ホットソーセージでチリドッグ : けむり屋

美瑛・富良野ツーリングは、美瑛でランチを食べると帰路を国道452号経由にするか、国道12号経由にするかで迷います。
同じ道を戻るという行為が好きではないからですが、今回の往路は国道12号経由でしたので、迷うことなく富良野・三笠経由で帰ります。
そこでここに立ち寄りました。

ここのホットドッグはレギュラーサイズとミニサイズがありますが、どちらも実物大の見本がありますので悩まず注文出来ます。
今回選んだのはチリドッグをホットソーセージにしていただきました。
ここのチリドッグはポテトサラダのように、どさっと盛られているので豪勢です。
しかも前回食べたホットソーセージにしたので、チリチリドッグですね（笑）
大きな口を開けないとチリソースが鼻につくのですが、やはり今回もつきました。
このピリッとした辛味が美味しいです。
女性店主にお子さんの話を伺うと、すでにふたりとも巣立ったそうで、子供達のために大きな家にしたそうですが、今では逆に寂しさを感じているそうです。
初めて訪れてから12年経ちましたが、つい昨日のように思い出されます。

今回の富良野・美瑛ツーリングでは、ランチに美味しい豚サガリバーガーを食べ、食後のコーヒータイムで美味しいスペシャリティーコーヒーとスコーンを食べたのですが、もう少し何か食べたいという欲求がありまして、訪れたのがここです。

６月から８月までの間の週末しか営業しないホットドッグ屋さん。
そこで帰路の途中に立ち寄りました。
昼時はとっくに過ぎていましたので、先客はありません。
店頭メニューを眺めると、８年前に訪れたときにはあったポケットパンはなく、代わりにホットソーセージというのがあります。
このホットソーセージを選択できるメニューは限られているので、レギュラーサイズのホットドッグをプラス50円でホットソーセージにしていただきました。
しかしホットソーセージってどんなソーセージなのでしょう。
ボイルではなく焼いたものなのかな？　などと想像しつつ、出てきたホットソーセージのホットドッグは、通常のものとたいして見た目は変わりません。
そしてそのホットドッグをガブリと一口頬張ると、

「はは～ん、そういうことだったのね！」

そう、ホットではなくHotだったのです。
ちょっとピリ辛のソーセージは、パンとの相性もよく、ちょっぴり大人のホットドッグなのです。
ホットソーセージですからマスタード等の必要もなく、何も付けない方がソーセージの美味しさがストレートに味わえます。
久しぶりに食べたホットドッグはシンプルで美味しいものでした。

ホットドッグの営業が終わる頃には、富良野・美瑛は秋に向かいます。
ご馳走様でした。

*****2010年8月再訪*****
まだまだ残暑厳しい日にドライブがてら訪ねてみました。ここへ来るといつも何を食べようか悩んでしまいます。どれも美味しそうに見えますし、実際どれを食べても美味しいからです（笑）
今回はベーコン・レタス・トマトドックを食べました。ここはソーセージだけではなく、ベーコンも美味しいのです。厚めに切られたベーコンは程よい塩加減で、トマトやレタスと一緒に食べるとちょうど良い味になり、あっという間に食べ終わってしまいます。私は美味しいものをゆっくり味わうことができない性質なので、もうムシャムシャかぶりつくといった感じです（笑）
そしてセットメニューの豚タンスープが前回食べた豚の軟骨スープに負けない美味しさでした。この塩加減がもろに私好みなのです。
妻が食べたチリドックは、大手チェーンのチリドックと異なり、チリソースというよりピリ辛味の香ばしい豆の煮物といった感じで、豆が美味しいのです。このチリソースはチリソースだよといわれない限り、チリソースに見えないのですが、ただ単に辛いだけではない豆の美味しさが光るソースでした。

さて、6月12日に今年の営業が始まったばかりですが、次回の週末、そう28日・29日で今年の営業は終わりです。食べに行くなら今度の土日が今年最後のチャンスですよ。

*****2010年6月訪問*****
私がここを知ったのは偶然で、たまたま国道から離れた裏道を走っていた時です。道路の交差点に「けむり屋」という小さな看板が掲げられており、けむり屋って何を売っているのだろうと興味を持った私は、道路際の看板を追いかけてここ「けむり屋」に到着したのです。
ここは無添加のソーセージを製造販売している店で、だからけむり屋なのかと納得した私は早速購入して自宅で食べてみるととても美味しいものでした。手作りのハム･ソーセージを提供する店はたくさんありますが、完全無添加というのは珍しいですね。その無添加のソーセージを使用して、夏場の短い期間だけホットドックを提供するカフェがオープンするのを知り、食べてみたのが2年前です。今年もカフェがオープンしたのを知り早速訪れました。

昼過ぎに伺ったのですが、私一人でしたので静かな店内を独り占めしてしまいました。外にはテラスもあるのでテラスで食べる予定でしたが、店内に大きな柱時計があって「チクタク」音が心地良く、また冷房も入っていたので店内で頂きました。
注文したのはホットドックと復活したポケットパンです。ここはカウンターで出来上がったメニューを受け取り、カウンター横にある棚から必要なフォークやスプーン、あるいはホットドックにケチャップやマスタードを付けて自分の席に持って行くというセルフスタイルです。もちろん水も自分で用意しなければなりません。
メニューには自家製チリソースを使用したチリドックもありますが、まずはホットドックを何もつけないで食べることをお勧めします。そうするとソーセージ本来の味を楽しむことができますので。ケチャップを付けたければ後から付けることだってできますから。

さて出てきたホットドックですが、ソーセージの程よい塩分でこれだけで十分です。ポケットパンは、パンの中に自分で好きなように具をいれて食べるのですが、これも楽しくまた美味しいものでした。暑かったので飲み物はアイスコーヒーにしようかと思いましたが、セットメニューにはスープもあり、3種類のスープの中から軟骨のスープを選んだのですが、これが大正解で大変美味しいものでした。

このホットドック屋さんは、6月中旬から8月下旬までの僅か2ヵ月半、しかも土、日、祝日しか営業しない貴重なホットドック屋さんです。住所だけでは辿り着くのは困難でしょうが、道路際の看板を頼りに行くと以外に簡単に辿り着くこともできます。まずはチャレンジですね（笑）