虹を翔けろ！激ウマからあげと独創的醤油ラーメン！自家製麺と思わぬツッコミ！『かほラーメン』 : かほラーメン 本店

「筑豊ラーメンフェスティバル出店予定店応援ツアー！」
という事で、私ゆっき～と、Shiningfoodさん、ぺろりんさんの３名が、筑豊ラーメンを食う！という企画でやってきました。
1軒目は『ラーメンＭＡＰＰＥ（マッペ）』
２軒目は『サッポロラーメン時計台』を食って満腹。
休憩を取ってから３軒目、『麺屋ゆぶき』までをクリアした我々は、『かほラーメン』へと向った。
　
　
で、
早く着き過ぎちゃったので、日本酒「寒北斗」の酒蔵である『玉の井酒造』さんの周りを散歩する。
特に何もなくて、ものっそいモラトリアムな時間が漫然と流れたｗｗｗ(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
　
　
どっかその辺に宇宙人転がってないかな？(；￣ー￣)
　
　
で、
腹の空腹度具合はまだフルメーターに近いが、ヒマなので行っちゃいましたｗｗ
　
さぁ、やって参りました最終戦。
駐車場は広くて、駐車には困らない。
周囲はのどかな風景が広がり、秋を思わせる稲穂の色が夕陽に映えていた。
　
外観はシンプルで大胆な大衆的店構えで、豚さん駆けるモチーフがかわいらしい素朴な雰囲気。
昭和的空気感で大雑把ながら、ポツンとある店なので目立ちます。
若干ドライブイン的なイメージがあり、入り難いオーラはあります。
　
店内はカウンター、テーブル席の構成で結構広いので、収容客数は多い。
入って左が製麺室で、自家製麺であることが分かります。
　
内装はカジュアルで淡い色合いを基調としたやわらかく無難なデザイン。
大衆感あって気兼ねない空気。
子供椅子も置いてありますので、家族連れも安心です。
　
卓上には紅ショウガ、おろしニンニク、ゴマ、コショウ、ラー油、塩が置いてある。
　
　
で、
メニュー表を眺めると、デフォルトは「豚骨ラーメン」５２０円
ただ、醤油にも拘りがあるようで、「和風醤油とんこつラーメン」６４０円もあった。
更に、「畑からの醤油ラーメン」５２０円という、意味深なメニューもあり、「とんこつ味噌ラーメン」７２０円まで揃う。
　
ラーメンが主体だが、看板メニューに「からあげ」5個３５０円があり、気になるから「からあげ」は１０個お持ち帰りで買った。
後述するが、これがメチャメチャウマかった！
　
取り敢えずオーダーは、
ゆっき～ 「豚骨ラーメン」
Shiningfood 「和風醤油とんこつラーメン」
ぺろりん 「豚骨ラーメン」
以上の布陣で挑みます。
　
　　
.
　
　
【豚骨ラーメン】５２０円
オーダーからのサーブタイムは卒がないスピード感。
　
着丼したラーメンは、素朴感のあるビジュアルで、チャーシューの大きさが目立つ。
ぺろりん「ピロリン♪」（←携帯のシャッター音）
　
ゆ「ブハっｗｗｗｗ」
　
再びぺろりん氏のピロリン攻撃に遭い、哀れツボにハマった俺は、『麺屋ゆぶき』に引き続いてマトモに食えないｗｗ
　
今後ぺろりんさんとの遠征は考えものだｗｗ(；￣ー￣)
　
　
で、
スープは濁度高く濃い目の茶色した豚骨スープ。
豚骨濃度も高めで、トロみはあまり無く、脂の溶け込み層は薄め。
脂の量はやや多めで、全体に薄っすら中～小粒の粒子となって浮いております。　
　
　
味付けは濃いめで、やや塩梅は強いシンプルな旨塩醤油味。
元ダレが少し主張が強めで、雄々しく武骨で野太い、ワイルドな豚骨ラーメンらしい豚骨ラーメンの味を出していた。
少々荒っぽい攻撃的な味で、押しが強め。
なので初期インパクトは結構ガツンときて痛快だ。
大胆でガンガン食わせるパワータイプのスープです。
　
　
飲み口はシャープで、強めの口当たりを感じさせ、カドを残す。
力強さに特化し、厚みがある仕上がりで、元ダレを基軸に攻めてきます。
インパクトは強く、パンチもキックもガッツンガッツン応酬ですｗｗ
　
コクはそこそこ沁みますが、味付けの濃さに邪魔されて、少々押され気味。
元ダレに深みがあって、奥行きはゆとりがあるので、立体感もそこそこ感じる。
キレが多少弱めなのか、後口に少し残り易いが、余韻は響く。
初期の抑揚は激しく、一気に食わせる勢いがあるのだが、後半の味に慣れ始めた頃にキツさを感じ易い。
前半で一気に勝負をかけるか、ドーピング剤（ごま、コショウ、紅ショウガ）投下によって失速を防ぐと良い。
　
　
スープから臭みが匂い立つが、食うとあまり感じない。
豚骨臭さは後口に少し残る程度だ。
つまりこれは個性であり、豚骨アロマである。
