ひさご庵
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枯れてます。隠れ家的雰囲気も楽しみたい、ジミーマニアックな出雲蕎麦。
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ざる（大盛り）
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茹で上げ350gほど
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如何にもな田舎風情が漂う
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打ち立てで風味も中々
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出雲蕎麦としてはコシは弱め
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正に蕎麦オンリー
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中々の枯れ感
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民家の一角を改装した隠れ家的佇まい
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ミニミニ大作戦
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店舗基本情報
| 店名 |
ひさご庵（ヒサゴアン）
|
|---|---|
| ジャンル | そば |
|
予約・ お問い合わせ |
0836-65-2731 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
阿知須駅から501m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
|
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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何でまた、ジロヲタ君が唐突に蕎麦なのじゃ!?
全くのたまたま。運転中にふと道端に出雲そばの看板が流れ去った。日本三大蕎麦の一角であり、お隣島根県の銘品だと言うのに、県境を共有する山口県では、正調出雲そばを提供される蕎麦屋さんは極端に少ない。なので麺探検家としては見て見ぬ振りはできぬのだ。で、ラーメン屋への道はさっさと放棄してUターン。
2016年6月18日
幹線道路から奥まった民家の更に裏側。民家にへばり付いて隠れたがってる様な、余りにも目立たぬロケーション。正対して眺めれば、ファサードは確かに蕎麦屋風なんだが、そもそも道行く車の目には留まらんでしょう、これじゃ。暖簾をくぐって見ても、僅かな小上がりに極短のカウンターのみ。昼時にも関わらずまるでしんと静まり返った、民家の居間的なお店は相当にジミーマニアック。そこに、おもむろに女将さんが現れた「ざるの大盛りくらはい」
【ざる（大盛り）】750円
注文を受けてから後、女将さんによる蕎麦打ちが始まる。茹でて濯いで15分程。何時もの、二郎を待つ間の15分とは似て非なる、このマッタリした落ち着きのある間が何とも宜しい。オーダーを受けてその分だけを都度打つのも本物蕎麦屋の本流。ま、この静まり返り方だから、捌けるのを見越して打ち置きする訳にも行かぬだろうし、その都度打ちも必然の帰結なんだろう。肝心の蕎麦は、出雲蕎麦の定番とも言える割子（器の蕎麦に出汁を注ぐ）じゃなくて、普通のざる蕎麦を頼んだので出汁に蕎麦を浸す普通の喰い方で。蕎麦殻を剥かずに直挽きした一番粉と二番粉と、山芋を合わせて打った二八蕎麦は、ブツブツ黒点と浅黒い麺色が誠に出雲そばらしい野趣ある色味と香り。出雲蕎麦としては若干太めの麺切りで、しかもその後にかなりしっかりと揉まれているようで、強めに撚れた麺の食感も中々個性的である。好みを言えばもう一歩コシが欲しい所だが、出雲蕎麦本来の香りを取るならば、ここら辺りが落ち着き所なのだろう。出汁は少し甘めで可もなく不可もなく。しかしこのマニアックな仕上がりにして、並み盛り550円、大盛り750円の値付けは十分買える。
【まとめ】
このお店、恐らく一見客はあまりおられまい。この地味に隠れ家的な佇まいでは。メニューも昼間は完全に蕎麦オンリー。おまけにその都度打ちのちょっとマニアックな出雲蕎麦である。これってもしかしたらかなり通好みでシブいのだ。この蕎麦が口に合う方なら、ちょっとしためっけものの、人には教えたくないお店になるかも。で、そんなお店をここでレビュるのも如何なもんかと、ここまで書いといて感じてる私も如何なもんかと･･･