吉田のうどん#22渡辺うどん-④ : 渡辺うどん

週末のランチ訪問。

山中湖でのアクティビティのあと、2年3か月振り4回目の訪問は午後2時少し前。営業終了時間の15分前に駐車場に車を止めて店舗へと向かう。と、既にお店ののれんが店内に下げられている。しまった、営業時間に間に合わなかったのか！と心折れかけたとき、厨房から店主らしきかたが『まだ大丈夫なんでどうぞ～』と声をかけてくれる。良かった！『すみませ～ん』と午後1時45分過ぎに入店。店内はほぼ食べ終わったお客さんのみ。

肉つけ冷しうどん（中）450円を発注。

自分が吉田のうどんを頂くときは冷たいのをオーダーすることがほとんどだが、こちらの店ではいままで温かいうどんのオーダーが優勢。ここの温かいうどんは麺のコシがしっかりと保たれダレることなく最高のパフォーマンスを発揮してくれ、肉玉うどん(温)が余りにも美味だから。今回も、温か冷かで迷った結果こちらのオーダーとなった。　　

これまでのオーダー：
四回目(今回)、肉つけ冷しうどん(中)...冷
三回目、肉玉うどん(小)...温
二回目、肉玉冷しつけうどん(中)...冷
初訪問、肉玉うどん(小)...温

供された肉つけ冷し、気のせいかサイズ(中)にしては麺の量感が減ったような…。久々の吉田のうどんの剛麺を味わう。コシががっしりとして、麺を噛む歯を押し返すような、生きているかの如きこの弾力が素晴らしい。つけ出汁も肉のうまみがしっかり味わえ、途中すりだねによる味変も完璧。久々だったこともあってか450円で得られるとは思えない満足感、評価も上げちゃう♡。ごちそうさまでした。

週末の早めのランチ(2軒目)に訪問。

朝10時から桜井うどんで冷たいうどんを食しすぐに忍野に移動。桜井うどんから車で15分ほどのこちらのお店へ、6年3か月ぶり3回目の訪問。営業開始時間前の午前10時半過ぎに駐車場へ到着、お店へ入店すると営業開始前にもかかわらず３組の先客。厨房前のテーブルに着席。メニューはかけ、つけ（ホット・冷）350円～でほかに肉玉、肉つけ、月見、わかめなど、各アイテムとも標準サイズの中のほか大が用意され（肉と肉玉のみ小あり）、+100～+200円となる。　

肉玉うどん(小)450円を発注。

こちらで最初に食した肉玉うどんの印象がとても良かったこと、連食中で小サイズが望ましいことからこのチョイスに。　肉玉うどんは10年前の前々回訪問時も頂いたが、この10年間で消費税は5%から10%に上昇しているにもかかわらず、価格は変更無しは驚き。オーダーから3分後に肉玉うどんが供された。こぶりな丼に満たされた肉玉、もっちりと弾力のある麺と美味しい出汁が口中に溢れ絡む、絶妙な完成度。すりだねによる味変も完璧。満足しました、ごちそうさま。

******2013/11/30******

三年半ぶりの再訪。　こちらの店も富士吉田からはかなり離れ、忍野八海まで車を走らせる。　前回訪問でカーナビでの店舗サーチに難渋、営業時間中に店に電話し誘導してもらい、閉店間際とはいえ店に負担をかけてしまった。　その記憶が強く残っていたためか、三年半ぶりの訪問にも、ナビなしで迷うことなく到着。　店舗前にも駐車スペースはあるが、店舗向かいにも２０台は余裕で収容できる、巨大な駐車スペースがある。　前回は、当日四杯目という状況で、肉玉うどん（小）を選んだ。　今回はひやしでと思い、

肉玉ひやしつけうどん（中）\500を発注。

肉玉ホットつけうどんというメニューもあるが、こちらは麺も出汁も温とのこと。　オーダーしたのは麺はひやし、出汁はあつあつ。　玉子は出汁の中で溶き卵状態になっている。　もっちり麺は抜群の弾力で素晴らしい食感、出汁の味付けもほどよい。　食べ進んでのすりだね投入後の味わいもまた美味。　印象深い一杯にまた脱帽です。　ごちそうさまでした。　　　


******2010/3/27******

今回の吉田うどん出稽古の楽しみは、最後を締めくくるこちらのお店。　ツイストマンさんおすすめのお店ということでツアーに組みいれた。　本当はもっと早い時間に訪問してゆっくり楽しみたかったのだが、場所が富士吉田から離れていることと、人気で混んでいることなどから、閉店時間(14:00)間際の訪問に。　

こちらの場所、数多のレビュアーさんが書き込まれている通り、たどり着くのが難しい。　まずナビを利用して住所や電話番号入力では到着できない。　同じ場所を行ったり来たりしてもそれらしき建物が見つけられない。　住所が間違っている可能性もあるが、閉店時間に間に合うかぎりぎりだったので、忙しい店で営業時間も短い店に対して申し訳ないと思いつつも、店に電話して誘導頂く。　電話で的確に道案内してくれたおじさん、どうもありがとう。７イレブンがある道路からさらに東に進み、パチンコじゅらくの向かいの筋を左折、すぐに最初のカーブミラーを右折して進むと右手に看板が見える。　食べログの地図は正しく表示されていることを後で確認。　店前に車を停めて店に入ると、電話のおじさんが温かく迎えてくれる。　『あー、電話くれた方ね～』と、道案内という面倒な電話に嫌な顔せず笑顔^^)。　もう店内は閉店間際ということでまばら、他にお客は二組のみ。　こちらも民家改造型の店舗である。　こんな場所まで客をひきつけるのだから間違いなく美味なのであろう。

肉玉うどん(小)\450を発注。　

この日すでに11時前から３杯のもっちりうどんを消化している。　そろそろ限界に近づいていた。　この小サイズの有難みをひしひしと感じる。　食べ歩きにはベストフィットのサイズ！　　素っ気無い出汁の吉田のうどんの醍醐味は、やはり麺、それを充分味わうには冷やしが最適。　しかしこの日ここまでの3杯は温・冷・冷、ときた。　この日、三月にしては寒い日、やはり最後に体を温めたい、それに数列に従うなら温ではないか。　肉玉うどんは速やかに給される。　吉田らしさの無いトッピングの盛り付け、玉子を中心に肉、わかめ、ねぎ、キャベツ、油揚げが太陽の周囲を公転する惑星の如く盛り付けられている。　普通、吉田にはこのような幾何学美は無く(大げさだが)、盛付けはかなり適当である。　それが益荒男ぶりたくましき吉田たる所以なのではあるが。　麺を頂くと美味な出汁とともに、もちっと麺がどっと口中に溢れる。　温でも充分なもっちり感を醸し出していて、美味出汁を絡ませながら、強力なシナジーを表現している。　吉田には無い出汁と麺との絶妙な完成度合いである。　吉田で発生し、忍野で別の進化を遂げた一品。　とても美味でした、ごちそうさま。