　
そのアロマをクセと呼べばクセだが、無いといえば無い的な微妙な具合。
まぁその程度のエッセンスがあるとの認識でおkｗｗ
エグミ、嫌味はなく実直な姿勢。
味付けの濃さで後半にクドさを感じる人もいるかもしれないが、脂のしつこさは感じません。
なかかな個性があって、俺みたいなラーメンバカには興味深い味。
玄人向けの仕上がりと呼べるのかもしれません。
　　
　
で、
麺は自家製。
しかも福岡が生んだラーメン専用品種麦「ラー麦」を１００％使用だ。
おお～男気あるっス！(*ﾟ∀ﾟ)
　
麺は２２番線中細麺ストレートで、断面はエッジのあるスクエア形、加水率は中級。
表面は滑らかでスベスベ、ツルツルした艶やかな舌触り。
シコシコ、クニクニ、ムニム二とした歯応えがあり、剛性はほどほどに、しなやかな弾力を感じます。
喉越しが良くツルリと滑るように喉を通るのが快活だ。
中華麺独特のかん水との重合臭も無く熟成もしっかりです。
麺の硬さは標準で丁度良く、麺の量も普通で卒はない。
スープの絡みは上々で、味の持ち上げは十分でした。
　
　
トッピングは、チャーシュー、キクラゲ、青ネギの取り合わせ。
チャーシューは豚バラ巻肉で、やわらかな歯応で大きめなカット、厚みは薄めだ。
味は主張控えめで素直な肉味っス。
キクラゲは歯応え要員。
ネギはアッサリアクセントとなっている。
　
　
シンプルな味の構成で、素朴感のある味のセンス。
麺に特色を持たせている点は好感高く、個性のある味の組立ても個人的に好きだ。
ボリュームそこそこで、CPもいい感じなので、普通にウマイ。
軸があり、姿勢を感じるラーメンでした。
　
単体評価：☆３．５
　
　
.
　
　
実は我々が食ってる間に大将がもう1品作ってることに気付く・・
　
もしや・・・
　
と思ったらやっぱり試食品ｗｗ
大将 「これ食ってみて下さい。面白いですよ。(*^ーﾟ)」
　
得意気にサーブされたそれは「畑からの醤油ラーメン」
おお～気になってたあの一品です。(*ﾟ∀ﾟ)
　
大将のご好意、有難く頂かせてもらいます。
（こんなん書いたら、またコジキのゆっき～とか書かれそうだなｗｗ）
　
　
【畑からの醤油ラーメン】
着丼した丼を見ると、チャーシュー、ニンジン、キクラゲ、青葱のトッピング。
　
ん？
これのどこが畑なの？(ﾟ～ﾟ；)
ニンジン増えてるだけで畑ならば、二郎系のラーメンなんて巨大農園からのラーメンになるぜｗｗ(ﾉ∀`)
　
　
とりあえずスープを・・
　
　
ズズズ・・
　
　
おお～！コクがあって味わいが深い！(=ﾟωﾟ)
ゆったりした旨味があり、それと甘味みたいなのもあるし、なんだか何かを醸造したような豊かな香りも気になります。
ただ、これ醤油の味だけじゃここまで味に厚みは出ないよね。
今まで味わったことのない不思議なスープ。(｀･ω･´；)
　
なんだなんだ？と不思議そうにしてたら、大将が教えてくれました。
　
大将 「これ骨を一切使わずに、野菜から出したスープなんですよ。」
　
　
な　 ん 　だ　 っ　 て　 ぇ　 ー　ー　！ ！ ？ Σ(ﾟДﾟ；(･ω･´； (ﾟ皿ﾟ；　)
　
　
これは革命的です。
ラーメン＝豚・鶏・牛骨のイメージがあったので、その発想は無かった。
　
確かにベーススープを炊くときは、野菜も加える店は多いが、まさか野菜だけで作っちゃうとは斬新な発想です。
表面には脂も浮かせてるし、チャーシューも入ってるので、完全に野菜のみってことじゃありません。
でもでも、
野菜のみに拘って味を崩すのでは話にならず、あくまでラーメンなので喉越しや旨味のバランス為にチャーシューや脂を入れるのはアリだ！(｀･ω･´)
キッチリラーメンとして仕上げてるので、味に無理がありません。
ベジポタスープは聞いたことあるが、　ベ　ジ　サ　ラ　ス　ー　プ　は初めて！
　
これは貴重な体験をさせて頂いた！(*ﾟ∀ﾟ)
　
　
確かにこれは、畑からの醤油らーめんやぁぁーーー！！！щ(ﾟ∀ﾟ*щ)
　
　
しかも麺も変えてるとの事で、拘りの一品のようだ。
ゆったりとした香りが響き、濃密な旨味がギュッと詰まったヘルシーな一杯。
これは一度味わってみる価値がありますね！(*^ーﾟ)b
　
単体評価：☆３．５
　
　
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【からあげ】５個３５０円
お持ち帰りで食ったのだが、それ正解だったかもｗｗ
店でだと、上述の試食で腹がパンパンで食えなかったと思われｗｗ
　
しかも出来立ての熱いこと、熱いこと！（＾∀＾；）
