新緑も 衣纏えば 山の幸 : レストイン花笠

山形県の西川町にあるレストラン兼民宿です。テーブル席(7)、座敷席(8)があります。GoToEat食事券、PayPay等QRコード決済が使用可能です。新型コロナ対策として、アルコール消毒液、検温機が設置されています。

◼️頂いたメニュー
・天丼　¥990
・月山山菜そば　¥1250

2021.5
今は山菜が旬の季節でもあります。ならば向かうは西川町。家族と一緒に訪れたのは、レストイン花笠です。山菜を使用したメニューが多彩で、今日のお目当ては山菜山盛りの天丼です。

到着し、空いていた座敷席へと座ります。私は【天丼】、妻は【月山山菜そば】を注文しています。利用客の多くは、天丼か山菜そばを注文されている方が多く見られました。やはり、山菜シーズンですので、人気があるようです。

天丼は注文から１５分ほどで、月山山菜そばは、２５分ほどで配膳されました。


【天丼】
月山で採れた山菜盛りだくさんの緑色鮮やかな天丼です。中央に海老が一尾隠れていますが、ほぼ緑の山の山菜天丼となっています。山菜とひとくくりにされていますが、その種類は様々で、わらび、こごみ、たらの芽、うど、こしあぶらが、丼の上にそそり立っています。定番の茄子や舞茸もありました。

家族でシェアして頂きましたが、子供は、天ぷらよりもタレご飯が好きなようで、味の染みたご飯をモシャモシャと食べていました。

山菜の旨味を堪能できる地産ならではの天丼です。

見分けがついたものもあれば、わからないまま食べてしまったものもありましたが、山の幸を堪能することができました。油焼けした口内は、味噌汁と沢庵で整えたところ。


【月山山菜そば】
前回訪れた際は、秋だったので、山菜鍋と言うよりは茸鍋でしたが、今回は、わらび、こごみと山菜づくしです。ぐつぐつと煮え立ったところで、火を止めて、子供の器にも汁をよそいます。不揃いの蕎麦は冷たく、汁に浸すと温度も食べやすくなったもよう。子供もむしゃむしゃと口に掻き込んでいました。山菜の他に、鶏肉なども入っており、旨味ある汁も美味しく頂いています。

注文者が複数いる場合は、人数に合わせた鍋の大きさを変えて提供されているようでした。

ご馳走様でした。

山形県の西川町にあるレストラン兼民宿です。テーブル席(7)、座敷席(8)があります。PayPay、auPayなど使用可能です。

◼️頂いたメニュー
・月山山菜そば　¥1250

2020.11
秋晴れの中、青空の下、紅葉鮮やかな中、車を走らせます。目指したのは、西川町のレストイン花笠です。食欲の秋ということが頭に浮かべば、キノコが美味しい時期なので、西川町名物の「月山山菜そば」を求めて向かったのです。こちらは不定休でもあるので、事前に電話で確認してから向かっています。

山間の国道121号線を紅葉を目にしながら進んでいきます。本格的な冬の到来を前に、周辺では道路工事など工事関係者の姿が多く見られました。当店にも、作業服を身に着けた方が休まれている様子が見られました。

外からはわかりませんでしたが、扉を引いて中に入ると、奥行きもあり、座敷も広く多くの方が座れるくらいのスペースがありました。座敷へと上がり、テーブル席に座りました。注文は、最初から決まっていたので、席に座る前に、お店の方に注文しております。席に座った後に、水とコンロがセッティングされました。

10分ほどで熱々の鍋が運ばれてきて、コンロの上にセッティング。コンロに点火され、ぐつぐつと煮え立ち始めました。その後に蕎麦が運ばれております。


【月山山菜そば】
コンロ上で、ぐつぐつと煮え立つ鍋。その鍋の中にある沢山のキノコ。山菜は取り置きでも、キノコが今の主役です。山菜鍋と言うよりかはキノコ鍋でしょうね。名前もわからない無数のキノコが躍る中から、キノコ汁をお椀に掬い上げます。実に香ばしい良い香り。

甘く味付けされた熱々のキノコ汁に、そばを浸します。そば汁とは違った優しい味わいが、身体を芯から温めてくれるようです。そばの風味、そしてキノコ汁のうまさ、それぞれを堪能することができます。

具材のきのこは、なめこ、まいたけ、ぶなはりたけ、しめじ、ひらたけ、むきたけなど、まさにきのこづくしです。そこに柔らかい鶏肉も入っており、食欲を高めてくれます。今の時期の特徴として、緑の山菜自体は少なく、山菜鍋の定番とも言えるタケノコも、旬ではないとのことで使用していないとのことでした。（ご主人談）

こうしたことから、山菜鍋と言っても、それを頂く時期により、鍋を飾る食材は様々に変わるということですね。そうしたものが、山菜鍋の楽しみでもありますね。

山菜のお浸し、きのこの玉子和え、漬物も、美味しく頂きました。

鍋のものは、残さずぺろりと平らげました。薬味で、七味を振って頂くのも美味しかったでした。お腹も満たされました。

遠くの高い山は、白くなっています。もうすぐ、本格的な冬の到来となります。

ご馳走様でした。