心和む山里の蕎麦 : そば処清里 北甲斐亭

【夏の日差しの中 H27】

またまたドライブ途中で北甲斐亭さんへ。
変わらず迎えてくれる大きな木造のお店は、
下界の灼熱が嘘かと思う涼しさ。
エアコン、ないんですよ。
お店を取り囲む木々が日光を遮り、
静かで優しい空間を創り出してます。

今回はシンプルに「もりそば」（720円）。
天ぷらがないので、サクッと5分で登場。
切りたてのそばは、瑞々しくて、不揃い。
製麺室でおばあちゃんが切ってました。
上質、品の良さって台詞は当てはまらないが、
素朴で、蕎麦粉の感触が口に拡がる手作り感、
ほのぼのとした優しさが伝わって来ます。
やや甘めの味がほのかに香るつけ汁も田舎味。
蕎麦だけですが、結構ボリュームがあり、
満足感があります。

休日は小さい子供の家族連れも多いけど、
なぜか田舎の実家にいるような馴染みがある。
誰でも自然にくつろげる空間があります。

昔からのおばちゃんも見かけるこのお店、
北杜市の官民連携の良さを示すように、
地元の方々で運営されてるんですよね…
しかも、全て女性の方々。
入口横の製麺室で蕎麦を打ってる方は
結構ご高齢に見えるが、元気一杯です。

永く続いてほしいお店です。

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【久々の訪問は 桜も終わり H27】

ドライブに来たので、北甲斐亭さんへ。
座敷に通ると、しばし呆然とするのどかさ。
近隣の方と思われるグループがいるだけで、
お昼ドンピシャなのに、まったりした雰囲気。
「山菜天ざるそば」（1,200円）を注文です。
じりじり上がって、今では1,200円。
さすがにちょっと高く感じます。

決して上質でないけど、
新鮮でみずみずしい蕎麦はとってもおいしい。
デフォで海苔が載ってるので、
いらない方はオーダー時に言った方がいい。
塩が添えられていて、塩で食べる感じ。
天ぷらは、地元で採れた山菜が中心。
今回載ってるこれ、春のこごみかなぁ…
残念なのは、葉っぱのような山菜の天ぷら、
油切れが悪くて、食べると結構もたれる感じ。
歳とったのかなー
油が苦手な方は、温かい天ぷらそばの方が、
汁とマッチングして気にならないのでお勧め。

しかし、いつ来ても、優しい気分になれる。
何年経っても、きれいに清掃され、
丁寧に管理されてるお店の雰囲気が嬉しい。

また、うかがいますね。


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【4ヶ月経ち、夏】

清里へドライブ。
灼熱の都会が嘘のように涼しい。
お昼はやっぱり北甲斐亭さんに来てしまった。

夏休みということもあってか、店内はほぼ満卓。
今回は「山菜天ぷらそば(温)」(980円)をオーダー。
真夏なのに、このお店には冷房がありません。
窓は網戸が入ってて、自然の風が流れ込む。
民家風の室内には照明も少なく、
静かでひんやりした感じが漂う。

10分強かかって出て来ました。
温かいそばなのに最初からそば湯が付いてます。

天ぷらは、かぼちゃと茄子と、何だか分からない瓜系の野菜、
それと数種類の葉っぱ系の山菜。
そこに刻みネギがどっさり。
それぞれが、新鮮で意外に淡白な、食べやすい野菜たちです。

そばは不揃いで素朴、ややコシの弱い田舎そば。
正直、ハイグレードなそばではありませんが、
手作り感満載、素材感あふれる朴とつで優しい味。

汁は、カツオ等の魚介ダシよりも
椎茸のような甘めのダシが効いてる気がする田舎風の味。
塩分感が強めなので、そば湯があるのも納得。
最後に割って飲んでみるといい感じでした。

天ぷらは、やや油がキツく感じるので、
天ざるそばだと、人によってはボリュームがあり過ぎかも。
この温かい天ぷらそばは、ボリューム感が適当で、
価格も抑え目なのでお勧めです。

清里からちょっと離れた山村にある素朴なそば屋さん。
ほっと落ち着ける感じがあります。
何年経っても変わらない店内。
たまには新商品を追加したら、と言いたいぐらいに
ずっと変わらないメニュー。
お店のおばちゃんたちも、ずっと一緒かな？

観光地のコマーシャルな雰囲気に疲れた時、ぜひどうぞ ♫


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【半年ぶりの訪問】

北杜市、八ヶ岳山麓の大地ではあちこちで桜が満開です。
ドライブついでにやって来たのは北甲斐亭さん。
昼遅く着くと、広い店内はがらんとした雰囲気。
店内はＢＧＭ等なく、風の音、鳥の声が聞こえてくる感じ。

ずいぶん昔から訪れているが、
初めて頼む「“名物”北甲斐そば」（780円）。
いつも天ぷらばっかり頼んでたからなぁ…

出て来た北甲斐そば、温かいつけ汁です。
山菜か何かてんこ盛りの田舎つけ汁かと思ったら、
意外にシンブルなつけ汁。
にんじんと椎茸のスライスが入ってるだけ。
そばをつけてすすると、とっても優しい味 ♫
冷たいそばのつけ汁よりやや薄味。
名物というからすごいのが出て来ると思ったが、
何だか田舎に帰ったら、ばあちゃんが出してくれたような、
シンプルで普段着な味。
薬味にねぎ、みょうが、わさびが付いてる。
そばは相変わらず不揃いだか、朴とつで新鮮で素材感の強い味。
温かいつけ汁だと、まろやかさが増す感じ。
落ち着くなぁ… ここのそばを食べると…

