二日連続での完捲 : ラーメン 竜家

昨年末の締めの一杯から新年初の一杯まで訪店レビューが溜まっていた。
しかし昨日の能登半島を襲った地震の被害が明るみに出るに従い一日だけでも空白の時間を作りたかった。

まずは石川県ならび北陸地方を中心にした今回の地震の被害に遭われた方々にお悔やみと心よりのお見舞いを申し上げます。
一刻も速やかに日常に戻ることができますよう願います。

さて年末に出かけた六角家の墜とし種の一つである寒川【竜家】。
店の応接は気になるもののそれでも尚それを越えてあまりあるラーメンの存在感には抗うことができず歳の瀬の合間を縫って【竜家】の締めの一杯を食しにでかけた。

人気店はどこも同じ光景だが年末は挨拶を兼ねて常連たちが集ってくる。
ここも普段なら6台分ある店頭の駐車スペースが埋まることは殆どない。
それでも数分待って入店できた。

◇チャーシューメン 海苔増 味玉 細切りチャーシュー アジコメ/1240円

なにも言う必要がないくらい好きだ。
アジコメの割にはカエシの風味はややライト。
それでも六角家系固有の豚臭は今日も健在。
また今回のチャーシューは多少の噛みやすさを伴っていた。

けっきょく前日の【麵や横丁 縁日】に続いてここでもカンマク。
今年も見事に〆てくれた。

ここは基本的に通し営業だが火・金に限っては午後2時まで。
今回はギリギリだった。

◇ラーメン＋チャーシュー（現金）＋細切りチャーシュー アジコメ/1180円

どこにいっても「速いねぇ」と言われるが特に急いで食べているわけではない。
しかし今日は閉店時間を過ぎており速攻で頬張る。
ここのチャーシューは硬くて噛みにくいのが難点だが硬かろうがスープが熱かろうがとにかく呑み込む。

しかし味は記憶に刻みながら箸を進める。
アジコメにくわえて閉店時間ということでスープが煮詰まり普段以上に塩っぱい。
それでも六角家系ならではの豚臭はしっかり感じる。

チャーシューに手間取ったこともあって5分の壁は超えられなかったもののほぼ5分で食べきった。
若干のスープを残して手を合わせる。

店を出た時は「もう来なくてもいいかな？」と車に乗り込んだがすでに豚臭の魔力に心折れ掛っている。
矢張り心底「六角家系」が好きなことに改めて気づいている今日この頃だ。

時折り無性に食べたくなる味がある。
なぜか寒川～茅ヶ崎エリアにはそういう店が多い。
ここもその一軒。
きのうはおよそ4ヶ月振りの訪店だった。

◇ラーメン 細切りチャーシュー 濃いめ/950円

4年ほど通ったあげくの現時点でのベストチョイス。

［スープ]
ここは六角家系の中でも豚臭の強いテイスト。
今日はすこし塩っぱかったが満足感のほうが勝った。

[麺]
酒井製麺。
矢張り家系は「普通」の茹で方で好いと感じる。
今日はとくにモチ感がでていた。

[具材]
チャーシュー、細切りチャーシュー、海苔、ホウレン草。
以前はそう感じなかったがここのチャーシューは噛みづらく食べにくい。
味は悪くない。
そのため試行錯誤の結果、最近はチャーシューメンではなくラーメンに細切りチャーシューをコールすることが定番となっている。

これまで何度来ているか定かではないものの少なくとも直系をのぞくクラシック系では一番足を運んでいる店。

個人的にはここがもっとも六角家の風味を継承していると感じる。

今までここでは必ずチャーシュー麺を選択していたが今回は細切りチャーシューのみにしてみる。

◇ラーメン＋細りチャーシュー 濃いめ

コイメにした筈だがそれほど強めではなく、
また初めてカタメコールにはしなかったにもかかわらず硬めになっていた。

それでも満足はしたのでまた次に期待しようと思う。

訪店回数とレビュー数が著しくかけ離れた店の一つ。

寒川～茅ヶ崎エリアは隠れた家系激戦区で
【竜家】【清水家】【一乃利】【天王家】
など評判店が目白押し。
どこもオススメだが回数的にはここがいちばん出かけている。

なお3月17日から3月27日まで休店となっている。

◇チャーシューメン＋キャベチャー 濃い目

好みからいうと清水家と甲乙つけがたいがチャーシューは当方には噛み切れない。

5ヶ月ぶりの訪店。

前回～前々回と気になったオペレーションのアンバランスさは今回は感じなかった。
ただ応対は矢張り個人差があるようだ。

☆チャーシューメン ＋ 細切りチャーシュー アジコメ

前回～前々回で気になったチャーシューの薄さ及び細切りチャーシューの量は今回はまあまあ。
味については相変わらず文句のつけようがない。

とにかく最近ではこの味を提供する店が減少しているため頑なに六角家伝承の味を守っている貴重な一軒。
しかも満足感漂うハイレベルでこの味をあじわえる店はそうはない。

悔しいがここのラーメンは好きだ。

今年に入ってまだ一度しかでかけていなかった。。。
実に半年ぶりの竜家。

ここは例年、夏季休暇が長期間に亘るため今年も8月下旬の営業再開を待っていた。

ようやく来れた。

☆チャーシューメン＋細切りチャーシュー

豚臭漂う匂いと共に一口目の塩味で久しぶりの充足感に浸る。
この味が竜家。。。

しかし今日はチャーシューが薄くトッピングの細切りチャーシュー（150円）の量も少ない気がする。
この量で150円ならお得感はない。
たのしみに来てみたが肩透かしを喰った感は残った。

今日の印象だと味は捨て難いものの今後は別の店を探すことになりそうだ。。。

10月にしては寒い日だった。
ここはホームの厚木家と並んで自分の大好きな家系店である。

『ラーメン竜家 六角家姉妹店』

嘗て新横浜の「ラーメン博物館」など一世を風靡した六角家も残念ながら本店は閉店となったが、
その味は戸塚店を始め現在も各地で継承されている。
ここはその六角家残党の中でも特にお気に入りの店である。

この日はランチタイムを外して遅くでかけた。
しかも雨が降っていて秋にしては底冷えがする。
それでも店内には7名程。。。しかもそのうち5名は20代前後の若い女性。

☆チャーシューメン

直系の傾向とはことなるこのジビエ感漂うワイルドな匂いと共に冷えた身体に染み渡る動物系のパンチの利いたスープ。

なにを言わんとするかと問われればただひとつ。。。ただただウマイという一言だけ。

やっぱり六角家の系譜は好きだ。