再訪した甲斐がありました : 麺屋酒田inみなと

　いきなり酒田に来ました。
お目当てはこちら。早いもので前回訪問から６年の月日が。
　到着は７時少し過ぎ。店内は３分の１ほどの入りです。
オーダーは前回同様、こちらにおけるスタンダードなラーメンの普通盛り。
前回は小もりでしたが・・。

　お店の雰囲気は以前と変わらず何となくバラック的ではありますが、
6年前と変わった印象が無いという事は、随分ときれいに使われているのでしょう。
　券売機で食券を買ってカウンターへ。
出来上がったらチャイムが鳴るのでセルフで取りに行き、食べ終わったら下げ棚に返すセルフ方式も以前のまま。

　さて、チャイムが鳴りましたので受け取ってきましょうね。
再開したそれは・・・、
　でっかい海苔をめくってみれば分厚いチャーシューが整列してます。
まずはそのままのスープを頂いてみましょう。

　カドの無い優しい味ですね。朝からでも十分受付可能な仕上がり。
そして、レンゲにタップリと乗った背脂を溶かせば・・・、
やさしい甘さと深みが広がります。
　気を衒ったところはないけれど、素直な、飽きの来ない、そして客層を選ばない見事な完成形だと思います。
　独特な太縮れ麺は、ほんの少しだけ固茹でで食感を楽しめます。
分厚いチャーシュ、シッカリ塩抜きされたメンマ、大判振舞いの海苔。
　これで￥５００は文句言いようがないです。

　食べているとバラバラと大粒の雨音が・・・。

ごちそうさまでした（２０１９．０６．０１）

　今回の酒田行き最大の目的、実はこちらを訪問することにありました。
こちらはマイレビュアーPositionさまのレビューを拝見して知る事ができたのですが、
他の方の口コミも拝見するに、地元山形の有力なレビュアーさまが多数訪問されて
おられる事からも、山形県のラーメンを語る上で外せないお店ではないかと感じました。

　しかし、いざ訪問するにあたっての難関はズバリ駐車場！。
これは前日確認に参りました。
　さすれば何と１２台も停められるご立派な駐車場が完備されているではありませんか！。
場所的には私のUPした画像をご覧いただければお分かりになるかと思いますが、
お店のちょい西側のＴ字路を左折したところになります。
　この場所をナビに叩き込み、宿泊場所へ向かって翌朝に備えます。

　さて、実際の訪問は市場も落ち着いたであろう時刻の８：００。通勤ラッシュが
始まる直前にお店へと向かえば道路はガラガラ。
　そしてお店の方は小上がりが１卓空いているというベストな状況。

　そして、ついに、ついに、私は・・・実物とご対面！。

ラーメン（小）￥３００！のポップがそこにありました。

　で、オーダーはと言えばそのラーメン（小）￥３００と塩ラーメン、こちらは
普通盛で￥６００になります。合計、２人で￥９００ですね。
　安さの秘密の一つはセルフにあると思われます。配膳口まではお兄さんが出してくれますが、
後は自分で席に持っていく、食べ終われば食器を返す。
　この方式のためお兄さん一人でお店を回せるんですね。そして驚愕の低価格を
実現できる一助となっているのではないでしょうか。

　しかし、残念ながら安ければ全てが許されるほど世の中は甘くないので、
お味を楽しみに待っていれば、ラーメンは速攻で出てきますね。

「ラーメン（小）」　→　これ、小？。量的には決して少なくないですよ。
この位の量を普通盛としているラーメン屋さんも多く知っています。

　そして、でっかい海苔を避けて見れば、またまたデッカいチャーシューが、
それも２枚。ずど〰ん！。
　そしてレンゲには背脂がどっかり乗ってます（笑）。この背油を小皿に
移してスープを頂けば・・・美味いじゃん！！。

　動物系と思しき出汁がバッチリ効き、醤油が香るスープはご立派です。
確かにもっと凝ったスープも知ってはいるのですが、この価格でこれ以上のもの、
私は残念ながら未だ巡り会えていません。

　麺は太くて縮れてますね。こりゃ、若干うどんっぽいですが食感は良いです。
素晴らしい１杯を頂きました。
　CPは私の食ベログ史上№１です。

「塩ラーメン」　→　小盛の量を知ってしまったので普通盛りが怖い！。
　出てきました。丼から溢れんばかりのラーメン、そしてチャーシューが
盛り上がってます（爆）。

　スープは・・・朝一番の「ばんない」のような味ですね。
いや、それ以上にスッキリしてるかな？、十分美味いです。
　それ程良い「塩」は使えない筈の価格ですが、「塩」のカドは見事にベースで
カバーされています。このままでも十分美味いんですが・・・。

　そこへ辛子味噌を投入すれば、うへへへへ〰と声が出そうな美味さ、
背油もバンバン入れてファンタスティックです。
　もう興奮して何が何だかわからん、美味い！。

　CP云々を語るなら、是非こちらのラーメンを食べてからに・・・
なんて言いたくなる程の満足感でした。最高！
　
　ある意味、幸楽園の￥２９０（税込￥３０４）の中華そば、ある意味究極の１杯だと
思っていますが、もう一つの究極を、ここ酒田に見ました。
(2013.08.26)

ごちそうさまでした。