気取りや商売っ気のない、地元のおばちゃんによる素朴なそば。
とっても心優しく暖かい気持ちになれます。
都会の喧騒に疲れたら、ぜひご賞味を。


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【ひさびさ訪問】

秋深まる北杜市。
紅葉はやや盛りを過ぎてます。
気がついたら1年ぶりの訪問でした。

今まで冷たいそばばかり食べていたので、
初めて「山菜天ぷらそば(温)」(950円)を注文。

座敷の窓からは秋の日差しが差し込み、
外はのどかな農村の昼下がり。
とってもまったりした気分。

出て来たそばは、天ぷらが満載。
山菜にかぼちゃ、さつまいも、なす等の地モノ。
サッと火の通った野菜は新鮮でシャキッとして、うまい。
汁はやや濃いめ、そばに染み込む感じで、
田舎そばっぽいけど、何だかほのぼのとしてる。
ああ、ここの温かいそば、良い感じ… 優しいよ、この味。

もう10年以上、折に触れ訪れていますが、
全く変わらない店内、きれいに手入れされてます。

また北杜をドライブの際は伺います。


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【訪問コメント】

北杜市、清里方面にドライブ。
過去に何度も行ってますが、久しぶりに「北甲斐亭」さんに行ってみたので、コメントを…

場所ですが、車でないと行けない超、山里。
清里から国道141号を南下して、左に入ってひたすら山道をうねうね行く感じで、
地図を見ないと行けません。
ですので、お店にあったロードマップを写真でアップしておきました。

ここはおそらく自治体が村おこしでつくった施設ではないかと思う。
うねうね走ると山道が突然拓け、眼下には農村、という場所に、
平屋建ての木造の、きれいな建物。
蕎麦打ち体験施設とセットになっている。
駐車場は14台。随所に花が植えられていて、きれい。

店内は、広々していて、入ったところにテーブル席がいくつかあるが、
メインは入って左手の広い座敷。
家族連れやグループでゆったり座れる。
30人以上は座れる広さ、4人テーブルを主体に置いてある。

働いている方は、老若様々だかすべて女性。
この周辺の農村の方のよう…
ここの蕎麦粉は、この地域で作っているらしい。

メニューを見て、やはり一押しの「山菜天ざるそば」（1,100円）を注文。
ちなみに、デフォルトのもりそばは、700円です。

10分程度で登場！

アップした写真をご覧いただければ分かりますが、
とにかく天ぷらが、この値段としては凄いボリューム！
この近所で採れたと思われる葉っぱ類の天ぷらが5種も…
これ、山菜の臭みが全くなく、カラっと揚がっていて、すごくおいしい！
他は、ナス、かぼちゃ、さつまいも。
材料は決して高級ではないですが、土地で採れた食材を使っていて、新鮮。
でも、量が、とても多い！

そばは、いつもうまいなぁ、と思って感心して食べていたが、
最近、旨い蕎麦を食べつけた私、久々に食べてみると、
親しみやすい、フツーの蕎麦だなぁ…
コシはちょっと弱く、太さバラバラの、何とも家庭的な蕎麦。
でも、蕎麦の香りはするし、何だか、優しい味なんだよね…
決して、蕎麦の専門性を追求したものではないけれど…
田舎に帰ったら、近所の蕎麦好きのおばちゃんが、
おかえり！って、蕎麦を出してくれたっていう感じ。

しかし、特筆すべきはボリューム。
清里界隈に旅行orドライブに来ても、何だか高い割にいまいちなお店ばかり…
特に子供もいて、安上がりにお昼は済ませたいなーって思っている家族は結構いるはず。
ここは、もりそば自体、普通に男性でもまずまずの量で、
天ぷらが付くと、結構なボリューム感で、男性一人でもお腹いっぱい。
大盛もあるが、若い男性以外の方には、結構な量かも…
複数で行った時は、山菜天ざるそばを誰かがとって、シェアするのがお勧め。
ちなみに、山菜天ざるそばは、海苔が載って来るので、
海苔がいらない方は注文時に告げた方がいいです。

もう何年も経つのに、いつも素人っぽいお店ですが、
素材自体の良さは抜群！
何より、そこそこの値段でたくさん食べれて、それなりに味わいあり。
アットホームで、子連れ家族で行っても、一人で行っても、どんな時でも、
気兼ねなく、ゆったり料理を楽しめる。

ここのお店には、冷房がありません。
店内中、開け放たれた網戸のついた窓。入口すら、網戸がついてる。
木々に囲まれて、ちょっとひんやりした風が流れ込んでくる。

蕎麦の旨さと、田舎に帰ったようなアットホーム感を、
実にさりげなく、誰でも味わえて、とっても地域に貢献してる感じのお店。

観光地で高額なランチを食べることにバカバカしくなった時、
ぜひ、行ってみて下さい。

ちょっとですが、心、癒されます。