濃厚プリン2種、それぞれの特徴は好みの分かれるところかも? : 中村農場

11:00のお食事処の開店まで待っているところに10:30から開くスィーツ販売所、しかもそこで売っているものは限定品、となれば食いしん坊としてはまんまとお店の戦略に載せられてしまいます。食堂が開くのを待っていた我々もこの時間帯を利用してこちらに並ばざるを得ません(;^_^)
ということで宿でのおやつに皆で買い求めました。プリンは2種類、八ヶ岳たまごの濃厚プリンと芳醇たまご(各々360円)です。保冷剤を入れてもらい、宿の冷蔵庫で冷やしていただきました。芳醇たまごプリンは甘さも卵液の濃度も非常にバランスの良い味でカラメルの苦みもマイルド、フルフルしたプリンは口の中でとろけます。
濃厚プリンは色味がオレンジ色でかなり卵黄の味が濃く、質量もずっしりと感じるほどの重量感がありました。スプーンですくっても震えることなくまるでチーズケーキのような固さで掬い取れます。個人的には芳醇たまごが好みに合うと感じました。
全くテイストの異なるプリンは好みが分かれるかもしれません。食べ比べて贔屓のプリンを決めるのも楽しいですね(^ ^)

今回の遠征の最初の目的地は旨い親子丼が食べられることで人気の中村農場です。私は前回2時間近く待ったので、今回はそれを見越して開店狙いで計画しました。あの混雑ぶりから逆算し10:00ごろに到着できればなんとか初回で入店できると見たのです。ラッキーなことに先行グループが10:00前に到着でき、2番目に記名できました。
食事処は11:00開店なのですが、店頭にはホロホロ鳥を焼いているテキやさんがいて、なんともいい香り!!　その手にのるもんか、と思ったのですが、朝も早かった(言い訳)ので朝食がわりに もも・ムネ串 500円 と 特白レバー串 500円 をいただきました。焼いている方はテキやを出している会社の社長さんで、3年前に始めたけれど人気が出すぎて昨年は供給難からお休み、今年から再開したとのことで、どおりで昨年はいなかったわけです。ホロホロ鳥は癖もなく肉質は柔らかくジューシー、レバーもフォアグラのようなコクがあり、どちらも激旨でした。
開店10分前にスタッフがオーダーを取りに来たので11名分をまとめて伝え、開店に備えます。いや～、11名なのに16名分くらいのオーダーになったのは驚きです!! 数人でシェアすることにしていろいろ食べることにした我々がいただいたのは、数量限定の ほろほろ鳥の親子丼(スープ付き)　1600円、レバー丼 1163円、中村農場の親子丼　1088円(スープ付き)、そぼろ親子丼 1008円(スープ付き)、20食限定の 濃縮こってりラーメン 950円、しそ餃子 540円 です。ほろほろ鳥の親子丼は串焼きでもそうでしたが柔らかくてジューシー、中村農場の親子丼は歯応えがあり噛むと味が出てくるしっかりとした鶏肉、どちらもふわトロの卵が贅沢に使われていて、素材の味を楽しめるものとなっています。そぼろ親子丼は粗挽きの鶏挽き肉を塊を残したまま仕上げているので肉の味が大変濃いそぼろが卵黄でマイルドになった逸品、レバー丼は割り下のようなタレが染みていて溶き卵につけていただくとレバーがフォアグラのようなコクがある味に変わるのです。丼物についてくる鶏スープは色が味噌汁のような濃い色のもの、塩や醤油は薄味に仕上げられているので一口飲めば芳醇な鶏スープが味わえます。
濃縮ラーメンは丸鶏6羽、小骨63Kg、もみじ16Kg、手羽36本を強火で丸2日間かけて煮込み、1回で20Lしかとれないスープのラーメンで、コラーゲンが溶けだした粘度の高い濃厚スープが素晴らしい!!かなり印象に残るスープなので麺の存在感が微妙に薄く感じられるのは私だけ?しそ餃子は鶏挽肉のなかに刻まれた大葉が入ったアンでツナギは使っていないように見えます。肉汁も出るのですが、つくねのようにしっかりとした肉感のある餃子でビールが欲しくなりますね(;^_^A

今回は運よくリストの2番目だったので初回で入店できましたが、我々のような大人数のグループだとスタッフの対応が間に合わなくなるらしく、入場制限がかかっていました。確かにあまり広くない店内で店員数もそれほど多くはないので、1組で4、5名のグループまでが最適な人数なのかもしれません。ともあれ、大人数のおかげで食べるべきメニューをほとんど制覇した感じです。単に卵が濃いだけでなく、鶏の飼育からこだわったここの親子丼はほんとに美味しいということを実感しました。