基本の味も素晴らしい : 塩結び

　３年近く振りの再訪となりました。
実は少し前に再訪を試みたことがあったのですが、その時は、土日祝が休業の
期間にあたってしまったので。

　で、今日は何曜日って？、土曜日であります。
そう、店内掲示も撮影してきましたが、土日祝の営業が再開されたました♪。

　時刻は１３時過ぎ。ピークを過ぎたようで店内、駐車場にも十分な空きが。
早速入店。
　さすれば以前訪問した際に座った懐かしい席が空いてるじゃないですか！。
早速同じ場所へ座らせていただきます。いいなぁ、こういうの。
　前回は鯛中華等、手の込んだメニューを頂いたので、今回は基本の味を頂いてみましょうね。

「中華そば（塩）」
　こちら、店名が示すように塩に自信がおありのようでメニューのトップに塩が来てます。
まずはスープ。
　突出する寸前で止められた絶妙な塩加減。素晴らしいです。
ベースには実に色々な素材が使われている事が想像できますし、便利な手法も
併用されてるような片鱗も感じられるものの、最終的なバランスは、深いところに
ピントが合っているように感じられます。素直に美味いです。

　麺は米沢風の細縮れ麺ですが、多加水系ながら見事なエッジ感、時間が経っても
伸び感が薄いそれには茹での確かさが感じられます。

「中華そば（醤油）」
　こちらも店名に「塩」が冠せられた事から感じられるように、見事な塩醤油味。
いえ、私のレビューに良くある誤字ではないですよ、塩醤油。

　ご存知のように、醤油ラーメンを称するスープは、醤油以外に塩が結構入っている
場合が多いのですが、こちらはその傾向がより強く感じられ、それも塩が厳選されて
いるようで、味の輪郭が強調された醤油ラーメンとも言うべき印象を感じます。

　例えて言えば、今は無き「山岸屋」的な味でしょうかね。そう考えてみれば
でっかい一枚チャーシューからもそれが思い出されます。
　中々無いですね。こういうの。麺の印象が良いのは塩同様であります。

　あまり人口密度が高いとは言えないこのエリアですが、すがい、志づ美、かわにし食堂、等、
強力な競合店が多い、即ち生存競争が厳しいこのエリアで、
しっかりご自分の地位を築かれたようですね。

　ごちそうさまでした（2018.09.22）

　最近マイレビ様達が頻繁に訪問されているのでとても気になっていたお店です。　
場所自体は地図を見て直ぐに思い当りました。暫く空いていた店舗ですよね。
　ナビに頼る事も無く、アルカディア経由で通い慣れた県道１号をひた走れば
アッという間に到着。

　駐車場も広く、リフォームしたての綺麗なお店がお出迎え。
こちら、開店時刻は１０：００というのも半端な時間帯にハラが減る我々には有り難い
お店であります・・が、この開店時刻は夜の営業開始に伴って、１０：３０に変更と
なるようですから、今後は要確認かと。

　さて、入店すれば、この方ですね。美人の女将さん♡。
確かに！。しかし個人的には「美人＝冷たい」と言う先入観が有るのですが、いえ、
正確には「美人には冷たくされた経験しかない・・」のが本音ではありますが、
こちらの美人女将さんは違いますよ。

　「写真撮っていいですか？」と尋ねれば満面の笑みで
「えっ！、ありがとうございます♪」と。こうじゃなくっちゃね。
　私の中で「撮影快諾」は自動的に「仕事に自信が有る」に直結します。

　さて、メニューを拝見して塩系をお願いしようかと思っていると、限定１５食の吹き出しに
目が釘付け。こうなったら２杯とも限定で行ってみましょう〜。
　その旨を伝えればまたまた女将さん満面の笑みで「ありがとうございま〜す♪」。
この店は繁盛すると、食べる前から既に思ってしまいます。

　さて実食ですよ。

「鯛中華」　→　鯛出汁は福島市内でも頂いたことが有りますので何となく想像つきますが、
こちらのは鯛の身までトッピングされているのが大きな特徴かと。
　メニューにも「鯛を丸々一匹食べるような満足感」と有りますので益々期待が膨らみます。

　で、スープ。成程、確かに特有の匂いはありますね。私はこういうの好みなのですが、
好まない方のためにしっかり薬味も要視されているのは流石。
　試みに生姜を入れてみればまるでスイッチＯＦＦしたような潔さで臭いは消えますから、
確かに１杯で２度楽しめる味と言えますね。

　麺の方ですが、細麺ながらしっかりした食感はこのスープにピッタリかと。勿論、鯛の身も
美味しく頂けますし、中々巡り会えないユニークなラーメンだと思います。

「鶏白湯」　→　普段は好んで白湯を食べない我々ですが、こちらも「限定」に魅せられての
オーダーです。即ち、あまり期待はしてなかったんですよ。

　しか〜し、白濁したスープを一口頂けば、まるで体ごと包み込まれそうな優しい仕上がりに
溜息が出るほど。
　これは凄いですね。あまり経験は無いのですが、今迄に頂いた白湯の中ではダントツの
美味さに思えます。
　そして添えられている「生クリーム」に関しても最初は？？？だったのですが、
試みに入れてみれば・・こりゃ、化けますね。

　先入観にとらわれず、美味さが追求された一杯かと。
こちらは太麺ですが、スープとの相性はこれまた素晴らしい。

　まだ、基本と思われる「塩」は頂いていないので後々言う事は変わるかもしれませんが、
今日のところは「先入観に捕らわれず、直感的な美味さを追求するお店」と申し上げておきます。

　実はこの辺り、人口に対するラーメン店が結構多いように思えますし、そのお店も強豪揃い。
入店前は「大丈夫かなぁ？？」と微かな危惧感もあったのですが、この様子では
十分活躍が期待できそうです。　　

　ごちそうさまでした。きっとまた来ると思いますが、既にラーメンウォーカーに載っている
筈ですから、次回は長蛇の列を覚悟しなければならないかも・・。

ごちそうさまでした。（２０１５．１１．１１）