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来迎寺在来【美登利の鴨せいろ】
山形県の大石田町にあるそば屋さんです。『大石田そば街道』の加盟店です。テーブル、小上がり、お座敷があります。
■頂いたメニュー
・美登利の鴨せいろ ¥1200
2019.2
大石田町のそばについて興味を持ち、今日は美登利さんへと訪れています。今日は晴天で、道路も良くスムーズに車で向かうことができました。暖簾をくぐり中へ入ると、お店の方より、テーブル席側へ案内されました。他のお客は帰ったところだったので、奥の小上がり席へと一人座りました。注文は看板メニューの【美登利の鴨せいろ】をお願いしました。
5分ほどで配膳されました。
【美登利の鴨せいろ】
鴨汁とそば汁の2種の汁が用意されており、せいろも2段重ねになっているボリュームある一品です。こちらのそばは、地元産『来迎寺在来』を使用しています。来迎寺在来は、挽くと香り高いのが特徴です。蕎麦湯を持ってきてくれた店主さんに聞いてみると、9割で提供されているとのことでした。
鴨汁には、ごろっとした厚みある鴨肉が3個も入っており、肉厚の身は弾力があり味も染みており美味しかったです。これほど贅沢に頂ける鴨肉はなかなかありませんね。2種ある汁に2つのせいろというと、それぞれの味をしっかり楽しめるのは嬉しいことです。最初は、温かいうちに鴨汁を堪能し、その後にそば汁で頂くと良いかもしれません。そば汁は、旨みあるしょっぱさで、さっぱりとして美味しかったです。わさびはツーンと鼻に抜けました。
帰り際にお店の方より、大石田のおそばについてお話を伺ってきました。3種ある地元産そばの使い所など、そばの産地ということもあり、それぞれのお店の特色も伺い知れることができました。
ご馳走様でした。
美登利の【そば定食】
山形県の大石田町にある蕎麦屋さんです。『大石田そば街道』の加盟店です。テーブル、小上がり席、お座敷があります。
◼️頂いたメニュー
・そば定食 ¥880
2018.8
昼食をどこでとろうかと、一人車を走らせている中で、車中にあった本『本当にうまいそばの名店 山形』をぱらぱらとめくり見つけたお店が今回向かった美登利(みどり)さんです。
中へと入り、空いていた小上がり席に座ります。メニューを眺めながら、おすすめはありますか?と聞いてみると、男性の方にはボリュームのある定食もおすすめです。と教えてもらったのが【そば定食】でした。天ぷらとご飯も付いているとのことだったので、それを注文することにしました。
【そば定食】
そばの器と天ぷら皿、玄米味付けご飯、小鉢には、ぺそら漬け、枝豆、鰊煮、煮かぼちゃが盛られています。そばの薬味はネギ、わさび、おろしと海苔、お好みで大根のしぼり汁も付いています。
まずはそばを頂きます。手打ちらしくコシがあり思ったより細めです。食べやすいそばです。そば汁は、しょっぱめで少し癖があるように感じました。大根汁を加えるとまろやかさと少しの苦みが加わります。お好みで調整しましょう。
天ぷらは揚げたてで温かいのに、衣が思いの外硬くてバリバリです。勢いよくかじると痛いことになるので、そば汁に浸けて柔らかくしたりすれば、味も染みて衣もばらけずに食べられるので良さそうです。あまりない食感の天ぷらでした。
玄米ご飯は、見た目がおこげみたいに色濃くて、表面がパリパリで、口に頬張るともくもくする食感です。口の中に玄米の香りが広がりました。
小鉢の尾花沢名産のぺそら漬けは自家製なのか、結構辛いです。鰊は鰊臭さがあります。好きな人にはたまらないですが、苦手な人もいるでしょう。かぼちゃ煮もそうですが、家庭の味といった印象です。
天ぷらも玄米ご飯もそうですが、オリジナリティを出そうと頑張っている店主さんのこだわりかもしれません。いろいろ付いてこの値段なら安く抑えているような気がします。
ご馳走様でした。
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syouwakan
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店名 |
おそば美登利
|
---|---|
ジャンル | そば |
予約・ お問い合わせ |
0237-35-2133 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
大石田駅から494m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
40席 |
---|---|
個室 |
有 (20~30人可) |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい |
サービス | 2時間半以上の宴会可 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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山形県の大石田町にある蕎麦屋さんです。テーブル席(4)、小上がり席(3)、お座敷があります。
◼️頂いたメニュー
・雪あかり(温) ¥1300
・自家製にしん煮 ¥430
2021.11
11月も終盤、一日を通して雨が降り続くと言うのも珍しく、そんな中での一人休日は何をしようかと考えた上で、午前中は映画、食事は大石田町にて蕎麦を食べに行ってみようかと。
