4回目の利用 : 游水亭 いさごや

コロナ第6波感染拡大により、当初は2月中旬に利用を予定していたものが5月末まで延びてしまいました。
今回は県民割が利用できたので、通常価格から1人5000円引きと2000円のクーポン券が付き、約半額の価格で利用ができました。
毎回のことですが、料理、サービス、設備等申し分ありませんでした。

2021年の夏も終わりの時期に、三回目の利用をしました。
前回までは、コロナ感染防止の観点から、自家用車は各自で移動していましたが、今回は鍵を預けて係の人が移動してくれました。
今ではどこの宿泊施設でもお決まり事となっていますが、入り口で検温を行って、チェックインの流れになります。
その後、ラウンジで抹茶のウェルカムサービスを受けて、客室へ案内されました。
抹茶のサービスは格別であり、高級旅館を漂わせています。
今回の客室は、角部屋の和風デラックス12.5畳でした。もちろん、オーシャンビューです。接客係の方の話では、今年はお盆時期に気温が下がった影響でクラゲが発生して、海水浴は早めに終わってしまったそうです。現在では、サーフィンを楽しむ人達で賑わっているそうです。ここの湯野浜は、サーフィン発祥の地であります。
夕食時間まで、温泉を楽しみました。本日は、海を眺められる方が婦人で、海が見えない方が殿方になっていました。今回は温泉の温度管理が良く、逆に熱く感じて、長湯ができませんでした。
さて、お待ちかねの夕食タイムです。今回は、2階にある個室宴会場でした。
献立を見ると、なんと、今回は鮑の踊り焼き（客前料理）と書いてあるじゃないですか！
給仕の方がやってくると、献立の説明と飲み物のオーダーを取りにやって来て、「鮑の踊り焼きは、後ほど、板前がこちらにお邪魔して調理致します」と言いました。
毎回のことですが、どの料理もおいしく、文句の言いようがありません。先付けから、鰆の焼き物を食べ終えた頃に、板前の方がやって来て、鮑の踊り焼きの客前料理が始まりました。
板前の方の話では、「この鮑は10年くらい育てたものです。調理場の水槽には、鮑がたくさんいます。まだ8月ですが、鰆は秋の食材なので、ちょっと早いのではないかと思っています」などと言われていました。鮑が程よく焼きあがると、板前の方が、「温かいうちに、バターをのせて召し上がってください」と言うので、早速、鮑をカットし、バターをのせて食べました。鮑はなんて、そうそう食べられる代物ではありませんから、絶品でした！
この後、海鮮しゃぶしゃぶにデザートが運ばれて、夕食が終了しました。今回も苦しいくらいに食べてしまいました。
何度来ても良く、リピーターが多いということにも納得できる満足度でした。

本来ならば、この日は成人の日の三連休の中日で、満室御礼ともいえる状態かと思いました。
　しかし、2020年末に、急遽、政府が東京を中心に、ＧＯＴＯトラベルの一時停止及び、2021年年明けに緊急事態宣言を発出したことにより、年末からキャンセルが相次ぎ、平日の閑散期に近い客の入り具合でした。
　昨年8月下旬の初来訪から半年余りでの2度目の来訪ともあってのことのなのか、入り口で出迎えてくれた仲居さんらからは、「いつもご利用いただいてありがとうございます」と、常連客扱いされました。
　チャックイン後、ラウンジにて、ウェルカムドリンクの抹茶サービスを受けました。数日前からの警報級の寒波到来で、風が強い湯野浜温泉周辺では、冬でも雪が積もることはほとんどないのですが、雪が積もっていました。これはなかなか見られない光景でした。
　お客が少ない影響なのか、昨年8月に来た時よりも広い、12畳のデラックス和室へ案内されました。
　冬という季節柄、客室から夕陽を見ることはできませんでした。これは、非常に残念なことです。
　夕食前に、温泉へ入りました。今回も、吟水の湯は男性、月水の湯は女性でありました。17：30ぐらいに行ったので、貸し切りで入れました。コロナ禍ともあって、他人を気を使うこともなく、ゆっくりと入れました。
　夕食は、茶寮月岡というダイニングルームを指定されました。ダイニングルームの入り口やテーブルには、館主さんが集められた、北大路人魯山人ギャラリーと称されるコレクションが展示されておりました。
　お品書きを見ると、庄内浜の旬ともいえる寒鱈のどんがら汁や蟹すき鍋などが書かれており、前回よりもグレードアップしておりました。
　お造りも、刺身が厚めにカットされていて、食べ応えがありました。
　どの料理も大変おいしかったのですが、その中でも白米がとてもおいしく、自宅の炊飯機で炊いたご飯とは全く違う味でした。
　ＧＯＴＯトラベル停止期間中で、客が少なかった分、安全に楽しむことができました。
　出来ることならば、春夏秋冬と、年4回利用したいと思いました。

　本来ならば、２０２０年の夏は７月に東京五輪が開催される予定でしたが、１月に発生した中国での新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、東京五輪は２０２１年７月へ一年間延期され、春以降は緊急事態宣言により、不急不要な県外移動の自粛を余儀なくされ、旅行ができない日々が続いていました。
　７月の四連休から、政府による観光振興策のＧＯＴＯトラベルキャンペーンが始まり、訪れた８月29日はＧＯＴＯと8月最後の週末ともあって、コロナ禍でも満室でした。
　旅館入り口に着くと、従業員からコロナウイルス感染対策のお願いの用紙を渡され、「只今チェックインが大変込み合っているので、呼びに来るまで車で待機していてください。順番にフロントと駐車場へ案内します」と言われ、コロナ前は従業員によるマイカーのバレーサービスをしていたが、今はそれができなくなっていました。
　旅館へ入ると消毒と検温を行い、フロントでチェックイン後、ラウンジで抹茶のサービスを受けました。このようなサービスを行う旅館が少ない中、抹茶のサービスはポイントがかなり高いです。
　客室へ案内され、客室内の設備と非常口の場所を説明され、ここでもお茶のサービスを受けました。（抹茶ではなく、緑茶でしたが）
　客室はオーシャンビューの角部屋で、日の入りの時間である18時過ぎはかなりの展望が期待できそうです。
　夕食と日の出前に温泉へ入りました。温泉は4階にあり、男女入れ替え制でした。たまたま、温泉から海が眺められる吟水の湯の時間でした。やや広めの大浴場と狭い半露天風呂がありました。温泉は無色透明でしたが良いお湯でした。夕陽が落ちていくのを見ることができました。
　夕食は隣の客室を指定されました。オーシャンビューの部屋ではありませんでした。
　皆アルコールが飲めないことを伝えると、仲居さんは食前酒のカクテルをジュースに代えてくれました。噂通り、接客サービスは良いです。
　夕食は庄内浜会席で、食事前からセットされていた料理を見ると、結構ボリュームがありました。お造りの器も個性的、高級感があり、目で楽しみ、口・舌で味わう料理です。
　残念ながら、プランの料金では鮑料理は出てきませんでしたが、地魚をふんだんに取り入れ、どの料理もおいしかったです。特に、アサリの炊き込みご飯が絶品で、アサリの臭みがなく、箸が進みました。
　湯野浜温泉では人気が高い温泉旅館です。