創業以来100有余年の甘楽亭　こだわり醤油ベースの甘辛のタレカツはこの手を伸ばして食べたくなる場所　～上州の美味しいお店を巡って～ : 甘楽亭

2017.6.24に再訪させて頂きました。
藤岡市の藤岡警察署西の信号から北へ150M程の所にあります。

彼女のウサ子ちゃん（仮名）もたまにお弁当を買いに来ていると言う、藤岡市街の南の外れにあります明治38年創業の「甘楽亭」様。
自分も口コミを始めた頃の2015.10月に初めて食べに行き、伝統の秘伝のタレが美味しい「たれかつ丼」を食べて自分のライフワークであるカツ丼巡りを堪能する事が出来ました。
あれから1年半以上経ち・・・いつも君と待ち続けた季節は何も言わず通り過ぎましたが、自分は遠い昔からあるお店にどこかでまた巡る事を誓っていたのを思い出したのです(笑)。

2017.6.24。
夜の間でさえ季節は変わっていき、リグレットと罪を包み込んでいくどんよりとした雲が多い梅雨の中休み(笑)。
中華そば GO.TO.KU 仁様で一級品のラーメンを食べますとそのまま連食で、それほど遠くない「甘楽亭」様へ向かいます。
その為に疲れながらも2時間半泳ぎ、沢山食べれる状態にしたのでラーメンを食べた後でも自分のサイコフレーム製の胃袋ならまだまだ食べれます(笑)。
「中華そば GO.TO.KU 仁様」は店内で流れていた矢沢永吉様の音楽でロックモードでしたが・・・「甘楽亭」様は藤岡では昔からある場所なので前回と同じくMy Little Lover様の「Hello, Again ～昔からある場所～」を聞きながらお店へ向かいます。

いつも君と待ち続けた季節は 何も言わず通り過ぎた～♪
雨はこの街に降り注ぐ少しの リグレットと罪を包み込んで～♪
泣かないことを 誓ったまま時は過ぎ～♪
痛む心に 気が付かずに僕は一人になった～♪
「記憶の中でずっと二人は生きて行ける」君の声が～♪　
今も胸に響くよ それは愛が彷徨う影～♪
君は少し泣いた？あの時見えなかった～♪

この歌は当時は本当に良く聞いていましたが・・・その時は痛む心に気が付かず自分は一人になってしまいました。
泣かない事を誓ったまま時は過ぎましたが、自分の限界がどこまでかを知る為に僕は食べログをやっている訳じゃなく、口コミの彼方にちゃんと”果て”を感じられるから風を受けて生きていけるのです(笑)。

昔からある場所の「甘楽亭」様には13時半過ぎに着きました。
「Hello, Again(また会ったね) 」
と呟きながらお店へ入りますと(笑)・・・まだ混んでいまして、店員様がせっせと配膳をしています。
テーブル席に案内されてメニューを見ると・・・相変わらず沢山のランチメニューがあり目移りしてしましますが
「記憶の中でずっとタレカツは食べていける」
と今回も名物のタレカツは絶対に食べたかったので(笑)、前回に食べ損ねたタレカツとメンチカツがそれぞれ2枚入っている「大盛りランチ」をチョイスして
「ライスも大盛で」
と言いましたら・・・すでにご飯は大盛になっているみたいで店員様の声は今も胸に響いています(笑)。

待っている間に前日のウサ子ちゃんの連絡を改めて見たら、とある元アナウンサーが亡くなったばかりで
「人生の一寸先は闇」
と意味深な事を言ってきたので
「それは愛が彷徨う影」
と返信したら
「人生の闇という辛い状況もやがては雨の様に上がってしまうかもね・・・♪」
と作詞家みたいな返信が着てました。
「夜の間でさえ季節は変わっていく・・・生きていればどこかでまた巡り会えるさ」
と思いながら待っていましたら、ボリュームが満点な「大盛りランチ」が運ばれて来ました。

タレカツとメンチカツがそれぞれ2枚入っている「大盛りランチ」はやはりボリューミーで特盛り級に近い内容で大変美味しそうです。
まずは丸かじりのタレカツから食べてみるのですが・・・とても軽くてソフトなカツに拘りの甘辛いタレの味付けが加わり馴染んでいて、一口頬張れば美味しくて夢心地の心境になってしまいます。
拘りのタレカツは丸かじりすることにより、タレカツの醍醐味やさっくりとした食感を味わって頂きたい為に肉の下処理には十分に時間を掛けて、丁寧に磨きあげ筋や脂身など余分なものはすべて取り除き赤身肉だけに仕上げていますから大変柔らかくてジューシーでそれを粗挽きのパン粉でサックリの食感を出していますから最高の味に仕上がっています。
今回の美味しいポイントは秘伝のタレで醤油ベースの甘辛の味はやはり、すき焼き用のわりしたをアレンジしたものです。
ここは創業当時、牛すき焼きをメイン料理としていた為でその伝統ある元たれに少しずつ継ぎ足して使用していますから、何十年の時を数え大変熟成されていますから、まろやかで奥の深い芳醇な味に仕上がっています。