　
猫の俺としては、多分熱くてマトモに味わえなかっただろうｗｗ
　
　
んで、
袋に入れて「懐メロ白木屋号」後部座席に置いていたのだが・・。
　
うん、
ものっそい香ばしい、いい匂いが立ち込めるのねｗｗ
　
立ち上がる蒸気で、衣が湿気を吸わないようにと、袋の上部は開放。
密封しない為ホワホワと鼻腔をくすぐる香りは食欲を掻き立てられます。
　
　
ニンニクを効かせず、素材の味を引き出したシンプルな味付けで、香りも香ばしさだけで余計な臭いがないのが秀逸。
家に帰り着いて、早速嫁とこっさん(娘２歳)に振る舞ったのだが、絶賛です。
　
冷めても全然美味いし、しかも冷めてまでもジューシー！
これは異常事態だｗｗщ(ﾟ∀ﾟ*щ)
　
熱々が好きな嫁はオーブンで加熱して食うが、これも香ばしさが増して余計に美味い！
鶏のもも肉かな？スッゴい綺麗な肉汁出てきます！
溢れ出す肉汁！ほとばしるパッション！
面白いのは、巻寿司みたいに肉を巻いており、その間間から美味すぎる肉汁が・・
　
う　わ　あ　あ　あ あ ぁ ぁ ぁ ！ ！ ！(*´Д｀)
　
うめぇよ～～～ん！ヽ(´∀｀*)ノ
　
　
ジューシーさがサイクロン状態さｗｗ
旨味の海で溺れます。(ﾉ∀`)
　
肉はやわらかくて噛み切るに容易いが、それでいて肉の弾性もしっかり保ち、食べ応えある。
衣はカリッと軽快で、香り良い。
味付けはシンプルで、素材重視なのでクドさが無く、何個でも食えるような好感高い仕上がり。
しつこさも無く、ごはんにも、ビールにもあう万能性！
1個の大きさも適度で、ボリュームにも文句が無い。
　
奮えるぞハート！
燃え尽きるほどヒート！
過去５本の指に入る美味さに感激だ！щ(>∀<*щ)
　
久し振りに唐揚げで唸ったね！
一押しの一級品です！ｍ９(｀･ω･´)
　
単体評価：☆５
　
　
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こうして本日の筑豊ラーメン遠征は終了。
我々は重い腹を抱えながら、緩やかに帰路についた。
　
　
筑豊には個性的な店が多く、実に興味深いですね。
これはもう何度か遠征して、飯塚方面のラーメンもキッチリ食い尽くす必要があると、心静かに闘志を燃やすのであった・・。
　
　
帰り道はゆっくり帰ろうと、色々話しながら、風景にツッコミを入れつつ帰路を走る。
飯塚の市街地に戻ってきて、『麺屋ゆぶき』から来た道に帰ってきた。
　
S 「これどっちかなぁ？(；ﾟωﾟ)」
　 Ｔ字交差点に差し掛かり、右か左かを悩むＳさん。
　 ナビのヤツは、目的地登録してる割に何も言いやがらねぇ・・・サボリか！щ(ﾟ皿ﾟщ)
　
ゆ 「右やろ？さっきここ左折したやん。ヽ(￣ω￣ )」
　　一度走った道は忘れない俺のスキル発動。
　　ナビになんて頼りませんｗｗ
　
ぺ 「そうそう、ここ曲がったね。」
　　ぺろりんさんも思い出したようだ。
　
Ｓ 「あ、確かにそうですね。じゃぁ右ですね？ヽ(´ー｀)」
　　
　
ゆ 「右やね。(￣ー￣)」
　
　
ナビ 「左です。」
　
　
え　え　え　え　え え え え え え え え え え え え え え ！！！？ｗｗｗｗｗ(ﾟ皿ﾟ；)
　
ナビからツッコミ入れられたぁぁ！！？Σщ(ﾟ皿ﾟ；щ≡；ﾟ～ﾟ)ノ
　
　
爆笑ｗｗ
まるで俺達の会話を聞いてたかのような絶妙タイミングで、我々の全解一致を全否定！！ｗｗｗ
ビックリですｗｗｗ
慌ててＳさんハンドル左に切り直してたｗｗｗ（＾∀＾；）
　
まさかのナビ音声によるツッコミが入るとは思わず、完全に虚を突かれたｗｗｗ
ツッコミ機能付きとは、このナビ超高性能やなｗｗｗｗ（；＾ー＾）
　
全否定の「左です」と無機質なツッコミがウケたｗｗｗｗ
　
　
.
　
　
こうして全工程完了。
　
昼から雨はあがり、帰りの高速道路では虹が俺達の帰りを待っててくれた。
　
　
さぁ、次回からまた平場に戻ります。
第２回北九州ラーメンフェスティバルの準備で忙しいので、アップが遅れてますが随時上げていくヨン♪ヽ(´ー｀)ノ
　
　
≪関連レビュー≫
【筑豊ラーメンツアーの軌跡】
『ラーメンＭＡＰＰＥ（マッペ）』
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『麺屋ゆぶき』
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『かほラーメン』
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