新生「千番」、いよいよ発進です。 : 千番 流川店

広島県人では知る人ぞ知るお店「千番」

昔から会社の同僚と飲みに行った後の〆としてラーメンをよく食べに行っていました。
（もちろんラーメンだけでは終わらず、またビールを飲むようになりますが…）

そういえば、しばらく行ってないな～と思ったので、会社の同僚を連れて富士見町のお店に
行ったら…すでに更地に。いったいお店と親父さんはどこに行ったのか？と思っていたところに
移転して営業しているという口コミを見てお店に伺うことにしました。

逸る（はやる）気持ちを抑えながら、外観写真を撮り、開店時間１８時過ぎに入店しました。


横開きの扉を開けて入店すると、若い男性店員が２名、女性店員が１名が一斉に「いらっしゃい」
と出迎えてくれました。


カウンター席に座りメニュー表を見て注文したのは、やはり

・ラーメン（６００円）
・焼き飯（７００円）　　　です。


店内は、厨房をはさんでカウンター席が８席、左側に小上がりの座敷席があります。
（座敷席は６人掛けが３卓、４人掛けが１卓ですが、実際の広さとしては４人掛けが３卓、
２人掛けが１卓といったところでしょうか）

カウンター席の座面も綺麗に白色で統一され、座敷席の畳も新調されています。


全体としては、前のお店よりやや手狭になったと思います。

以前のお店では、外観のテントが破れていたり、座敷席の畳は座ると傾いていたり、
ネバネバしたテーブル…という私にとってはある意味　居心地の良いお店でした。

あまりにも店内が綺麗になってちょっと圧倒されています。


調理を担当しているのは奥にいた男性店員です。手際よく焼き飯を調理しています。
バンバン化学調味料をふりかけています。


注文から約５分。まず焼き飯が運ばれてきました。やや小さめのお皿に山盛りの焼き飯。
昔の記憶がよみがえります。


早速、実食です。
バラしたチャーシュー・ニンジン・たまねぎ・ネギ・玉子が混ざった焼き飯。
食べた印象は、先代に比べるとパリパリ感が足りない感じがしました。（先代はところどころ
焦げ目がありましたが…）。ただ、バラしたチャーシューが焼き飯の風味を引き立てます。
やや固めのニンジンも焼き飯の食感にアクセントを与えます。

簡素ながらなかなか美味しい焼き飯でした。


次にラーメンが運ばれてきました。

表面に油が浮いているスープにチャーシュー３枚、メンマ３本、もやし、ねぎ…
そしてねぎの上には大量のコショウがふりかけられています。

ラーメンはよく食べていたので感慨深いものがあります。
感謝の気持ちを込めて実食です。


ラーメンだしは以前と変わらず醤油豚骨といいながらも醤油の味が前面に押し出している
昔ながらの中華そばの味わいです。
麺はやや細めのストレートの丸麺です。茹で具合は、やや固めなのでラーメンだしに
必要以上に絡みつくことがなく美味しく食べることができました。
そして、チャーシューはいずれも味がついています。焼き飯を食べた時も思いましたが
なかなか濃いめの味付けです。でもラーメンだしとの相性は良かったと思います。


ただ、このラーメンはお酒を飲んだ後には最高に美味いと思います。
今日はシラフのため、ラーメンだしはちょっと塩辛く感じます。（でも最後の一滴までしっかり
飲み干しました）


焼き飯とラーメン。しっかりと味わいながら完食しました。

正直にいえば、味は辛いのが苦手な方には少々きついかもしれません。


その後、女性店員と少しだけ話をしました。要約すると下記の通りです。

・移転したお店のオープン日は先月（１０月）２６日。
・先代は後進に道を譲りお店を引退。
・今のお店は、以前お寿司屋さんだったところを改装したとのこと。
・もう少し早くオープンしたかったが、技術伝承に少し手間取ったとのこと。


確かにカウンターと床はお寿司屋さんの面影が残っています。


新しくお店を任された男性店員、いや店長とお話したいな～と思っていたらお客さんが次から
次へと入店してきたので今回は断念です。


最後、精算してお店を出るときに３名そろってにこやかに「ありがとうございました」と送り出して
くれました。前のお店では、そのような応対を受けたことはなかったのでちょっとびっくり！
まさに、これは新生「千番」。


新生「千番」、いよいよ発進です。新しい店長は、どうしても先代の味と比較されるかもしれませんが
頑張って美味しい料理を提供してほしいと思います。


次回は、私と同様にこのお店を探していた同僚を連れて、まずは「豚耳」をつまみにビールを
飲みたいと思います。