雨が強く降る中、大石田町へと入ります。11月となったことで、特産の自然薯を使用したメニューが出回るというので、かねてより気になっていたこちらの自然薯を使用した看板メニューを頂くことに。
店内に入ると、そこそこお昼時はお客さんが入られていた様子。左手にはお座敷、右手にテーブルと小上がり席があり、お店の方に一人だと告げると「右手の席へ」とチャッチャと案内を受けました。こじんまりとしたテーブル席よりも、小上がり席が空いていたので、そちらへと座ります。温かいお茶を頂いたところで、自然薯を使用した【雪あかり】があるかと問うと、詳細なメニュー表をチャチャっと持って来てくれるとともに、お店の紹介がされている雑誌をパパパッと開いて渡してくれました。割と相手を見て、興味がありそうな客だなと思われたのでしょうか。
雑誌には、お店のおそばの紹介、もちろん【雪あかり】も写真付きで紹介されていました。純白ななかに浮かぶ黄卵が、さながら雪の中に灯された仄かな月明かりであるかのような写真を見て、ずっと気になっていました。また、雑誌には案内してくれたお店の方も名前付きで紹介されていたことに気づきます。実に、素早くチャッチャと仕事に取り掛かっておられます。
で【雪あかり】ですが、温かいパターンと冷たいパターンがあるとのこと。私が写真で見たのは、温かいパターンであることから、温かいのをお願いしました。ついでに、にしん煮も追加しております。
10分ほどでおそばが配膳されました。その後ににしん煮も運ばれてきております。
【雪あかり(温)】
本当に真っ白で純白なメレンゲのような自然薯とろろが器一杯に盛られており、これはテンション上がるわぁ。本当にきれい。それに添えるプルンプルンの卵黄、刻み海苔、ネギ、ワサビらが小鉢で用意されています。
ちなみに漬物ら季節の味の付け合わせは、別皿にて用意されていました。野菜の塩揉み、緑の和え物、そして郷土食の紫蘇巻きの3点盛。トレイからはみ出るほどのおもてなしは田舎の蕎麦処ならではのもの。
器に入った温かいおそば。見た目も汁に沈む様から美味しそう。
さて、これをどうやって食べたらいいのかと運んできてくれたお店の方に聞いてみると、蕎麦をとろろ器に浸けて食べても良いし、蕎麦の器にとろろをかけても良いのだと、食べ方は自由にどうぞとのこと。ただ、蕎麦の器に入れると時間と共に、とろろが沈殿してしまうという旨はありました。
私は、とにかく紹介写真にもあるような、きれいな雪あかりの写真を撮りたいという気持ちが先走っていたので、純白な白いとろろの上に薬味を乗せて、写真だけでも撮ってやろうとしたのです。この先走った行為が、間違いだったわけですが…。
初めに、ぷるんとした卵黄を蓮華ですくってとろろの中心に添えてみました。あとは、急いで海苔とネギで体裁を整えればバッチリだと思っていたのです。しかし何ということでしょう!見る間に卵黄がとろろの中に吸い込まれていき、あれよあれよと言う間に、卵黄はすっぽりと深く沈んで見えなくなってしまったわけで…。
あぁ・・・なんと愚かなことか。写真をよくよく見て見れば、雪あかりの写真の器は蕎麦の器。すなわち、蕎麦の上にとろろを流し込んだ上で、卵黄やら薬味を添えたものだったのです。卵黄がすっかり沈み込んでしまったとろろを呆然と眺めながら、それでも、なんとか卵黄を復活できないかと蓮華ですくいあげてみたものの、その姿はもはや朧月。卵黄の重力侮ることなかれ。
さて、こうなってしまったものはしょうがない。気を取り直して頂くことにしましょう。
温かいそばを器からすくいあげて、とろろの上へと落とす。そこは重力では沈んでいかないので、箸でとろろを十分に絡ませてマジュマジュ。とろろ絡みの蕎麦がとんでもない状況に。それを、口へと運びすすれば「ジュボボボボボボ!」と、ものすごい音が出てしまう。うわ、めっちゃ恥ずい。
周囲の目を気にしつつ、シャムシャムと音を立てないようにして蕎麦を掻き込もうとする姿はもはや、蕎麦をすするという食べ方にあらず。私はいったい何を食べているんだろうと、思わず考えてしまったところ。
しかし、驚くべきは、これほどの音が出るほどに絡む自然薯とろろのたっぷり感。こんな贅沢な食べ方が出来るってなかなかないのでは。蕎麦をすする際のバキューム音は凄まじいものの口内を満たしてくれるとろろの充足感はたまらないもの。とにかく滑らかで美味。生臭さとか加味された味付けとかなく、まさに純白な栄養の宝庫。これは健康になりますわ。これ毎日食べてたら元気になれそうですわ。
雪あかりを上手に作れなかったのは残念ではあるものの、満足のひと時。最後は、とろろを蕎麦の器へと入れてみた。とろろが汁の底に沈殿するとかと言われたものの、これがなかなかに落ちていかない。もう器の表面をしっかりと蓋をしてくれてる。意図してかき混ぜない限りは、普通に蕎麦をすくいあげても大丈夫な感じ。今度食べる機会があれば、最初から蕎麦の上にとろろを乗せてみようかと。
もう、栄養価の高い自然薯とろろを残したくなかったので、汁も全て完飲。食べきって、お腹も一杯。
【自家製にしん煮】
一品のにしん煮も、とても丁寧に味付けされ盛り付けられています。ここまで味付けにこだわりがあるのも珍しいところ。椎茸やネギと一緒に煮込まれており、良い味を出していました。身はやや硬めで、にしんの良き味わいが出ており美味なところ。思わず煮汁も平らげてしまいました。
実に、満足した自然薯そばの雪あかりでした。
今度は、良き写真が撮れるように、またチャレンジしてみたいと思いました。
ご馳走様でした。