ナイフ持ち 箸で押さえて 海老を断つ【巨大海老天ざる】 : 明烏

山形県の東根市にある蕎麦屋さんです。カウンター席、テーブル席、座敷席があります。水、蕎麦茶はセルフです。 PayPay等の電子マネーが使えます。

◼️頂いたメニュー
・巨大海老天ざる（10割そば）　¥2100

2020.10
雨の昼時、新蕎麦の季節に蕎麦巡り。本日訪れたのは、明烏（あけがらす）さんです。こちらは、前々から知っていますが、何と言ってもデカデカと看板に掲げられている通りの看板メニュー【巨大海老天ざる】がずっと気になっていました。前回、お店を訪れた際には、その頭一つ抜けた設定価格を見て諦めてしまいました。看板メニューからして、当店はお高い蕎麦屋さんなのではというイメージを持たれがちですが、実際には、リーズナブルなセットものもあるので安心です。

中へ入ると、お店の方の案内にて、カウンターでもテーブルでも好きなところへどうぞとのことを受け、落ち着けるテーブル席へと座りました。注文するものは決まっています。そう、遂に挑戦する時が来たのです。【巨大海老天ざる】を！更に、限定20食とされていた十割そば（＋100円）にてお願いしています。(通常は、でわかおり二八)

注文から5分程度で配膳されました。巨大な割に早いぞ！


【巨大海老天ざる（10割そば）】
おっきぃ！エビがおっきぃ！
思っていた以上の大きさの巨大海老天を目の前にして、子供のように目をまん丸くしてテンション爆上がりです。海老天用に、なんかナイフ付いているし！海老天にナイフ！ブフー！フォークはー？

何かもう、海老が主役で蕎麦がおまけみたいな立ち位置となっており、せっかくの10割そばを前にして、関心はもはや巨大海老天に集中しています。

一通り写真パシャパシャしたところで、ようやくと箸を割りましたが、巨大海老天に手をつけるのは、まだ先に延ばしたいところです。

さて、まずは10割そばを頂きましょう。ざるは2段重ねの重箱にてそばが盛られています。細打ちの色黒いそばで、箸でつまんで汁に浸して頂きます。しっかりと冷たく、さっぱりとして、コシもあります。新蕎麦ということもあり、気持ち的にもとても美味しく感じられました。薬味は、ネギとワサビが付いており、出汁の効いた汁も丁度良く、しょっぱ過ぎず後味よろしく飽きません。そばにワサビを添えて一緒に頂いても、ワサビの辛さが気になることもなく、美味しく頂きました。

さて、いよいよ天ぷら皿へと移ります。天ぷらは、ピーマン、茄子、さつま芋とあります。主役を頂く前の前座として、それらを軽く汁に浸し頂きます。ホクホクとして美味しかったです。

そして遂に巨大海老天の登場となりました。天ざるに添えられた一本のナイフが、きらりと光ります。ですが、これを使うのは、まだ先のこと。まずは、箸でつまんでリフトオフ！先日目にした天使の海老天も大きかったのですが、これはそれ以上の大きさです。箸に重量感を感じるとともに、掲げた海老天がプルプルと折れそうになっているので、細心の注意を払って掲げ上げます。その巨大さを堪能した後は、遂に実食です。

巨大なものを見ると、男という者は無謀でもかぶりつきたくなる衝動に駆られるのです。子供が、マンガのような骨付き肉を目の前にして、かぶり付かないわけはないでしょう。それと同じく、私も箸でつまんだ海老の先端にかじりつきました。先端は衣が多かったですが、それでも巨大海老を味わうには十分です。一口、二口とかじったところで、いったん皿へと戻します。

右手にはナイフを持ち、横たわる海老に、その切っ先を入れるのです。海老が逃げるのを押さえるのにフォークが欲しい！ですが、ここは『お蕎麦スタイル』使えるものは箸、妥協してこそのナイフ。フォークは邪道。割り箸で押さえつつ、巨大海老天を一口大にカットしていきます。

それを箸でつまみ、軽く汁に浸して口へと運びます。まさに口いっぱいの海老天。海老だけで口いっぱい。これぞ贅沢極まるところですね。大きな海老でしたが、硬めの尻尾の先まで全て平らげました。このサイズは無理して尻尾まで食べる必要はないのですが、食べきるのも男の嗜みです。ちなみに、この海老は何かとお店の人に聞いてみたら、良く聞く名前の「ブラックタイガー」とのこと。

そばも全てきれいに平らげ、残ったわさびも、さつま芋の天ぷらにのせるなどして全部食しました。割合美味しかったです。

全てを残さずきれいに完食です。

ご馳走様でした。

山形県の東根市にある蕎麦屋さんです。
分煙対応されており、カウンター席、テーブル席、お座敷があります。

■頂いたメニュー
・肉そば＋まかない丼セット　¥950

2017.11

「巨大えび天ざる」と書かれた大きな看板が、店の前を通る度に気になっていました。そして、この度、昼食で訪れることができました。店の前の駐車スペースだけでは駐車が大変かなと思っていましたが、道路向かいにも駐車場がありました。同名の居酒屋さんの店舗もあり、そちらは夜の営業で開くのでしょうか。

中に入ると、目が合ったお兄さんから「喫煙ですか？禁煙ですか？」
と、率直に問われ「・・禁煙で」と答えると、ではこちらへと、左手のテーブル席の方を指し示してくれました。

奥のテーブル席に座りメニューを見ると、蕎麦だけではなく、ラーメン、定食、御飯ものとメニューが豊富で意外でした。この店は、蕎麦が主体なのかと思っていました。ここは看板メニューの巨大えび天ざるを注文するべきだったのでしょうが、今日は少し脂っこいものは控えようかと思い、さっぱりとした肉そばを選択しました。

と、ここで目に留まったのは、平日昼限定セットの紹介でした。単品だけでも十分なのですが、何かと気になってしまうと、余計ではあっても注文してしまうのが私の悪い癖です。結局、肉そばにプラスして、まかない丼をつけてもらうことにしました。セットで合わせて950円です。

ほどなくして、肉そばとまかない丼がのった御膳が配膳されました。肉そばは、透明感のあるスープの中に薄色の平べったい蕎麦が見えました。まずはれんげでスープを頂くと、あっさりとした口当たりで冷たく口当たりが良いです。蕎麦を頂くと、思っていたよりコシが強く、歯ごたえを感じられました。鶏肉も親鳥を使用しているのか、十分な噛み応えがありました。最後のスープまで美味しく完食しております。

そして、セットのまかない丼ですが、私はメニューを選ぶ際に、脂っこいものは控えようと考えていたはずなのですが、このまかない丼は、御飯の上に、たっぷりと天かすが敷き詰められた上に、温泉卵が乗っており、そこに天丼用の甘いタレがかけられたものです。これは実に私好みこの上ないものなのですが、今の私にとっては、胃にもたれること、この上ないものとなっていました。最近、本当にお腹がやばいんじゃないかと不安になっており、食欲を自制する気持ちも持っていたのですが、早くも頓挫してしまったところです。

全てを平らげ、お腹一杯になりました。

また、あとで気づいたのですが、限定数の手打麺もあるようです。気づいていれば注文していたのですが、残念！

ご馳走様です。