醤油、酢、ラー油、かわさき餃子舗の会が薦める味噌だれ等が置いてあるが、実は何もつけないのが一番いい。
懐かしくも幸せな気分で全てを頂き、感謝と敬意の気持ちをもって、お店を後にした。
お店を出ると暖簾には「まずい」の文字が逆さに書いてあり、思わず笑ってしまった。ベタな昭和を感じさせてくれるお店だ♪
(2015年6月6日時点:レビュー102件。3.31/マイレビュアー様4件。3.25)