メンチカツは鶏肉と豚肉をベースのサッパリとした食感で大きいのですが脂っこくないので食べ易く、粗挽きのパン粉でサックリの食感がまた良い仕事をしています。
ここには辛いソースと甘いソースがあり、どちらを掛けても風味が良く、美味しくて心が奪われてしまいました(笑)。

他にも拘りがあり、無農薬有機肥料で作られた野菜はみずみずしい甘みと食感があり、石川県産のコシヒカリのお米もふっくらと柔らかく炊き上げていて、いつでも炊き立てご飯が食べられます。
小鉢は三種から選べるのも嬉しく、きんぴらごぼうもごま油の香りが良くて、ご飯のお供に最適でした。

大変ボリューミーな「大盛りランチ」で連食の二食目でしたが・・・全く問題無く完食してしまいました。

お店の中はテーブル席とお座敷がある和風な造りでゆっくり食べられると思います。
別棟にテイクアウトのお店もあり、電話予約しますと待たずにもらえます(0274-22-0244)。

「甘楽亭」様の「大盛りランチ」のボリュームはかなりの物でタレカツとメンチカツがそれぞれ2枚入っていますから、揚げ物が好きな方なら大変な満足感が味わえると思います。
しかも・・・「夜でもランチをやっている」のがもう一つの美味しいポイントでこの事はいつまでも自分の心に残っていました(笑)。
創業以来守り続けてきた秘伝のタレで味付けされた拘りの「タレカツ」は素材の美味しさを最大限に引き出されていますから、だからこそ100有余年の間、藤岡の人達に支持されたと感じました。
食べ終わり外に出ますと、日が差してきました。
また、遠い昔からある「甘楽亭」様と会える日を楽しみにしながらウサギはこの手を伸ばし、空に進み風を受けて高崎へと戻るのでした(笑)。

Hello, again a feeling heart(また会ったね、心を感じている)
Hello, again my old dear place(また会ったね、自分の古くて愛おしい場所)

美味しい料理は人に元気をくれます。
本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。

2015.10.10に寄らせて頂きました。
藤岡市の藤岡警察署西の信号から北へ150M程の所にあります。

この日は高崎～太田～桐生～高崎と4時間半も自転車を漕いだのですが連食で明らかに食べ過ぎた為に帰ってから更にプールで2時間半も泳ぐという2/3トライアスロンをしてました。
これだけ運動すればさすがのお腹も空いてきます。
泳ぎながら「夕飯はどこで食べるか？やっぱりライフワークのカツ丼巡りしたいな～」と考え、マイレビューアーのたけぞーRX-07様も薦めてくれました甘楽亭様にする事にしました。
プールを出たのが7時半で間に合うか？と思いながら車を走らせて15分ほどで着き、お店に入ったら店員さんに「まだ大丈夫です」と言われ一安心しました。
初めてでしたので名物たれかつ丼(梅)の大盛を注文。
自分は泳ぐと何故かトイレに行きたくなりお店のを借りて戻って来たらもう料理が運ばれて来て「早っ！」と思いました。

名物たれかつ丼の他にも小鉢、サラダ、味噌汁、デザートとサービス満点です。
たれかつ丼を食べてみるとしょうゆベースの秘伝のたれは甘みが強いですがほどよい酸味もあり揚げたてのカツに馴染んでいます。
カツ自体は大きく(梅)のお肉はロースと思われますが厚みもそこそこあり柔らかく美味しいです。
量も大盛ですとボリュームは十分にあります。
小鉢、サラダ、味噌汁、デザートもとても美味しく完食させてもらい運動で疲れた体に栄養補給が十分にできました。

お店の中はテーブル席とお座敷があり和風な造りでゆっくり食べられると思います。
別棟にテイクアウトのお店もあり後で聞いたのですが彼女のウサ子ちゃん（仮名）もたまに買いに来ていると言ってました。

甘楽亭様は創業は明治38年と大変な歴史があり老舗で藤岡では昔からある場所で、いくつもの季節を過ぎてお客様を待ち続けてきたのだなと思い帰路の途に着きました。
夜でもランチをやっていてかなりボリュームのあるメニューが沢山あるので夕飯に寄るのもいいと思います(本当はたれかつ&メンチかつと大盛りご飯の大盛りランチが食べたかった)。

今回はたけぞーRX-07様の口コミを参考にさせて頂いたので、この場を借りお礼を申し上げます。

美味しい料理は人に元気をくれます。
本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。