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月山山菜そばのおもてなし
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月山山菜そば ¥1250
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山菜汁
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メニュー
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食堂内観
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syouwakan
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店舗基本情報
| 店名 |
変若水の湯つたや
|
|---|---|
| ジャンル | 旅館・民宿 |
|
予約・ お問い合わせ |
0237-75-2222 |
| 予約可否 | |
| 住所 | |
| 交通手段 |
①基本的には車 |
| 営業時間 | |
| 予算（口コミ集計） |
￥15,000～￥19,999
|
席・設備
| 駐車場 |
有 |
|---|---|
| 空間・設備 | 落ち着いた空間 |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
|---|---|
| 料理 | 野菜料理にこだわる |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 景色がきれい、一軒家レストラン |
| お子様連れ |
子供可 |
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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山形県の西川町の志津温泉にある温泉旅館です。
宿泊、入浴、食事を楽しむことができます。
■頂いたメニュー
・月山山菜そば ¥1250
2018.1
ふらりと訪れてみたのは、冬の山奥にある志津温泉です。ここにたどり着くまでに、道路脇には２メートル近くの雪壁が出来ていました。道路は除雪されており、車で向かう分には問題はありませんでしたが、今夜から天気が荒れるということでした。道路を進んでいくと開けた土地に温泉旅館が数件ありましたが、飲食店は見られませんでした。
せっかく来たのだからと、旅館をのぞいて聞いてみると、食事もできる旅館もあるようだったので、１軒目に聞いてみたところ、本日は都合でやっていないということでしたが、２軒目に電話で確認してみると、対応できるということでした。それが、つたやさんでした。
準備に少し時間がかかるとのことでしたが、すぐに向かうと、玄関口でおかみさんが顔を出してくれていました。外は、雪で覆われた世界ながら、ロビーはとても雰囲気ある暖かい空間で、見ていて飽きないような優しい装飾で彩られていました。吹き抜けにもなっており、とても解放感があります。料理の準備が出来るまで、しばしロビーを散策して待ちました。
しばらくして、係りの方が声をかけてくれて、食事処へ案内してくれました。中は広くテーブルと小上がり席になっており、落ち着ける空間でした。その中のテーブルの一つに【月山山菜そば】が用意されていました。
ＩＨヒーター上で温められている鍋にはたくさんの山菜が入っており、皿盛された不揃いの蕎麦も手作り感があります。係りの方より、お椀に汁をよそって蕎麦を入れて食べてくださいと説明がありました。とても美味しそうですが、広い食堂を私一人だけの貸切状態となり、かしこまってしまいます。
さっそくと、お椀に汁をよそい、湯気が立ち上る椀の中に、蕎麦を入れて頂きます。蕎麦の香りと、山菜独特の苦みを含んだ風味が鼻孔を通り抜けます。それでいて汁は甘く、山菜の少しの苦みと合わさり、とても美味しいのです。蕎麦は熱い汁で温かみを増して柔らかく食べやすくなっています。山菜汁がお鍋にたくさんあるので、蕎麦と一緒に山菜汁をそのまま頂いても十分に間に合います。
その山菜汁を、椀に口をつけて一飲みした時に、喉を通り胃に落ちるまでの熱さが直に伝わり、思わず顔をのけぞらせてしまいました。それほど気持ちよく喉を通り過ぎていきました。口をつけた時に熱いと感じさせない風味の味付けは、寒い時ほど、より内面的に感じることができるのでしょうね。
そうして熱々の山菜汁を何度も椀にもって、薄められることなく新鮮な味わいを最後まで保ったまま、蕎麦と一緒に頂きました。最後は、蕎麦を椀に入れた後から、汁を注いでいます。汁が少なくなり、煮え立つ鍋のヒーターを止めて、鍋の底に残った汁の最後の一滴まで、全てを椀に移して平らげました。これこそ、完食の極みです。
小鉢にあった茸の和え物は、とび茸とのことでそれも味わい深く美味しかったです。
そして、また感動したのは、お茶が急須ごと準備されていたことです。中にはほうじ茶が入っており、自分で好きなだけ手元で頂くことができます。道具も素敵で、私一人だけがいる空間だったからでしょうか、とても贅沢な時間を過ごすことが出来たような気がします。
ここまでのもてなしを受けて、おかみさんに美味しかったとお礼を言い、最後にお値段を聞いてお支払しました。値段も聞かずに、電話での口頭だけで、注文してしまったのもおかしな話です。
今回は都合よく準備して頂けましたが、調理に時間がかかるものもあるようなので、昼時に食事で訪れる際は、電話で確認してからお伺いするのが良いと思います。
また、今度は温泉と一緒に訪れてみたいと思いました。
ご馳走様でした。